2023-01-01から1年間の記事一覧

「あまりにも勉学に向かない現代、学校のアカデミズム」~権威や権力がなくなることへの期待と不安⑤

それにしてもなんと勉学に向かない現代か。 すべきことは増えているのに、誘惑はあまりにも多い。 そんな時代にあって、どう子どもを引き戻すことができるのか、 家庭にできることと学校にできること。 という話。(写真:フォトAC) 【あまりにも勉学に向か…

「子どもたちは弱く、勉学は苦しい、だから・・・」~権威や権力がなくなることへの期待と不安④

かつて学校において、校長は呆れるほど尊重されていた。 もはやそんな時代ではないが、校長が“普通の人”いいのだろうか? 時には面白くもない勉強をしなくてはならない学校。 子どもは誉めるだけで育って行けるものだろうか? という話。(写真:フォトAC) …

「校長は神輿、ボーっとして雲の上にいるのがちょうどいい」~権威や権力がなくなることへの期待と不安③

行政はよく「校長のリーダーシップを」などと言うが、 校長に先を歩かれては、現場はかなわない。 やることなすこと必ず成功するとは限らないからだ。 校長は神輿、ボーっとして雲の上にいるのがちょうどいい。 という話。(写真:フォトAC) 【とんでもない…

「メディアは人間に期待しすぎている」~権威や権力がなくなることへの期待と不安②

マスメディアは権威や権力を嫌う。 嫌うあまりに無定見に反権力を支持したり、 あまりに高い見識を人間に求めたりする。 メディアは人間に期待しすぎているのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【マスメディアはあまりにも無自覚だ】 マスコミは常に権威と…

「かくてパンドラの箱は開かれ、ジャニーは戦場に行った」~権威がなくなることへの期待と不安①

広島でG7の首脳会議の開かれた先週、 芸能界は二つの問題で大混乱だった。 ジャニーズ事務所のセクハラ疑惑、市川猿之助一家心中(?)事件。 しかしこの二つ、見かけはまったく同じじゃないか。 という話。(写真:フォトAC) 【両極端に忙しかった先週】 …

「それでも結局わからないアフリカ諸国と中国」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界⑦

3年間、世界の感染状況を見てきて、しかし分からないことも多い。 誰も説明してくれないが、 アフリカ諸国は、なぜああも感染者が少なかったのか、 中国では、実際になにが起こっていたのか。 という話。(写真:フォトAC) 【世界は案外いい加減なんだ】 …

「私たちのガバナビリティ:誰にも迷惑をかけたくないという信念」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界⑥

マスクも自粛も、他人の目に強制されてやったものではない。 それが私たち日本人のガバナビリティだからだ。 その力によって8度、感染拡大を抑えた。 しかしウイルスは、まだ感染の余地があると言っているようだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ガバナビ…

「日本が危機を乗り越えた四つの要素」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界⑤

欧米に比べて極端に少ない感染者数、死亡者数。 そこから日本人の中に眠る「ファクターX」が想定された。 オミクロンによる大規模感染でその可能性は消えたが、 日本には他にない、特殊な事情があったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ファクターXと…

「旧コロナ防疫優等生国:優等生だったことには意味がある」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界④

結局ほとんどの国々が爆発的感染を防げなかった、 だとしたらコロナ防疫に意味はなかったのか――、 いやそうではない。初期の防疫優等生国は、 最終的な死者数で、極端に少なかったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【旧コロナ防疫優等生国:優等生だった…

「初心だった:韓国が感染爆発を防げなかった理由」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界③

2022年春、日本を含むアジア・オセアニアがオミクロン株に苦しんでいる際中、 欧米諸国は脱コロナを始めようとしていた。 何故そんなことができたのか。 ”K防疫”の韓国はなぜ感染爆発を防げなかったのか。 という話。(写真:フォトAC) 【かつての防疫…

「2022年春、コロナ防疫優等生国の破滅」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界②

欧米が壊滅的な被害を被っていたころ、 東アジアやオセアニアに、感染を低く抑える優等生国があった。 あの国々はどうなったのか? 実は2022年の春に、一斉になくなってしまったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【あのコロナ防疫優等生国はどうなっ…

「専門家たちは今日の教員不足に10年後の成果を語る」~キース・アウトを更新しました

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「コロナ忘却が進む前に」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界①

新型コロナの全数把握が終わり、日々の様子が見えなくなった。 第9波が始まっているかもしれないというのに。 しかしそれも仕方ないだろう、いつか通らねばならない関門だ。 ただし何もなかったかのように、このままただ行き過ぎてはいけない。 という話。…

「大人が使う“しょうがない”、子どもが言うべき“はい、わかりました”“がんばります”」~ラミレス元監督、日本での成功の秘訣を語る②

ラミレスが言う、日本で成功するための三つのこと、 「ショウガナイ」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」 最初のひとつは大人が、あとの二つは子どもが使うべき言葉だ。 それは学びの場に絶対必要な三つの原理なのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【…

「“ショウガナイ”シチュエーション、ハイ!ワカリマシタ、ガンバリマス」~ラミレス元監督、日本での成功の秘訣を語る①

元DeNA監督のラミレスは言う、 日本で成功するためには、三つのことに適応する必要がある。 「ショウガナイ」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」 しかしこれは日本人にも当てはまることなのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ラミちゃん、日本での成…

「プロが本気になれば子育てはうまい」~教師が学校から家庭に軸足を移した日

三年ぶりに娘の家族が長逗留して、私はじっくり観察できた。 昭和の教師に比べて、今の教師はしっかりと家庭の面倒も見るし、 プロがその気になれば子育てはうまい。 それに引き換え、世の中には何も観てもらえない子もいるのだ。 という話。(写真:フォトA…

「お前が無能だから”教員の働き方改革”が進まないと言い続けたら財務省がキレた」~キース・アウトを更新しました

kieth-out.hatenablog.jp

「受け皿がないまま、部活動が終焉に向かおうとしている」~先生たちの気持ちも、もうずいぶんと冷めた

部活動の地域移行がいよいよ本格化して、 部活に向かう教師たちの思いもいよいよ冷めてきた。 しかしそれにもかかわらず、現実はさほど進んでいないのだ。 これは校長の怠慢--と、やがて内外から責められる日が来る。 という話。(写真:フォトAC) 【部活…

「先生たちはゴールデンウィークが嫌い」~学校の祭日事情・休息のゴールデン・ゴール!

世の中の大半の人たちとは違って、 先生たちは必ずしも大型連休が好きなわけではない。 しかしなくてもいいわけでもない。 3月よりずっと続いてきた超多忙の、そこが初めての休憩点だからだ。 という話。(写真:フォトAC) 【先生たちはゴールデンウィーク…

「教員の働き方改革のアイデアは尽きた」~キース・アウトを更新しました

kieth-out.hatenablog.jp

「欧米人は基本的にAIが怖いらしい」~私はChatGPTに取って代わられないだけの文章を書いて来たのか⑤

政府の国際会議でもChatGPTが話題になるらしいが、 あれって、それほど恐ろしいものだろうか? どうやら欧米人はAIが怖いらしい。 私たちはそれに巻き込まれず、きちんと向き合っていけばいい。 という話。(写真:フォトAC) 【欧米人は基本的にAIが怖い…

「閑話休題:ChatGPTは話題にするほどの価値があるのか分からなくなった瞬間」~私はChatGPTに取って代わられないだけの文章を書いて来たのか④

今のところChatGPTは「いい加減なおしゃべり野郎」。 瞬時にとんでもない数の量のウソを平気で生成する。 しかし考えてみたまえ、 ChatGPTはやはりチャットなのだ。という話。(写真:フォトAC) 【突然、思い出してChatGPTに聞いてみたこと】 ちょっと話題…

「あ、ChatGPTってこういうものか」~私はChatGPTに取って代わられないだけの文章を書いて来たのか③  

取り合えず現段階でChatGPTは人間には勝てない。 知識は山ほどあるはずなのに、うまく引き出せない。 あまりにも多く過ちを犯すし、回答はそっけない。 しかしもしかしたら、それは扱い方が悪いからかもしれないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【やはり…

「かつて毎朝、子どもたちに “いい話”をすることにしていた」~~私はChatGPTに取って代わられないだけの文章を書いて来たのか②  

かつて学級担任をしていたころ、 毎日の朝の会で必ず“いい話”をするよう心掛けていた。 それが今のブログに繋がっているのだが、さて、 私は、AIに取って代わられないだけの文章を書いていたのだろうか?という話。(写真:フォトAC) 【かつて毎朝、子ども…

「このブログの変遷と願い」~私はChatGPTに取って代わられないだけの文章を書いて来たのか①

紆余曲折を経ながら、私のブログも実質19年目。 それなりに努力もしてきた。その努力に見合うほどとは言わないが、 もう少し多くの人たちに読んでもらいたいものだ。 ところで私は、AIに取って代わられないだけの文章を書いて来たのだろうか?という話。(…

「進んでも遅れてもいない。ただ別の世界を生きているだけ」~若者の進みすぎた性生活と、あまりにも遅れた若者の話④  

現代の若者にとって、恋愛も娯楽の一形式、 選ぶ人もいれば、選ばない人もいる。 恋愛なしでも人生設計はできるのだから、 他人の恋バナも寝室事情も気にならない。 という話。(写真:フォトAC) 【恋愛も、娯楽のひとつにすぎなくなった】 かつて性と暴力…

「ネット時代に入って、恋愛が腑に落ち、憑き物も落ちた」~若者の進みすぎた性生活と、あまりにも遅れた若者の話③  

21世紀の若者たちにとって、 恋愛もひとつの娯楽コンテンツに過ぎない。 選ぶ人もいれば、選ばない人もいる。 よく世界が見えているので、突き動かされることもない。 という話。(写真:フォトAC) 【21世紀の若者たち】 21世紀の若者たちの恋愛や結…

「若者の恋愛事情は上位3割が表現する」~若者の進みすぎた性生活と、あまりにも遅れた若者の話②  

若者の恋愛状況を表現するのは、 常に恋愛カーストの上位30%だけである。 1970年代も、狂乱の80年代も、 そして暗黒の90年代も、 という話。(写真:フォトAC) 【「恋愛強者」は全体の3割】 「令和4年版男女共同参画白書」の「20代の若者の『デ…

「まさか本当に、教員免許なしでも授業のできる日が来るのか ?」~キース・アウトを更新しました。

kieth-out.hatenablog.jp

「藤田ニコルに心折られた話」~若者の進みすぎた性生活と、あまりにも遅れた若者の話①

夜のトーク番組を見ていて、 女性タレントのあまりにも明け透けな話に心折れた。 しかし一方で、 私は遅れすぎた青年たちのことも知っているのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【「人志松本の酒のツマミになる話」の話】 「人志松本の酒のツマミになる話…