カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「毎年5000人もの教員が精神疾患で休職しているというのに、もう何の打つ手もないということのようだ」 

更新しました。「キース・アウト」2018.12.27心の病で休職する教職員は5077人 10年間高止まり PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812b.htm#i4 スマホ版→http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812sh.ht…

「今年の振り返り、来年への怖れ」~二学期ご苦労様でした。

今年も心配な出来事が多かった。 しかし今年起こっているその不安な出来事は、 もしかしたら来年から始まる新時代を予告するものなのかもしれない というお話 【私の2018年】 多くの学校で二学期終業式が行われ、あと一週間も経たずして2018年が終わります。…

「“いじめ”はゼロではあってはいけない」~文科省調査の裏側で 

“いじめ”事件はここ数年、爆発的に増え続け、今後も減る見通しはない。 今年も多くの見落としがあったみたいだから、来年はさらに増えるに違いない。 いじめ100万件時代も目の前かもしれない というお話 (「平成29年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒…

「忘れられそうな可哀そうな冬至」~冬至のウンチクと阿蘭陀(オランダ)冬至

明日は冬至。 すっかり忘れられているこの行事、もう一度調べて何かしてみらどう? 阿蘭陀冬至もおもしろいよ。というお話 (カール・ラーション 「冬至の生贄」) 【忘れられそうな可哀そうな行事】 明日12月22日は二十四節季のひとつ「冬至」です。 一年で…

「様式からはみ出ることの胡散臭さと必要性」~冠婚葬祭の経済学3

同棲は無責任、式も披露宴もしないというのは逃げ――そう考える人たちがいる。しかし時代とともに考えなくてはならないこともあだろう。というお話。 (ブレア・レイトン 「登録簿へのサイン」) 【同棲の経済学と倫理学】 娘のシーナが結婚式を決める1年ほ…

「貧乏人こそ結婚しろ、披露宴で脇を固めろ」~冠婚葬祭の経済学2

貧乏人同士は結婚した方が楽。(マイナス)×(マイナス)は(プラス)だ。披露宴で支援者を募れ、というお話。 (ピーテル・ブリューゲル《父》 「農民の婚宴」) 古くから伝わっている儀式とか組織とか風習にはそれなりの意味があります。 問題はその意味が…

「結婚式で生活資金を生み出す法」~冠婚葬祭の経済学1

金がないから式が挙げられない、 いやそもそも金がないから結婚自体ができない、 という人に――、 結婚式は大げさにやればやるほど安くつくよ。というお話。 (ルーク・フィルズ「結婚」) 昨日のニュースに「結婚式挙げない人の半数以上は「資金不足」で仕方…

「それも違うでしょ、先生」~哀しいほど不器用なお医者さんの話

今ごろになってインフルエンザの予防接種に行ってきました。そこで対応していただいた不器用なお医者さんの話 いよいよ流行り始めたというので、インフルエンザの予防接種に行ってきました。 流行り始めてから行くようでは遅いことは知っていたのですが、2…

「人の心は計れない」~日本体操協会パワハラ事件と奄美中1指導死事件3

簡単に言うと、 「いじめは絶対に許すな、被害(を訴えた)者最優先で、どんな些細な訴えにも耳を傾け、小さな心の傷も疎かにせず、一刻も早く解決せよ」というのは、マスメディアも文科省も、世論も一致して支持し、学校に迫った対応ではなかったか。 それ…

「何があったか、誰にも分からない“いじめ”がある」~日本体操協会パワハラ事件と奄美中1指導死事件2

信じがたいことだが、世の中には、 誰がやったか、何があったか、誰にも分からない“いじめ”がある。 加害者に全く罪の意識がない“いじめ”、やったことにすら気づいていない “いじめ”もある。 しかし奄美中1自殺事件では何が起こっていたのだろう。 というお…

「日本体操協会パワハラ事件と奄美中1指導死事件」1~客観的で公正だから悩む

日本体操協会のパワハラ問題における第三者委員会の裁定。 塚原夫妻の言動に問題はあるがパワハラとして地位を奪うほどのものではない。 宮川選手の行動にも問題はある。 ――は非常に客観的で公正だが、学校のいじめ問題と比べると違和感がある。 奄美中1自…

「愚者の石」2~石の切除、六つ数えろ

窃盗症(クレプトマニア)の原裕美子元日本代表マラソンランナーも、タバコやゲームや読書癖で苦労した私も――気持ちをコントロールできないという意味では、あの愚か者たちと同じ「愚者の石」所有者なのかもしれない。 本人たちに力がなければ周りが支えるし…

「愚者の石」1~渋谷ハロウィーン・とろサーモン、貴ノ岩・石橋和歩・・・

渋谷のハロウィーンで軽トラックを横転させて騒いだ十数人の愚か者、酔って悪態をついてSNSに上げたお笑い芸人のとろサーモン久保田とスーパーマラドーナ武智、かつては暴力事件の被害者だったのに付け人を殴って引退せざるをえなくなった貴ノ岩、東名あ…

「親が努力すればだれでも東大医学部に入れるというわけではない、という至極あたりまえのお話」

更新しました。「キース・アウト」 2018.12.08東大理IIIに子ども4人合格させた佐藤ママに、パパも驚嘆?「よくこんなメソッド考えたね」 PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812b.htm#i3 スマホ版→http://www5a.biglobe.ne.jp/~…

仕事を減らさず人も増やさず、時間だけを絞れば教育は死ぬ

更新しました。 「キース・アウト」 2018.12.06教員残業上限「月45時間」文科省が指針案公表 PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812b.htm#i2 スマホ版→http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812sh.htm#i2

「千一夜」~シェヘラザードの音楽と映画たち

(マティス『千一夜物語』) 今日で退職後のブログも1001日目です。 【憧れのイスラム世界】 イスラムという言葉を聞くと、人は何を連想するのでしょう? 現代でしたらさしずめ「過激派」だとか「IS」だとか「テロ」といった流れ、あるいは「特別な食習慣…

「千日に関わる物語」~ブログ1000日目の記念に

(エマヌエル・ロイツェ『王妃の座を追われるキャサリンと、公衆の面前で愛をささやく国王とアン・ブーリン』 このブログ、退職後の分が今日で1000日になりました。 「更新しました」というタイトルで紹介しているニュース批評のような記事は別計算で、他に…

「教師は説明できなければならない」~すべてのきまりには理由がある

(アルフォンス・ミュシャ『スラヴ叙事詩「イヴァンチツェの兄弟団学校」』) 中学一年生の担任となった4月、一人の生徒から、 「理科室には並んでいくのですか?」 と訊かれて一瞬何のことか分かりませんでした。聞くと小学校ではそうしていたと。 軍隊で…

「更新しました」~学校のやることはいちいち説明しなくていけないのかもしれない

「キース・アウト」 2018.12.04「給食中は私語一切禁止」学校を取り巻く“不自由”の実態 PC版 → http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812b.htm#i1 スマホ版→ http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2018/kieth1812sh.htm#i1

「追熟トマトと昭和の野菜」~今どきの野菜、昔の野菜

暖冬とはいえ12月に入り、やはり霜が心配にな朝もあります。 家庭菜園ティスト(2019/6/1 「家庭菜園ティストの話」 - エデュズ・カフェ)を自任する私の畑も、収穫して葉だけになったブロッコリをウサギのエサ用に残して、あとはすべて撤去・終了となりま…

「パパ・ブッシュ死す」~勝つことを強いられる国の大統領

Embed from Getty Images // 【パパ・ブッシュ死す――落ち続けた前半生】 第43代アメリカ大統領ジョージ・H・W・ブッシュ大統領が亡くなりました。故人も含め、大統領経験者としては最高齢の94歳だったそうです。 クリントン政権を挟んで息子も大統領になり…