カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「江戸時代の庶民はどれくらい米を食べられたのだろう」~米の話④

さて「たてやん」さんのご指摘の通り、私の記した「日本人はほとんど米だけで民族をつないできた」は言いすぎで、「江戸時代の人々の食生活」とひとことで言っても武士と町人・農民とでは食事の内容がだいぶ異なりますし、都市部と農村部、山国と海浜部など…

「年貢の納め時とは何か」~米の話③

「米の話」は先週24日で終わりのつもりでしたが23日の分にコメントを頂いてありました。コメントをいただくなんてめったにないことなので見落としていました。申し訳ありません。そしてありがとうございました。 2016/6/23 11:54投稿者:たてやん昔の日…

「日本の甘い罠」~ポピュリストたちの宴②

なにもポピュリストは英米の専売特許ではありません。日本の政治家だってできもしない甘い話をいくらでもします。現在の自民党政権だってかなりいい加減ですがほんとうにひどかったのは2009年の民主党でした。 自民党のばらまき政策を批判したマニュフェ…

「イギリスEU離脱の衝撃」~ポピュリストたちの宴①

先週の金曜日、私は朝からNHKテレビを見ながら、昼過ぎまでイライラを募らせていました。画面の下にイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票の集計状況が出ていたからです。 イギリスがどうなろうと私には関係ありませんが息子のアキュラは現在就活中。「…

「糖質ダイエットと1石・1反・1両」~米の話②

政治家の鳩山邦夫さんが亡くなりました。 夫人は結婚前の名前を高見エミリーという、当時はまだ珍しいハーフ・タレントで、彗星のごとく現れたかと思ったらそのままお嫁に行ってしまい、そのお相手が鳩山一族の息子というのでずいぶん驚きました。写真を見た…

「米の何が良いのか」~米の話①

「ライザップに挑戦する」がうまく行かない、その理由のひとつは低糖質ダイエットができないこと、具体的には米飯がやめられないからです。単純に米の飯が好きということもありますが「米飯を辞めてしまうと日本人でなくなる」といった一種の信仰がブレーキ…

「死ぬまでにやっておきたい10のこと」④

4月15日に書いた「死ぬまでにやっておきたい10のこと」cの続きです。 そのときまで挙げたのは、「1 百姓仕事を覚えたい」「2 庭木の剪定について勉強したい」「3 部屋の片づけをしたい」「4家の部分リフォームをしたい」「5 書類や作品、これまで書いた…

「イチローがピート・ローズを抜いたこと。東京都知事選」~土日に考えたこと②

【イチローがピート・ローズを抜いたこと】 大リーグを永久追放になって過去の栄光以外何も持たないピート・ローズが、イチローの記録を認めないのはある意味当然でしょう。日本には“ちいちぇえヤツだ”という言い方がありますが英語では何というのでしょう。…

「官邸は何を指示したのか、小林麻央さんの病状とメディアのこと」~土日に考えたこと①

ちょっと触れておきたいニュースがいくつかあって、放っておくと次々忘れてしまいそうなので短くコメントを書いて次に進みます。 【官邸は何を指示したか】 5年前の東日本大震災の際、官邸から東京電力に「『炉心溶融』という言葉を絶対に出さないようにと…

「更新しました」

「キース・アウト」 2016.06.19「日本の小学生が1列に並んで…」ホテルのフロントでの光景に驚き=中国ネット「これが素養というもの」「大切なのはやってしまった後」

「子育ての収穫期」~今からできることはほとんどない

用があって叔母の家に行ったら、ちょっと相談事があるので上がってほしいということになりました。聞くと末の息子(とは言っても50代後半になる私の従弟)のところの17歳の孫娘が大変だと言います。どう大変なのかと聞くと、叔母も80歳過ぎですし一緒に住ん…

「更新しました」

「キース・アウト」 2016.06.17妊娠中の高3女子生徒に体育の授業を要求 京都の高校、休学勧める

「王様は湯河原だ!」~舛添知事が辞職願を出したと

舛添知事が辞職願を出したとか。もしかしたら不信任決議→議会解散もあるかもしれないと、ドキドキしていましたのでとりあえずホッとしています(東京都民でもないのに)。こんな人のワガママのために、50億も100億もの血税が使われるのはやはり納得がで…

「不祥事研究のススメ」~教員不祥事の憂鬱⑤

「教員不祥事」で検索にかけ各都道府県教委の取り組みをみると、どこも非常に苦労していると同時に手詰まりな感じがうかがえます。 不祥事の起る原因に関する分析も、「規範意識の欠如」「想像力の欠如」「教師のおごり」「社会常識の欠如」「暴力に対する親…

「教師の脳内で起きていること。ストレスは判断力を弱める」~教員不祥事の憂鬱④

私は心理学で修士号を取りましたがそれにもかかわらず心理学をあまり信用していません。心理学が悪いというのではなく、一部の”専門家“たちがあたかも人間を完全に捉えたかのように言うのが嫌いなのです(そこまで言うなら不登校の子を学校に行きたくてウズ…

「二つの可能性と永遠の謎」~教員不祥事の憂鬱③

丸々一週間、北海道の置き去り事件のことを考えていてあいだが開いてしまいましたが、知り合いの若い教諭が盗撮事件を起こしたという話の続きです。事件を起こした瞬間、その教諭の判断力が極端に衰えていたのではないかというお話しをして中絶したままにな…

「書き漏らしたこと」~北海道、しつけ置き去り行方不明事件に際して⑤

躾と言っても様々な場面とレベルがあります。 2歳児に着替えの習慣づけをするのと小学生に学習習慣をつけるのとでは、やり方もこちらの心構えも違ってきます。膝を突き合わせるようにしてしっかり指導しなければならない場合もあれば、「お尻ペン!」で済ま…

「落差の恐怖」~北海道、しつけ置き去り行方不明事件に際して④

小さな子どもを叱る場合は怖い表情と怖い声・口調で行わなければなりません。それでも足りなければ怒鳴りまくし立てます。しかしそれでもうまく行かない場合があります。言っても利かない、通用しない――。山の中に置き去りにしたり家から追い出したり、ある…

「メラビアンの法則・心にヤスリをかける」北海道、しつけ置き去り行方不明事件に際して③

「3歳以上だったら言葉で話せば必ず分かります」(尾木ママ)といった専門家のアドバイスにもかかわらず、私たちは言葉だけの指導に限界を感じています。一般人にとって、口で言って分からない子をどう分からせるかというのは、“専門家”の想像を遥かに越え…

「言葉だけでは躾けられないとき」〜北海道、しつけ置き去り行方不明事件に際して②

教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏も「3歳以上だったら言葉で話せば必ずわかります」と繰り返し強調します。もちろん幼児に理解できる日本語に翻訳すれば、大人が伝えたいことのほとんどはわかります。もともとそんなに難しいことを要求しているわけでは…

「その父親に何ができたか」〜北海道、しつけ置き去り行方不明事件に際して①

北海道のいわゆる「しつけ−置き去り行方不明事件は、発生一週間目にして無事保護され、事なきを得ました。しかし社会的には大きな問題を残したと言えます。 ひとつは国際評価です。 イギリスのBC放送など欧米のメディアがこぞって速報を流したように、海外…

「盗撮教師の心の中を考えてみる」~教員不祥事の憂鬱②

若く優秀で熱心な教諭が盗撮容疑で逮捕されてしまった。しかも本人が容疑事実を認めている――それを考えているところに折あしく(彼にとっては)息子のアキュラから電話がありました。そこで用件のすんだあと、ことの顛末を説明して年齢的には近いアキュラの…

「良く知った若い教師が盗撮で逮捕された」~教員不祥事の憂鬱①

私のよく知る若い教諭が盗撮で逮捕されました。 研究熱心な教師で会議や研修会にもよく足を運んでいました。教育雑誌にもしばしば名前の出るような人ですから、googleで検索にかけるとその研究成果ばかりがヒットします。ただし数日中には「盗撮」一色になる…

「家庭菜園ティストの話」~百姓は心を病まない

「なぜ人は年を取ると農業や園芸に興味を持つようになるのだろう?」 そう訊いたら妻が、「そろそろ自分も土に還ろうとするからじゃない?」 その妻は“土に還る”気などさらさらないようで、我が家ではもっぱら収穫担当もしくは指示担当といった立場で私をこ…