カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

東日本大震災

「世界一やさしく、安全で、きれいな日本。しかし昔からそうだったわけではない」~13年目の3・11に際して④

私は日本を「世界一やさしく、安全で、きれいな国」だと思っている。 しかし昔からそうだったわけではない。 日本がそうなったのは、ほんのここ数十年余りのことで昔は違った。 ある組織が、意図的に、時間とエネルギーをかけてつくり上げたのだ。という話。…

「震災報道を通して、自国の評価は180°変わった」~13年目の3・11に際して③

震災のもたらしたものは災厄だけではなかった。 最悪の状況でも冷静さと秩序を守り、自らに他を優先し、 逞しく生きようとする日本人の姿は、世界中に報道された。 「日本ブランド」が、彼我で承認されたのは、この時期のことだ。という話。(写真:フォトAC…

「何が何でも子どもたち全員が絶対に助かる避難場所を探せと裁判所は言った」~13年目の3・11に際して②

いわゆる大川小学校津波訴訟は、 罹災から9年目にようやく判決が確定した。曰く、 「どんなに遠くてもいいから、確実に全員が助かる場所を探せ」 無茶な話だが、必要なことだ。という話。(写真:フォトAC) 【学校の責任】 2019年10月、最高裁は東日本大震…

「東日本大震災の基本的なことと、学校のやったこと」~13年目の3・11に際して①

13年目ということは今の中学1年生までが生れる前のこと、 2~3年生でも覚えているはずがない。 だから私が現役教師なら、今朝は基本的なことをメモにして、 精いっぱい語り掛け、そして自分が何をすべきかも考えるだろう。という話。(写真:フォトAC)…

「“ショウガナイ”シチュエーション、ハイ!ワカリマシタ、ガンバリマス」~ラミレス元監督、日本での成功の秘訣を語る①

元DeNA監督のラミレスは言う、 日本で成功するためには、三つのことに適応する必要がある。 「ショウガナイ」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」 しかしこれは日本人にも当てはまることなのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ラミちゃん、日本での成…

「3・11:私たちが何者であるかを知った日」~悲劇の中にも救いはある

11回目の東日本大震災の祈念の日。 あの日、東北の地では筆舌に尽くしがたい悲劇が続いていた。 しかしその中にも救いはあった。 あの日、私たち日本人は自分たちが何者かを理解したのだ。という話。(写真:フォトAC) 【11回目の祈念の日】 3月11日…

「津波避難の、最悪を考えたマニュアルの見直しと訓練」~明日は11年目の3・11

明日は11年目の3・11、東日本大震災の起こった日だ。 すでに現在の小中学生にとっては歴史の一コマ、 放っておけば忘れ去られてしまう。 いまこそ学校の出番だ。という話。 (写真:フォトAC) 【祈念の日】 明日、3月11日は東日本大震災の11回目…

「避難の決め手:完璧な計画と運と地域の人々の援助」~災害と学校② 

東日本大震災における学校の命運を分けたもの、 それが完璧な避難計画と運と地域の人々の助言だ。 しかし完全にうまくいったわけでもない。 成功例とされた学校にも多くの瑕疵がある。という話。 (旧仙台市立荒浜小学校《2019年9月撮影》) 3月11日、鎮…