2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
認知療法は認知心理学に由来するものではなく、 精神分析学や行動療法の限界を越えて出てきたものだ。 その方法は記述と評価と対話。 警察の取り調べに似て、実に興味深い――、 という話。(写真:フォトAC) 【「認知」「療法」という矛盾】 認知療法とい…
学校教育と心理学の間には深い因縁がある。 もしかしたら心理学が成立する以前から、 学校教育の各所に心理学は入り込んでいたのかもしれない。 精神分析学も行動主義心理学も、そして認知心理学も――、という話。(写真:フォトAC) 心理学の成果が学校教…
一クラスに30人も40人もの生徒がいる中で、 問題を抱える子を見つけ出すのは容易ではない。 そこで見えない心の中を「見える化する装置」が必要になる。 それが制服を始めとする外見に関わる決まり事だ。 という話。(写真:フォトAC) 【心の“見える化…
集中力がなく、何度言っても私語の止まらない子、 そんな子に言ってやらなければならないことがある、 行うべき対処法がある。 みんな大学の講義で学んだことだけどね、という話。(写真:フォトAC) 【私語の多い子には何と言って注意するの?】 私は若いこ…
先週24日(金)の「チコちゃんに叱られる!」 話題になったひとつは、 思いついたことをすぐ言葉にしてしまう自分の扱い。 チコちゃんの聞いて来た答えがよかった。 という話。(写真:フォトAC) 先週5月24日のNHKバラエティ「チコちゃんに叱られる」…
キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp
長命でなければ人格も磨けない。 中宮彰子は長く生きることによって手腕を磨き、 だからサロンは豊かになった。 その一人ひとりを見てみよう、という話。(写真:フォトAC) 【中宮彰子のサロン】 ノーベル賞を受賞するにはさまざまな条件がありますが、そ…
「光る君へ」の時代には大勢のたおやかな男たちがいた、 腹の座った武骨者もいた。 女たちは宮廷サロンで賑やかに自らを磨く。 しかもそれらは極めて狭い範囲で起こったことなのだ、 という話。(写真:フォトAC) 【今までに来た人】 これまで5カ月余り…
NHK大河ドラマ「光る君へ」、 人も時代もよく知らないから面白い。 高校で学んだきりの「除目(じもく)」が甦る、 「ただ歌を詠んだだけの人」が生き生きと動き出す、という話。(写真:フォトAC) 【人も時代も、よく知らないから面白い】 「光る君へ」…
「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp
同じ授業でも力のつく子とそうでない子がいる。 要するに知識の実のつく枝の大きさの差だ。 それとは逆に、枯れ枝が投げ込まれた瞬間から、 バラバラだった知識がひとつにまとまって行くこともある――という話。(写真:フォトAC) 【同じ学習をしても差が…
NHKの大河ドラマ「光る君へ」。 今ひとつ盛り上がらないのはなぜだ? こんなに面白い歴史ドラマは、 めったにないと思うのだが―― という話。(写真:フォトAC) 【今さら大河、今から大河】 NHK大河ドラマ「光る君へ」の視聴率が低調で、「やはり合戦シ…
人生の答え合わせをしていて痛烈に思うことは、 心を素直にして、 もっともっと話し合わなければならなかったということだ。 みんながみんな、人の心を読み誤っているという話。(写真:フォトAC) 【クラスを見る大人の視点】 昨日は、「子どもたちはクラ…
子どもたちは弱い。 だから大人たちは守ってやらなければならない。 外敵から、そして自身の弱さからも。 しかし弱さゆえの子ども社会の強さもある という話。(写真:フォトAC) 【「弱き者よ、汝の名は女」】 シェークスピアの「ハムレット」に出てくる…
学生時代の仲間と飲み、翌日は会社員時代の先輩・同僚と昼食。 一日おいて翌々日には昔の教え子が訪ねて来た。 わずか4日間で、 人生の20年分ほどを振り返ることになった、 という話。 (写真:フォトAC) 【元教え子たちが訪ねてくる】 既に一週間以上…
キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp
常識を知らない教師がいるからと言って、 教師全体が非常識なわけではない。 しかし金銭感覚に狂いのある場合は少なくないかもしれない。 何しろ民間とは全く異なる、雲の上みたいな世界だからだ、 という話。(写真:フォトAC) 【結局、特殊な事例】 ほ…
学校を出てそのまま学校に入った、 だから教師は世間知らずーーそうか!? そもそもキミたちの知っている学校と、 私たちの知っている学校とはまるっきり違うのだがね、 という話。(写真:フォトAC) 【大型連休後半の「私の人生の答え合わせ週間」】 5…
同窓会の翌日、私は会社員時代の先輩と同僚に会った。 これも40年ぶりの会合だ。 互いにずいぶん年を取った。 それなのに私は、あの時代の清算をしていないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【人生の答え合わせ第2幕】 大学時代のゼミの同窓会の翌日、…
4年前、40年ぶりに始まった同窓会、 コロナ禍を経てようやく再開された。 しかし期待していたような話は少なく、 むしろ意外なところで収穫があった。という話。(写真:SuperT) 【同窓会の話題】 あの頃の私はどんな人間だったのだろう? 当時もその後も…
大学のゼミ仲間との同窓会が、 コロナ禍のオンラインも含めて、ここ数年続いている。 本来はそれほど精神的紐帯の強い世代でもないが、 人生の最後、やはり会って改めて話そう――という話。(写真:SuperT) 【半世紀近くを経て始まった同窓会】 昨日は井の頭…
井の頭恩賜公園に40年ぶりに行ってみた。 カップルばかりだった公園が、 さまざまな人々に彩られている。 しかしそれは私の大きな勘違いのせいなのだ。という話。(写真:SuperT) 【三寺(高円寺・吉祥寺・国分寺)の彼方(あなた)】 学生時代は東京の中央…
健康とは、身体のことを考えずにいられる状態 経済的豊かさとは、明日の生活費を計算せずに済むこと。 幸せとは、幸せを追求しないでいられる状況―。 いい人生だったが、終わらせ方は厄介――という話。(写真:フォトAC) 【成長の階段を上る人々、下る人々――…
築30年の我が家も年を取った。 その修復はどこまですべきか――。 私も年を取って先行きが見えて来た。 家の修復はその私にとって意味あるものなのか―― という話。(写真:SuperT) 【家も年を取った】 前々から気になっていたのですが、自宅の裏に設置した灯…