カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「何のために教えるのか」~一度自分に問うてみましょう

「何のために勉強するのか」という子どもたちの問いかけにきちんと答え、それを子どもたちが納得すればきっと勉強するようになる、私たちにはそうした思い込みがあります。また、それにきちんと答えていない自分たちに、ある種の後ろめたさを感じたりもして…

「怒り続ける」~自分が悪いことをしたとき、おとなは愛情があれば怒るはずだという当然

ここしばらく学校で怒鳴ることが多くなっています。原因は分かっています。年が明けてから、私自身が毎日のことを少々サボっていたからです。丁寧な指導をしていれば、そんなに怒ることもなかったはずです。 さて、そう言いながらも、ほんとうはさほど反省し…

「こんなのいかが? 教師の整理術⑨」〜筆入れの中身

そこまで立ち入って聞く機会がないので調べたことはありませんが、先生方は筆入れの中に、何を入れています? 15年も前に人からもらった安いビニル製の筆箱の中に、私はこんなものを入れています。 (左から) 朱肉のいらない印鑑、スティック糊、ホワイト…

「モーツァルト」~その誕生日に語るウンチク

今日、1月27日はモーツアルトの誕生日だそうです。 この早熟な天才ぶりは、5歳で最初の作曲をし、8歳で交響曲1番・2番をつくり、11歳でオペラの作曲を行ったと言うだけでも十分に知れます。 13歳でイタリアに旅行したときは、ローマのシスティナ…

「頑張らせよう!」~たぶん大半の子は凡人だから

ミュンヘン・オリンピック金メダリスト、男子バレーボールの島岡健治選手(新日鉄)に会ったことがあります。世の中に高身長の人はけっこういますから島岡の背の高さには驚きませんでしたが、手の大きさにはびっくりさせられました。身長差は20cmほどなの…

「共にがんばろう」~そんなふうに語りかけたい

わがままで身勝手、自国の利益にならないと一銭も出さないのに儲け仕事となるとあたりを憚らない、そのくせ偉そうに説教をたれたり正義をぶち上げたりする――アメリカは私にとって、そういう国です。しかし一昨日のオバマ大統領就任演説を聴いていたりすると…

「働かない子は絶対に許さない」~他の子が働く姿を、ただ見ているのは差別主義者のすることだ

昔、中学校に勤めていた頃のPTA親子作業で、一人のお父さんがある女の子に、「◯◯さんはよく働くね」と寂しそうに語りかける場面を見たことがあります。私にはその悲しみがよく分かりました。 その人の娘は同じ時間を別の場所で、別の女の子たちと、ただ喋…

こんなのいかが? 教師の整理術⑧

仕事用のバッグを買いました。 100点満点のお気に入りではありませんが、少々気を使って買ったものですので、ご紹介します。購入のポイントは以下の通りです。 丈夫であること言うまでもありません。 手提げと同時に肩からもかけられるベルトのあること手…

「インフルエンザ」~流行る前から気をつける

いよいよインフルエンザ流行の予感。お互い気をつけましょう。 ところで、あちこち話を聞いていると、今年は「予防接種をしたのに・・・」という人がとても多いような気がします。我が家も全員で1万円近くも使って予防接種をしていますのでそのお医者さんに…

「センター試験が終わりましたが・・・」~公立も私立も横並びにして、順位づけする悪しき試験

以前、国連難民高等弁務官の緒方貞子さんについて調べていた娘が、「どうしてこの人、こんな大学から国連に行けたのだろう?」と呟いたことがあります。気になって覗き込むと、緒方さんは聖心女子大の出身です。「ここ、偏差値、相当に低いよ」 ああ、なるほ…

「1月17日」~金色夜叉・阪神淡路大震災・山口百恵・・・さまざまな記念日

明日、1月17日は、「金色夜叉」の中で主人公の寛一が、熱海の海岸で恋人のお宮を蹴った日ということになっています(「一月十七日、宮さん、善く覚えてお置き」「来年の今月今夜(中略)僕の涙で必ず月を曇らしてみせる」)。 またこの日は、平井堅、村田…

「ヘレン・ケラーはどう教育されたか」~”服従がなければ、愛さえも入っていかない”と言いぬく凄さ

私が今読んでいるのは、「ヘレン・ケラーはどう教育されたか―サリバン先生の記録−」という本です。 1887年3月3日、21歳のアン・サリバンは家庭教師としてヘレン・ケラーのもとにやってきます。すでに何人もの家庭教師が辞めて行ったあとです。 当時…

「語彙力を高める」~そうしないと大人になって恥かく

いちいち人の言葉の揚げ足を取るのも大人気ない話ですが、先日、カー・ラジオを聞いていたら、 「携帯トラップをプレゼント!」とか言っていたので、思わず「『携帯の罠』ってナンジャ?」とツッコンでいました。 アナウンサーというのは黙ったら仕事になり…

「サンクコスト(埋没費用)」~一定の投資のあとは、切り上げて別から攻めるが勝ち!

若い頃、一時期パチンコにのめりこんでひどい目にあったことがありました。もとよりギャンブルというギャンブルはことごとく弱い私ですから、やめればいいものを性懲りもなく出かけてはスッテンテンになって帰ってくるのです。帰ってきて、途中でやめておけ…

「守り合おう、助け合おう」~悲しき年賀状(教員を守るのは教員だけだ)

来るはずなのに来ない年賀状をずっと待っていたら、やっと来た賀状に一言、「擦り切れて、療休を取っています」 なんともやり切れない正月の始まりです。 優秀な教員が、ちょっとした手違いや不運から療休や退職に追い込まれていく。お互い明日はわが身で、…

「新学期」~新しい気持ちで子どもたちがやってきます

新しい気持ちと新しい思いを胸に、子どもたちが登校してきます。 子どもの時間は私たちよりもずっとゆっくり流れますから、10日も経てばまったく違った気分で目の前に立っていたりします。結局は同じかもしれませんし、新年の誓いなんかあっという間に忘れ…

「2009年の年賀状」~子ども向け

今年の子ども向け年賀状です。 ―----------------------------------- あけましておめでとう。 本年もよろしくお願いします。 ウシ[牛:丑]は、哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科ウシ亜科の動物。4つの胃をもち、一度飲み…

「ありがとうございます」~新年のご挨拶

明けまして おめでとうございます 本年もよろしくお願いします