カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「学校に子どもを出していただく、子どもに来ていただくという伝統」~自由と不自由と安全・安心の物語③

富国強兵を急ぐ明治政府にとって、国民教育の充実は最優先事項だった。 「学校に子どもを出していただく、子どもに来ていただくという伝統」は、 そこから始まる。 学校はすべてを用意し、すべてを保証する、そうした伝統も最初からあった。という話。(写真…

「仕事も減らさず人も増やさず、それで時数を減らせば苦しくなるだけじゃないのか?」~キース・アウトを更新しました。

kieth-out.hatenablog.jp

「教師たちの知らないところで、教師が悪者にされ、勝手に働き方改革が進められているよ」~キース・アウトを更新しました。

kieth-out.hatenablog.jp

「義務教育の学校は何のためにあるのか」~自由と不自由と安全・安心の物語②

「無知や貧困を絶対に世襲させない」 それは日本の学校を支える最も強い信念である。 そのため教育を親に任せることができいない。 学校のやるべきこともとんでもなく大きくなる。という話。(写真:フォトAC) 【無知や貧困を絶対に世襲させない】 義務教…

「フランスは自由だが極めて不自由な国だ」~自由と不自由と安全・安心の物語①

マツコに教えられたのだが、「自由」にはひとつ突き抜けた面がある。 それは、自らの自由を守るためには、 他者に不自由を強いなくてはならない場合があるということだ。 しかし、だとしたら自由が多少減るのも我慢しようという立場もあるだろう。という話。…

「先生たち! もっと部活をやろうよ!」~と、言える時代がくればいいのに

部活動の黎明期、教師たちは今よりずっと自由で暇だった。 だから子どもたちにもスポーツをさせたがった。 それが部活動の原点だ。だから本当は部活動の外部委託ではなく、 先生たちが部活動をやりたくなる学校にすればいいのだ。という話。(写真:フォトA…

「『今すぐアンタとヤリたい!』と触れ回りながら生きる人生」~もしかしたら英語は勉強しておいた方がいいのかもしれない

自らのTシャツに書かれた文字について、 人々はどれくらい気を配っているのだろう? 何が書かれているのか承知で突っ走っているのか、 気づかないだけなのか、いずれにしろ考えなくては--。という話。(写真:フォトAC) 【もしかしたら英語は勉強してお…

「幸せとは 朝起きて トーマスを踏むこと」~かけがえのないものが手元にあるという実感

終活でもないが、それとなく身辺の整理を始めた。そして読みふける昔の原稿。それにしても若いころは病んでいたものだ。今はしかし確かに触ることのできる幸せが、手元にある。という話。(写真:フォトAC) 【身辺整理をしながら昔の自分に出会う】 まだ本…

「老人の日常と夏休みの話」~皆さま、ご苦労様でした

来週、96歳の母が心臓ペースメーカーを入れる手術をする。 飲み会に行けば、仲間ががんだのステントを入れただのといった病気の話になる。 老人の日常とはそういうものだ。しかし子どもたちは違う。 生き生き輝く夏休みに入る。先生方、ご苦労様でした。と…

「《三連休に通知票が書ける幸せ》という倒錯」~それではAIにお願いするか?

いよいよ一学期終業式。通知票は間に合ったのだろうか? 毎年の7月3連休が部活と通知票に食われる教員は少なくない。 だからといって、通知票はAIに任せられるものでもないのだ。 AIにはAI(愛)がない。という話。(写真:フォトAC) 【3連休だから…

「人生、ひとの役に立ってこそナンボ。ネギも苦労してひとのために甘みを増す」~暑すぎて畑仕事もできないので考えた

退職後ののんびりとした悠々自適の日々、 しかしさして面白いこともない。 人生、ひとの役に立ってこそナンボ。 ネギも白い部分が伸びて甘くなってこそ価値があるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【人生、人の役に立ってこそナンボ】 まだ梅雨も明けて…

「どうした家康、らんまんの厚み、そして最高の教師」~最近のドラマに少し思う

テレビドラマ、見ないときは徹底的に見ないのに見るときは見る。 今シーズンはバラエティが減った分、ドラマが増えたようにも思うが、 玉石混交、NHKの振れ幅も大きく、何か落ち着いて見ることができない。 その中でテレビ朝日の「最高の教師」は、案外い…

「ツーブロックにしたかった子どもたちは、サザエさんの”タラちゃん”や楳図かずおの”まことちゃん”のようなヘアスタイルに憧れたのだろうか?」~キース・アウトを更新しました。

kieth-out.hatenablog.jp

「私のフランス革命はどこから来たのか」~今日は革命記念日。世界がとても単純だった時代に学んだこと

インターネットのなかった昭和の時代、世界は今よりずっと単純だった。 テレビを見てラジオを聞き、新聞と雑誌を読んでおけば、 世界とそれに対する自分の位置が分かった。しかしそれにしても、 当時なぜ私たちはフランス革命なんぞに興味をもっていたのか。…

「目標は下げても、生徒には授業に参加してもらう」~ジェンダーフリーを学校で実現させると③

新しい概念が入り込むと、 古い体質の学校はぎくしゃく軋み始める。 しかしジェンダーレスやジェンダーフリーという概念、 未消化のまま、うまく利用されてはいまいか。という話。(写真:フォトAC) 【制服のジェンダーレスはどこまで本物か】 ジェンダー平…

「過剰に尊重される子どもの意思」~ジェンダーフリーを学校で実現させると②

ほんのわずかでも、子どもがつらい思いをすることには、 まったく我慢できない人たちがいる。 本来は子ども自らが克服すべき課題であっても、 教師が耐えて克服すべきだと、彼らは信じているみたいだ。という話。(写真:フォトAC) 【水着になるのが恥ずか…

「水泳の男女共修が問題になっている」~ジェンダーフリーを学校で実現させると①

ネットとテレビの一部で、水泳の男女共修が問題となっている。 男女一緒の授業はいやだという生徒が多いのだそうな。 だったらどうすればいいのだ? 学校はどこまで子どもの意思に配慮しなくてはならないのだ――という話。(写真:フォトAC) 【水泳の男女共…

「宮城栗原で起きた不幸なボタンの掛け違い事件について」~真の保身者は、他人に迷惑をかけても物事を公にする

宮城県栗原市の小学校で、軽トラックで子どもをはねたうえ、 犯人が校舎へ侵入を試みるという事件があった。 学校は暴漢の敷地内侵入を防げなかった。 しかしそれ以上に問題だったのは、事後の対応だ。という話。(写真:フォトAC) 【宮城栗原で何があった…

「武器は奪われ、バーは上がる。人知を超えた実力が求められ、教師たちは捨てられる」~教職はやりがいのある仕事か?④

昭和の教師たちが開発した指導の武器は次々と奪われ――、 それなのに求められる指導の質は爆発的に高まった。 その要求に彼らは応えられない。 そして代わりもいないのに、教師たちは見限られていくのだ。という話。(写真:フォトAC) 【武器は奪われ、バー…

「やりがいとはなにか、AIに訊いてから考えてみた」~教職はやりがいのある仕事か?③

AIに言わせると「やりがい」とは、 仕事や活動において達成感や満足感を感じることを指すのだそうだ。 確かに学校現場にはそれを手に入れる機会がいくらでもあり、 かつては好きなだけ「やりがい」を享受していた。という話。(写真:フォトAC) 【やりがい…

「昔の教師は時間外労働をけっこう楽しんでやっていた」~教職はやりがいのある仕事か?②

官僚を目指す若者が減って、将来に不安の影がさしているという。 無理もない。官邸主導でやりがいが奪われ、過重労働だけが残ったからだ。 そこで気づいたのだが、教職の不人気も単なる過重労働だけでなく、 やりがいが奪われてしまったからなのかもしれない…

「思い込み:一度定まった評価は更新しにくい」~教職はやりがいのある仕事か?①

ものごとを“こうだ”と決めてしまうと動かなくなることがある。 人の評価やものに対する知識は、時々見直さないと陳腐化する。 そして思い始めたのだが、 教職は、ほんとうにやりがいのある仕事なのだろうか?という話。(写真:フォトAC) 【ある呑兵衛の話】…

「『そんなの当り前じゃないか』という非論理の論理性と人生」~明日はアメリカ独立記念日

明日6月4日はアメリカ独立記念日。 その独立宣言は入試でも採用試験で、最も重要な項目。 なぜなのだろう。 そしてそこから学ぶべきことは・・・という話。(写真:フォトAC) 【アメリカ独立記念日】 明日7月4日はアメリカ独立記念日。アメリカ独立宣言…