カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「こうであってほしい、こうであるべき、こうである」~権威や権力がなくなることへの期待と不安⑧

いわゆる「新学力観」のもとで、普通の子が捨てられる体制が整った。 しかも世間の人々は現実の子どもを見ず、 「こうあってほしい」と「こうであるべき」と「こうである」が混同される。 という話。(写真:フォトAC) 【学校は子どもの学力保障をいたしま…

「勉強が苦手な人間は、学校で楽しく遊んでいればいい・・・のか?」~権威や権力がなくなることへの期待と不安⑦

何を書いているのかよくわからなくなった。 しかたがないので箇条書きにしてみるが、 それにしても本当に思いを詰め、 文章を書き続ける頭の体力がなくなった・・・。 という話。(写真:フォトAC) 【文章を書いているうちに迷子になりました】 文章を書く…

「一部の人々にとって、教育の対象はエリートだけ」~権威や権力がなくなることへの期待と不安⑥

学校教育はひとりひとりのためであり、国家のためでもる。 問題はそれがはっきり意識されないことだ。 国が必要とする人材育成のための教育が、 あたかも全員に必要なもののように紹介され、人々から支持されている。 という話。(写真:フォトAC) 【教育の…

「あまりにも勉学に向かない現代、学校のアカデミズム」~権威や権力がなくなることへの期待と不安⑤

それにしてもなんと勉学に向かない現代か。 すべきことは増えているのに、誘惑はあまりにも多い。 そんな時代にあって、どう子どもを引き戻すことができるのか、 家庭にできることと学校にできること。 という話。(写真:フォトAC) 【あまりにも勉学に向か…

「子どもたちは弱く、勉学は苦しい、だから・・・」~権威や権力がなくなることへの期待と不安④

かつて学校において、校長は呆れるほど尊重されていた。 もはやそんな時代ではないが、校長が“普通の人”いいのだろうか? 時には面白くもない勉強をしなくてはならない学校。 子どもは誉めるだけで育って行けるものだろうか? という話。(写真:フォトAC) …

「校長は神輿、ボーっとして雲の上にいるのがちょうどいい」~権威や権力がなくなることへの期待と不安③

行政はよく「校長のリーダーシップを」などと言うが、 校長に先を歩かれては、現場はかなわない。 やることなすこと必ず成功するとは限らないからだ。 校長は神輿、ボーっとして雲の上にいるのがちょうどいい。 という話。(写真:フォトAC) 【とんでもない…

「メディアは人間に期待しすぎている」~権威や権力がなくなることへの期待と不安②

マスメディアは権威や権力を嫌う。 嫌うあまりに無定見に反権力を支持したり、 あまりに高い見識を人間に求めたりする。 メディアは人間に期待しすぎているのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【マスメディアはあまりにも無自覚だ】 マスコミは常に権威と…

「かくてパンドラの箱は開かれ、ジャニーは戦場に行った」~権威がなくなることへの期待と不安①

広島でG7の首脳会議の開かれた先週、 芸能界は二つの問題で大混乱だった。 ジャニーズ事務所のセクハラ疑惑、市川猿之助一家心中(?)事件。 しかしこの二つ、見かけはまったく同じじゃないか。 という話。(写真:フォトAC) 【両極端に忙しかった先週】 …

「それでも結局わからないアフリカ諸国と中国」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界⑦

3年間、世界の感染状況を見てきて、しかし分からないことも多い。 誰も説明してくれないが、 アフリカ諸国は、なぜああも感染者が少なかったのか、 中国では、実際になにが起こっていたのか。 という話。(写真:フォトAC) 【世界は案外いい加減なんだ】 …

「私たちのガバナビリティ:誰にも迷惑をかけたくないという信念」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界⑥

マスクも自粛も、他人の目に強制されてやったものではない。 それが私たち日本人のガバナビリティだからだ。 その力によって8度、感染拡大を抑えた。 しかしウイルスは、まだ感染の余地があると言っているようだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ガバナビ…

「日本が危機を乗り越えた四つの要素」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界⑤

欧米に比べて極端に少ない感染者数、死亡者数。 そこから日本人の中に眠る「ファクターX」が想定された。 オミクロンによる大規模感染でその可能性は消えたが、 日本には他にない、特殊な事情があったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ファクターXと…

「旧コロナ防疫優等生国:優等生だったことには意味がある」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界④

結局ほとんどの国々が爆発的感染を防げなかった、 だとしたらコロナ防疫に意味はなかったのか――、 いやそうではない。初期の防疫優等生国は、 最終的な死者数で、極端に少なかったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【旧コロナ防疫優等生国:優等生だった…

「初心だった:韓国が感染爆発を防げなかった理由」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界③

2022年春、日本を含むアジア・オセアニアがオミクロン株に苦しんでいる際中、 欧米諸国は脱コロナを始めようとしていた。 何故そんなことができたのか。 ”K防疫”の韓国はなぜ感染爆発を防げなかったのか。 という話。(写真:フォトAC) 【かつての防疫…

「2022年春、コロナ防疫優等生国の破滅」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界②

欧米が壊滅的な被害を被っていたころ、 東アジアやオセアニアに、感染を低く抑える優等生国があった。 あの国々はどうなったのか? 実は2022年の春に、一斉になくなってしまったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【あのコロナ防疫優等生国はどうなっ…

「専門家たちは今日の教員不足に10年後の成果を語る」~キース・アウトを更新しました

kieth-out.hatenablog.jp

「コロナ忘却が進む前に」~いちおう終わったことになる新型コロナ禍の、数字で見る世界①

新型コロナの全数把握が終わり、日々の様子が見えなくなった。 第9波が始まっているかもしれないというのに。 しかしそれも仕方ないだろう、いつか通らねばならない関門だ。 ただし何もなかったかのように、このままただ行き過ぎてはいけない。 という話。…

「大人が使う“しょうがない”、子どもが言うべき“はい、わかりました”“がんばります”」~ラミレス元監督、日本での成功の秘訣を語る②

ラミレスが言う、日本で成功するための三つのこと、 「ショウガナイ」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」 最初のひとつは大人が、あとの二つは子どもが使うべき言葉だ。 それは学びの場に絶対必要な三つの原理なのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【…

「“ショウガナイ”シチュエーション、ハイ!ワカリマシタ、ガンバリマス」~ラミレス元監督、日本での成功の秘訣を語る①

元DeNA監督のラミレスは言う、 日本で成功するためには、三つのことに適応する必要がある。 「ショウガナイ」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」 しかしこれは日本人にも当てはまることなのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ラミちゃん、日本での成…

「プロが本気になれば子育てはうまい」~教師が学校から家庭に軸足を移した日

三年ぶりに娘の家族が長逗留して、私はじっくり観察できた。 昭和の教師に比べて、今の教師はしっかりと家庭の面倒も見るし、 プロがその気になれば子育てはうまい。 それに引き換え、世の中には何も観てもらえない子もいるのだ。 という話。(写真:フォトA…

「お前が無能だから”教員の働き方改革”が進まないと言い続けたら財務省がキレた」~キース・アウトを更新しました

kieth-out.hatenablog.jp

「受け皿がないまま、部活動が終焉に向かおうとしている」~先生たちの気持ちも、もうずいぶんと冷めた

部活動の地域移行がいよいよ本格化して、 部活に向かう教師たちの思いもいよいよ冷めてきた。 しかしそれにもかかわらず、現実はさほど進んでいないのだ。 これは校長の怠慢--と、やがて内外から責められる日が来る。 という話。(写真:フォトAC) 【部活…

「先生たちはゴールデンウィークが嫌い」~学校の祭日事情・休息のゴールデン・ゴール!

世の中の大半の人たちとは違って、 先生たちは必ずしも大型連休が好きなわけではない。 しかしなくてもいいわけでもない。 3月よりずっと続いてきた超多忙の、そこが初めての休憩点だからだ。 という話。(写真:フォトAC) 【先生たちはゴールデンウィーク…