2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
かつてのパリは王宮も街も糞尿に満ち満ちていた。 人々は糞尿を避けて道を歩き、 糞尿から身を守るためにさまざまなものを発明した。 しかしそれは道徳心の問題ではない。 要するに、それでよかっただけのことだ。というお話。 (「ベルサイユ宮殿」フォトAC…
ロンドンもパリもローマもマドリードも、 あんなに厳しいロックダウンをしたのに、 なぜ新型コロナウイルス感染は長引いたのだろう? それは日本でコロナ死が少ないこと以上に謎だ。というお話。(「ロンドンの街並み」フォトACより) 【ぶどう酒が水になっ…
万が一の危機に備えて、日常の危機を甘受できる大人たちがいる ~文科省は「学校に携帯を持ってくるように」と子どもたちに言った kieth-out.hatenablog.jp
久しぶりに二人の孫にあった。 特に1歳のなったばかりの下の子は、まるで違った子に育っていた。 しかも兄とも、顔以外は全く違っている。 出産ガチャ――子どもは生まれたとき、すでにたくさんのものを持っている。というお話。 (「寝転ぶ赤ちゃん」フォトA…
6月1日から緊急事態宣言が全国で解除され、 私は勇んで東京の娘の家に行ってきた。 急いでいかないと孫が歩くようになってしまう。 ところが行ったばかりに、ひどく傷つくハメになった。 というお話。 (「ハイハイする赤ちゃん」フォトACより) 【『首都…
日本中のいくつかの学校で、 新型コロナウィルス事態のためにオンライン学習の扉を開けてしまった。 そこに不登校の子や親たちが注目する。 今さら開いたその扉を閉じるわけにもいかないだろう。 だったらそれを担う、うってつけの場所を教えよう。 というお…
山間や島嶼の小規模校は、 教師のあり方も特殊だが、子どもの様子もかなり変わっている。 入学式の歌が当たり前に歌えない、運動会が変、 そして日常の授業も少し違っている。 というお話。 (「春の長野県 小川村」フォトACより) 【山や島の小さな学校の不…
離島やへき地、時には都会のど真ん中に生まれる超小規模学校。 そこではどんな基準で学級数を決め、教師を配置しているのだろう。 そしてどんな生活をしているのだろう。 「二十四の瞳」みたいな、のどかで平和な雰囲気なのだろうか。 というお話。 (「夏の…
学校がいまだに同級生を介した連絡帳で欠席連絡を求めるのは、そうしないと担任か教頭(副校長)が死んでしまうからだ kieth-out.hatenablog.jp
放っておくと「オンライン学習」は忘れられる。 通常の学校には必要のない学習方法だからだ。 しかしそれを必要とする少数の子どもたちも大切にしたい。 となると、 問題は誰がオンラインの担い手になるかということだ。 というお話。(「田園」フォトACより…
日本の教育は体験を重視する。 「格物致知(かくぶつちち)」(*)は日本の伝統であり、 体験を通さない学習はこの国に不向きである。 したがって非常時以外の「オンライン学習」にはまったく不賛成なのだが、 それでも、これが必要な子どもたちがいること…
天才の脳には形状や大きさに特徴でもあるのだろうか? そもそも天才というのは何なのだろう? 私たちは天才とどうかかわっていくのか? 天才たちは幸せなのだろうか? といったもろもろが浮かぶ――。 というお話。 (「AI スピード」フォトACより) 【脳…
東野圭吾の小説を原作とする映画を観た。 大きな事件が起こるわけでもないのに、 小さなできごとの積み重ねが登場人物の心を揺さぶり、 読者を引き寄せてやまない――。 それを生み出す天才の脳みそは、いったいどうなっているのだ? というお話。 (「脳の伝…
娘の友だちが初めて母親になった。 これから子どもともに、長い長い成長の日々が始まる。 それは平坦で楽な道というわけではないが、 人生で最もおもしろく、歩きがいのある道である―― と伝えておこう。 というお話。 (「うつぶせで寝る赤ちゃん 3」フォト…
世界を大きく見ると、 明らかに新型コロナに関して、強い地域性が見られる。 その違いはどこから来るのだろう? 数字を見ながら考える。 というお話。 (「パンデミック」フォトACより) 【死亡者の多寡――地域性を見る】 昨日と同じグラフを載せます。ただし…
世界では新型コロナに関して、 「なぜ日本はこんなに死亡者数が少ないのか」 が話題になっているという。 しかしほんとうに日本の死亡者は際立って少ないのか、 そして世界はどのようにこの新型コロナ事態をとらえたのか、 数字を見ながら考える。 というお…
新型コロナ感染の数字やグラフを見ているだけでも、 さまざまなことが浮かんでくる、分かってくる。 しかしたいていのことに関して、 私たちは手をこまねいて見ているしかないのだ。というお話。 (「パンデミック(赤)」フォトACより) 【エクセル、魅了】…
「オンライン学習」――非常時だからと言って突然始められるものではない。 日常的に使い慣れていることが必要だ。 ということは非常時が日常であるような制度変更が必要になるということだ。 毎日が非常時では私たちは大変だが、 政府や民間の一部にとって、…
海も空も山も川も、おそらく1000年たっても変わらないように、 田舎の風景も学校の姿も、根本的に変わることはないと思っていた。 しかし今回のコロナ事態をへて、 もしかしたら人々は学校のあり方自体を、 問い直そうとしているのかもしれないと思うように…
日本の教育の神髄は敢えて遠回りをさせるところにある。 その遠回りにこそ、学ぶべき価値はあるのだと考える。 しかしネット社会は違う。そこで求められるのは速さだ。 だからしばしば、学校社会とネット社会は背反する。 というお話。 (「子どもとパソコン…
日本はオンライン学習で諸外国に後れをとったというが、 そんなことはない。 後れたのはコンピュータ教育全部だ。 しかし、それにはそれなりの理由がある。 というお話。 (「試験管」フォトACより) 【後れていたのはオンライン学習ではなく、コンピュータ…
世の中にはわからないことが多すぎる。 しかも説明できる人が説明せず、調べるべき人が調べもしない。 中国や韓国、アメリカではオンライン学習が進んでいるといいながら、 どう進んでいるのかはだれも知らない。 いや、知っていても語らない。不思議に思っ…
できる人間は複数の通信手段をもって用途別に生かす、 たぶんそうだ。 そして賢い国民も、古い通信インフラを容易に手放さない。 それは必要で、安全対策として有効だからだ。というお話。(「カフェで打ち合わせするビジネスマンとビジネスウーマン」パブリ…
21世紀に入ってもう20年もたつというのに、 日本ではファックスなどという旧時代の機器がはびこっている。 何と遅れた国なんだと、世界が笑っているそうだが、 あの機械、そんなに悪いものか? というお話。 【日本のファックス文化が笑われている】 東京都…