カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「児童買春の果て」~金さえ払えば思い通りになる子どもという快感仮説

教師による児童買春のニュースが後を絶ちません。しかも50歳代前半という、きわめて分別のありそうな人ばかりが逮捕されている気がします。どうしてなのでしょう。 なぞは二つです。 一つは、なぜ、そんな年齢の子どもに性的な関心を持てるのかということ…

「ブログを読んでくださっている皆様」~夏休みのお知らせ

本日で校内研修期間が終わり、明日から初任者研修をはじめとする校外研修が一斉に開始されます。 かつて普通の公務員は週休二日制なのに、教育公務員(教員)だけは学校があるので土曜日も半日勤務をしていた、という時期がありました。その「失われた土曜日…

「40年!」~初任者が教職を全うすれば・・・

本校には該当者がいませんが、明日から初任者研修が始まるそうです。 昨日の会議の後、初任者研修用に机や椅子を並べ替えながら、「明日、ここに座る人たちは、あと40年近くも教員を続けなければならないんだな」と思ったらため息が出ました。その話を隣の…

「コンピュータの治(直)しかた」~叩く・揉む・水で洗う・凍らせる・・・

先日、ある会合で、他校の先生が持ち込みのコンピュータを使おうとしたところ、うまく動かずに困ることがありました。CD−ROMを差し込んでもCDドライブのアイコンがないので動かせないのです。私も呼ばれてあれこれやってみましたが、どうしても動きま…

「よめるかな?」~書くことがないので難読漢字

読み方の難しい字を探せ、といったら日本語の場合はいくらでもできます。 植物だったら菖蒲 、向日葵、桔梗、女郎花 、公孫樹 、紫陽花 、山茶花 、杜若 、柚子 、撫子 動物なら蝙蝠 、啄木鳥 、雲雀 、梟、鸚鵡 、信天翁 、海豚 、秋刀魚 日用品なら提灯 、…

「ハナの下を伸ばす」~ミニトマトの育て方

トマトやミニトマトは比較的楽な作物で、しかも長く収穫できるので毎年苗を買ってきて植えています。しかしトマトはトマトなりに厄介なこともあって、腋芽をそのままにしておくとあっという間にミニ・ジャングルみたいになってしまうし、マメに腋芽を取って…

「県名クイズ」~子どもは案外ハマります

5年2組の補充に行って時間が余ったので、県名クイズというのをやってきました。みんな懸命に考えてくれました。 動物の入っている県が四つ。全部書ける? ・鹿児島 ・熊本 ・鳥取 ・群馬 植物名が入っている県は三つ。 ・栃木 ・山梨 ・茨城(ちなみに最後…

「本当の良い子は危なくない」~当たり前です

埼玉県の川口市で中学3年生の女の子が父親を殺すという事件がありました。特殊な心理状態での寝ぼけた上での犯行としか思えないような特異な事件で、とても一般性のあるものではありません。しかしその報道を聞いていて、とても気になることがありました。…

「月」~何とも言えずまがまがしい天体

昨夜10時半ごろ、東の空を見上げたら髑髏(どくろ)にそっくりな雲が流れていて、気味が悪いなあと思いながら見ていたらそのまま月にかかり、満月に近い月が髑髏の左目にすっぽりと入ったのでビビリました。 中国の占いの陰陽道(おんみょうどう)では月は…

「静止する筋肉」~落ち着かない子、だらしない子に必要なのは実は筋トレなのかもしれない

結局あれは何だったのだろうと思うもののひとつに「ビンボーゆすり」というものがあります。今でも稀に足を小刻みに揺らす人を見ますが、以前はずっとたくさんの人がしていました。かく言う私も「ビンボーゆすり中毒」の一人で、足を止めているときの何とも…

「強い子を育てよう」~昔は「貧乏」という優秀な教師いて自然に子どもを鍛えてくれたが・・・

一方に、単に人間関係のトラブルで敗者となっただけなのに「いじめられた」「いじめられた」と騒ぐ子がいるかと思えば、他方に、些細なことで傷ついて「相手をどんな目に合わせてもこの傷は癒されない」とばかりに嫌がらせだの暴力だのを平気でできる子がい…

「できなくてもいいとは言えない」~幼い時ならともかく

自分の子どもとスキーをしたいばかりに、38歳にして初めてスキー場に行きました。それからしばらく相当に熱心に頑張ったのですが、未だに「スキーは滑れます」程度で、上級者コースなどはビビッて降りられません。 そうこうしているうちに子どもも大きくな…

「懲りない性格」~人間の本性はそういうものなのかもしれない

「結局、自分で懲りなきゃダメですよ」 保護者の口からよく聞く言葉です。 確かにそれはそうなのですが、懲りるときはたいてい手遅れですし、もしかしたら人間は、そもそも懲りないものかもしれませんから、あまり呑気に構えていられない問題かも知れません…

「ビューティフル・ネーム」~名前を大切にすることの重要性

昨日銀行に行ったところ、隣のお店からアルビノーニの『アダージォ』が流れてきました。これはフランス映画の「シベールの日曜日」(1962)の中で印象的に使われていて、一遍に好きになった曲です。 「シベールの日曜日」の主人公は戦争で心傷ついた空軍パイ…

「調べてみよう街の姿」~看板に見る企業名の不思議

先日、出勤の途中で目の前にサークルK・サンクスのトラックが走っていて、赤信号の際、何の気なしに後ろドアのロゴを読んでいてコケました。そこに「Circle K Sunkus」と書いてあったからです。 「Thanks」でなかったというのも驚きです…

「学問の霊媒師」~私たちはなぜ授業の始めと終わりに挨拶をしあうのか

きちんと挨拶をしない生徒たちへ――。「授業の始まりと終わりのあいさつを、しっかりしましょう。 ところで、勉強を教わるキミたちが先生に向かって「お願いします」「ありがとうございます」というのは当然だとしても、先生も一緒になって「お願いします」「…

「洞爺湖サミットが開かれています」~サミットと洞爺湖に関するミニ知識

昨日から洞爺湖サミットが開かれています。 子どもに聞かれて困らないように、ちょっと調べておきました。 サミットというのは正式には「主要国首脳会議」。各国のトップ(頂点)が集まるところから一般にはサミット(summit:頂上)と呼ばれています。 G8…

「教師の実力」~すばらしい音楽会を支えた陰の力

すばらしい音楽会でした。 見に来てくださった方たちも口々に誉めていかれました。「子どもはすごいね」と言って帰られた方もおられます。しかし私は、それだけの音楽会を作り上げるために、どれほど先生方が努力されたか、プロとしての技量がどれほどつぎ込…

「暑いですね」~ホーム画面を変えてみました

ブログの画面を、しばらく夏バージョンにします。 とにかく、書いている私自身が暑苦しかったので・・・

「音楽会です」~なぜ学校では音楽が特別扱いされるのか

音楽のジャンルに“ゴスペル”というものがあります。日本ではかつて黒人霊歌と訳されたりしましたが、もともとは福音(god-spel)という意味で、必ずしも黒人だけのものではありませんでした。しかしゴスペルといえば黒人が浮かぶのは、やはりそのあり方にイ…

「ディスレクシア」~欧米人に識字障害の多いわけ

その出世作のひとつが『7月4日に生まれて』(オリバー・ストーン監督 1989)であるトム・クルーズは、実は今日、7月3日が誕生日です。 私たち教員の世界では、公式の場で映画スターの名前が出てくることは滅多にないのですが、トム・クルーズだけは別格…

「不登校」~とにかく、何とかしなくては・・・

昨日の会の中で、本校と同程度の規模の学校なのに不登校が6人もいるという小学校の先生の話がありました。 聞けば担任の先生の多くは、子どものエネルギーの溜まるのを待っているとか。やはり首を傾げざるをえませんでした。 確かに、10年も20年も待て…

「童謡の日」~児童文芸誌『赤い鳥』の創刊した日

今日、7月1日は「童謡の日」だそうです。 大正7(1918)年7月1日の児童文芸誌「赤い鳥」創刊にちなみ、日本童謡協会が1984年に制定しました。 主催者鈴木三重吉は、当時の政府が主導する唱歌や説話に反対し、子どもの純粋な気持ちを育む童謡や…