カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「歯の衛生週間」~歯は元に戻らないから、しっかり指導してあげよう

明日から「歯の衛生週間」が始まります。 私は親世代が戦前の人間で、歯ブラシなどしなくても虫歯にならなかった人たちなので必然的に歯ブラシの習慣がなく、そのためにいたずらに虫歯を増やした年齢層です。したがって歯についてよい思い出がありません。 …

「魔法の言葉」~見えないところ善行を積む子どもを支える

たとえば他人の靴をそれとなくなおしてやるような、縁の下の力持ちみたいなことを指導する時には、こんな言葉を付け加えておきます。「それから大事なことだけどね、いいことをしたらね、人に言ってはいけないんだよ」 どんなに良い行いも他人に吹聴したら価…

「見えなかったものが浮かび上がり、見えていたものが溶け込んでいく」~緑の錦③

山の緑は刻々と変わっていきます。 つい最近まで枯れ色でほんとうに生きた植物がないのかもしれないと思われた部分もやがて赤茶から白っぽい緑に変わり、そして今はすっかり黄緑として広がっています。 それにつれてモコモコと見えていたシラカバも、地の色…

「池田小事件のこと」~学ぶべきこと

昨日は池田小学校のような事件を想定しての避難訓練が果たして必要なのか、というお話をしましたが、それとは別に、この事件から学んでおくべきことがあるのは事実です。 さて、池田小の事件では大きな三つの点が指摘されました。 第一は、池田小職員が侵入…

「子どもを守ること」~学校の不審者侵入対応訓練、必要あるのか?

たった1年あるいは数年の違いなのに、年号や世紀が変わると、なぜ世界は変化してしまうのだろう、歴史を学んでいるとよくそういうことを思います。明治が大正に変わっただけで、厳格で上昇志向の強かった雰囲気は一気に自由闊達な大正デモクラシーへと変わ…

「二の矢、三の矢」~プロの特別支援コーディネーターはここまでやる

前任校はそこそこ大きな学校でしたので音楽会もずいぶん派手で、先生たちの気合いも並大抵のものではありません。すばらしい演奏がたくさんあったのですが、私が特に記憶しているのは一昨年の1年生の演奏です。 とても落ち着きに欠ける学年で、入学式の記念…

「ケータイと携帯」~7台向こうには悪魔がいる、8台向こうに宇宙人がいる

私の持っているのは携帯電話です。使用頻度からいうと電話として利用している回数が圧倒的に多く、メールやインタ−ネット・サイト閲覧といったことは極端に少なくなります。また、これを通じて妻から再三用事を言いつかりますから、その意味ではリモコンの受…

「兆の世界」~つかみどころのない数

先週の授業研究会の最中に「動物は体重1kgにつき、1兆個の細胞でできている」とういう話が出てきました。66kgの私は66兆個の細胞からできていることになります。しかしこの「兆」という単位、これがなかなか曲者で、どうにもこうにも感覚的につか…

「口蹄疫のこと」~この際、学んでおこう

宮崎県で家畜の伝染病、口蹄疫がすさまじい速さで広がっており、18日現在で殺処分になった牛や豚が11万5000頭にも上ったようです。 家畜の病気など私たちの生活にあまり関係ないようですが、ここまで大きく取り上げられたニュースですので、子どもに…

「緑の違いが消えていきます」~緑の錦②

日曜日の大祭見回り、ご苦労様でした。子どもたちは皆きちんとやっていたみたいで安心しました。神楽や舞の子たちも、遅くまでがんばっていたようです。 いつもは忙しがっていて景色を見る余裕もないのですが、半日以上、祭りのあとをついて行くだけの仕事だ…

「休業日」~祭りのあと

昨日、地域の大祭があったため、本日は休業日です。昨夜は中学校の先生だと午前2時くらいまで仕事があったはず。私たちも見回りに行き、今朝は遅くまで寝ていました。 今日は、畑の面倒を見ようと思います。

「モンスターを生み出すもの」~保護者も助けを求めている

もう少し早めにお話すればよかったのですが、ゴールデン・ウィークを挟んでガタガタしているうちに遅れてしまいました。先月の〇〇総会講演会の報告です。非常に有意義だったので、おりに触れてご紹介したいと思います。今朝は、「モンスターペアレントを生…

「うつ病の話」~新型うつという不思議な病気

書店に行くと「うつ病」に関する書籍が平積みになっています。それだけ需要が多いということでしょう。私たち教員の世界も例外ではありません。 平成20年度に学校を病気休職した教職員は8578人(全体の0・94%)で、そのうち63%に当たる5400…

「ナイチンゲール・デイ」~わがままで身勝手な令嬢の記念日

今日5月12日は看護の日[ナイチンゲール・デー]です。ナイチンゲール(1820〜1910)の誕生日を記念して1965年に国際看護婦協会が制定しました。 ナイチンゲールと言えば白衣の天使としてつとに有名で、クリミア戦争(1854〜1856)の際…

「『おはようございます』と言いなさい」~人間としては平等でも、子弟としては平等ではない

しばらく前に出た講演会で、教師と生徒とは同じ人間である以上、教師が「おはよう」と言い生徒が「おはようございます」というのはおかしいだろう、教師も「おはようございます」というべきだといった話が出てきました。講師がそう言ったというのではなく、…

「緑の錦」~この美しさも絵にしたい

ゴールデン・ウィークと桜の見ごろが重なり、出張やら土日やらをはさんで学校に来たら、もう大部分の桜は散ってしまっていました。残念なことです。 この里の樹木は一気に百花繚乱で、他の地方なら2ヶ月かかって順番に咲く花が一ヶ月ほどでどんどん進んでい…

「隣り百姓の末裔」~周囲を見て生きる百姓の裔にとっての自主性

十数年前に家を購入した際、隣にある1アールほど畑も買い取りました。線路に面した袋小路の三角形で、売り物にならないから安く買えということで購入したのです。 1アールというのは農家にとって大した広さではありませんが、素人が一人で経営するには広す…

「5月」~今月のウンチク

5月になりました。 古くは「皐月(さつき)」と呼ばれました。苗を植える時期であるところから言われた「早苗月」が縮まって「さつき」となったと信じられています。 5月と聞くだけで何となく清々しい気分になりますが、旧暦五月は現在の6月〜7月、梅雨…