カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

歴史・歳時・記念日

「ヘンリー八世と千日のアン、そしてユートピア」~今日はトーマス・モアの誕生日

今日はトーマス・モアの誕生日。 しかしこの人、日本ではあまり知られていない。 「ユートピア」を書き、ヘンリー八世や千日のアンと渡り合った カトリックの硬骨漢・・・らしいけど。という話。(写真:パブリックドメインQ) 【今日はトーマス・モアの誕生…

「2月29日の話」~意外と知られていないこの日のウンチク

今日は4年に一度しかやってこない特別な日。 それすらも知らない子どもたちが大勢いるから教えてあげよう。 4年に一度は100%確実なわけじゃない。昔は2月が12月だった。 この日生まれはいつ齢をとるの? この日生まれの有名人は?という話。(写真:フォト…

「チョコのゴディバとピーピング・トムの話」~ブランド名の由来とマンスプレイニング②

バレンタインデーに義姉からチョコレートを贈られた。 6粒入り3456円。一粒576円。豚に真珠、猫に小判。 しかしそれにしても「ゴディバ」っておいしそうに聞こえるか? そこで調べると面白い話が出てきた。という話。(ジョン・コリア「ゴダイヴァ夫人」(部…

「『今は昔』と言えばなんでも通る・・・かもしれない(令和今昔物語)」~「不適切にもほどがある」が突きつけるもの③

ただ浮かれ騒いでいたような昭和後期。 ひたすら真面目でコンプラ重視の現代。 まったく違うように見えて根は同じだ。 きっとまた揺り戻しがある。という話。(写真:フォトAC) 【1986年、最悪のバラエティ】 「不適切にもほどがある」(TBS系列:金…

「見かけほど自由でも奔放でもなかった昭和バブルの話」~「不適切にもほどがある」が突きつけるもの②

ドラマが揶揄してみせる昭和後期の風俗。 しかし見かけほど自由で奔放だったわけではない。 当時の流行歌にみるセクハラもパワハラも、 それぞれ時代の宿命を背負っていたのだ。という話。(写真:フォトAC) 【「ふてほど」にみる“性”の問題】 「不適切にも…

「徂徠訓:上に立つ者、ひとを導こうとする者の心得」~今日は徂徠の誕生日です

今日は荻生徂徠の誕生日。何をした人なのかよく分からないが、言った言葉の重みは分かる。偉人の言葉は、今も深い。という話。(写真:フォトAC) 【歴史を学ぶ意味くらいは学んでおこう】 大学入試の社会科は日本史で受けました。中学校の教員としては社会…

「ボンボリはなぜ”雪洞”と書くの?」~本物の雪洞に明かりを入れてボンボリにしました

久しぶりの大雪。 塀に降り積もった雪に、穴を開けてローソクを立てた。 ほんのりと明るい燈明がともる。 もしかして、これが雪洞(ボンボリ)の語源なのか?という話。(写真:SuperT) 【雪洞に明かりを入れてボンボリにしました】 今年は暖冬で、このまま…

「『光る君へ』:百人一首の人々」~大河ドラマのこれまでにない見方

大河ドラマは文化の継承、視聴率など気にする必要はない。 そのうえ平安中期はこれといった事件もないから、 ドラマは自由に進むだろう。 だが、私たちは意外とこの時代の人々に詳しいのだ。という話。(写真:フォトAC) 【NHK大河ドラマには特別な役割があ…

「さまざまな年賀状、そして年賀状じまいの無礼MEN3人衆の話」~年賀状のシーズンが終わる②

年賀状はその表現方法を見ているだけでも楽しい。 写真好きに文章好き、そして既製品の上手な使い手。 さて、今年も年賀状じまいの申し出があった。しかしこれ、 扱い方を間違うと、とんでもなく無礼な場合もあるのだが――、という話。(写真:SuperT) 【写…

「不思議な年賀状と、私がLineIDをつけて送った結果の話」~年賀状のシーズンが終わる①

年賀状の季節が終わった。 今年も少しずつ面白いことがあった。 不思議な年賀状がいくつかとどき、 私はLineIDを載せたのに反応はイマイチだった――。という話。(写真:SuperT) 【年賀状のシーズンが終わる】 昨日お年玉年賀はがきの当選番号も発表され、今…

「まさか子どもたちが文に耽り込むとは!」~SNSの流行と変化について行けるのか② 

振り返るとインターネットの黎明期、 誰がこれほど大量の、 読み書きをする若者の出現を予想できたのか。 しかしそれには理由がある。という話。(写真:フォトAC) 【まさか子どもたちが文に耽り込むとは!】 考えてみると私はIT技術についてことごとく世間…

「2024年の薄暗い始まり」~しかしがんばろう 

元日早々の大きな地震。 能登の方にはあまりにも気の毒な2024年の始まり。 それとは比ぶべくもないが、私もまた不運な年の始まりだった。 だが頑張ろう、やり直そう。という話。(写真:フォトAC) 【2024年の薄暗い始まり】 元日の夕暮れ近い時刻、私と…

「2024年」~新年のご挨拶

あけまして おめでとうございます本年もよろしくお願いいたします。

「御用納めと、うまく行かない時期の生き方」~(本年最終)皆さま、ありがとうございました 

今日は御用納めの日、これといった儀式もなく、 年末年始休業に入るところも増えているらしい。 しかし私にそれは難しい。 きちんと儀式を行い、メリハリをつけて新しい年を生きたい。という話。(写真:フォトAC) 【御用納め】 今日、12月28日は御用納…

「いよいよ冬休み・・・でもなかったりして」~日本の学校の冬休みさまざま

いよいよ冬休み。しかしそうでない自治体も少なくない。 しかも日数もまちまちなのだ。 さらにこのところ終業式のない学校も出てきて、 いやさ、いろいろな意味で様変わりだ。(付録:沖縄の冬休み)という話。(写真:フォトAC) 【いよいよ冬休み! でもな…

「カボチャを食べて冷酒飲んでお風呂に入る」~明日は冬至です

明日は冬至。一年で一番夜の長い日だ。 しかし一番日の出が遅く、一番日の入りが早いわけではない。 そこのところを、カボチャと小豆粥を食べ、 冷酒を飲みながら柚子湯に入って考えよう。という話。(写真:フォトAC) 【冬至と日の長さ】 明日、12月22…

「何のための年賀状かを考えて、結局こうなりました」~2024年の年賀状をどうデザインしようか③

結局、私は自分のことを見ていてもらいたい、 大事な誰かに思い出してもらいたい、 だから書く年賀状、 結局、自分の好きなように書くしかない。 という話。(写真:フォトAC) 【何のための年賀状か】 3年ぶりに本来の形の年賀状を書こうあれこれ算段して…

「思い起こせば今年は別れの年」~2024年の年賀状をどうデザインしようか②

年賀状に書くために2023年を振り返った。 ペットが死に、3人の伯母が亡くなり、 息子が独立して、我が家は老人住宅仕様に変化。 ああ、今年は別れの年だった――。 という話。(写真:フォトAC) コロナ禍の去った今年は、さて、どんな年賀状にしようかと…

「今まで、こんな年賀状を書いてきた」~2024年の年賀状をどうデザインしようか①

いよいよ年賀状の季節。 コロナ禍の明けた今年は3年ぶりに普通の賀状が書けそうだ。 そしてふと振り返る。 私は今までどんな年賀状を書いてきたのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【今まで、こんな年賀状を書いてきた】 来年の年賀状のデザインをどん…

「12月になりました」~子どもに話してやりたい12月のウンチク

サンタクロースの活躍する12月だが、 サンタ・ルチアの祝祭もある。サンタ~ルチ~ア♪♪ スケートの日はあるけど、ボクシング・デイは拳闘の日じゃない。 そして甲子園がサラダボウルになぞらえられる、という話。(写真:フォトAC) 【12月になりました…

「私は太宰治が嫌いですと、本人の前で三島由紀夫は言った」~半世紀ぶりに「走れメロス」を読む③

私は太宰治の作品が嫌いだ。弱さを前面に押し出して、 陰で密かに人々を愚弄する――。 三島由紀夫はそれを見ていた。人間の弱さを許さない三島は、 「私は太宰が嫌いだ」と、直接本人に伝えに行く。という話。(写真:フォトAC) 【「人間失格」の悪魔的な仕…

「小春日和とインディアン・サマー」~むちゃくちゃ暑かった勤労感謝の日に思い出したこと

昨日の勤労感謝の日、晩秋にあるまじきとんでもない暑さだった。 これを日本では小春日和と言う。 同じ現象を北米ではインディアン・サマーと言うが、 両方とも分かりにくい時代になってきた。という話。(写真:フォトAC) 【小春日和(こはるびより)】 昨…

「誰にどう感謝すればいいの?」~明日は勤労感謝の日

明日は勤労感謝の日。祭日で、皆ウキウキと休みに入るのだが、 ハテ? 誰が誰にどう感謝するのだ? 一家の働き手なのか街で仕事をする人なのか――。 そう言えば毎年これといった行事もなかった。という話。(写真:フォトAC) 【明日は勤労感謝の日】 明日は…

「この子の七つのお祝いに・・・何が起こったのか」~分かっているようで分かっていない七五三

明日は七五三。しかしすべての人に関係のある行事ではないので、 とかく忘れられがち。しかも内容もあまり理解されていない。 なぜ七・五・三なのか。そして、 「この子の七つのお祝いに」何が起こったのか――。という話。(写真:フォトAC) 【明日は七五三…

「ガザ:私たちにできること、子どもたちにできること」~パレスチナのガザで起こっていることを子どもたちにどう説明するのか

いまパレスチナのガザで起こっていることを 子どもたちにどう説明するのか。 直接的には何もできない私たちや子どもたちに、 いまできることは何なのか。という話。(写真:フォトAC) 【教師はガザを、子どもたちにどのように話すのか】 現在パレスチナのガ…

「子どもたちに『文化の日』を教える」~明日は祝日だけど何の日か分かる?

明日は文化の日。しかし何の日なのか、なぜ11月3日なのか、 知らないでいることも多い。 子どもたちはもちろん親たちも知らない場合がある。 だったら調べて、ひとこと教えてあげよう。という話。(写真:フォトAC) 【子どもたちに祝日の意味を教えてお…

「『魔の月』をどう乗り越えるか」~11月になりました

11月が始まる。学校では「魔の月」と言われる11月。 さてどうしたものか? 烏合の衆を目的集団にできるのか、 11月をどう乗り切るのか、 11月をどう過ごすのか――。という話。(写真:フォトAC) 【魔の月】 11月になりました。学校では「魔の11…

「今日は火星人来襲の日」~信じられる社会事象・歴史とは何なのだろう

今日10月30日は、95年前に宇宙人が合衆国に降り立った日、 ――というか降り立ったと信じられた日だ。 ニュージャージー州には騒動を記録する記念碑(*1)まであるが、 さて、その実態は・・・。という話。(写真:フォトAC) 【火星人来襲の日】 193…

「日本の上にアメリカは乗らない」~囁く天使と怒れる菩薩②

守護天使のあの冷ややかな感じ、 欧米諸国にはびこる児童虐待や子殺しを、 私たちはどう理解したらいいのだろう? 翻って我が国では、子どもたちにどう対応してきたのか――。という話。(写真:フォトAC) 【守護天使は警告する】 若いころキリスト教について…

「10月2日、今日は守護天使の日」~囁く天使と怒れる菩薩①

今日は守護天使の日、キリスト教で守り神の記念日。 しかし天使は、力づくでキミたちを悪から守ってくれるわけではない。 そこが仏教の、愚かな衆生も縄をもて導き、地獄までも救いに行く、 菩薩とは違うところだ。という話。(写真:フォトAC) 【守護天使…