人生
自分の周りから人がいなくなることに関して、 母はどのように対処してきたのだろう。 歳をとると人的資産は減る一方で、 増えることはほとんどないのだ という話。(写真:フォトAC) 【母はどのように人を失っていったのか】 97歳の母がいます。 ここまで長…
危機に際して欧米人は最後のひとりになる覚悟をし、 日本人は集団で守りに入る。 しかし今や日本人も欧米人と同じ生き方を探り始めた。 もはや集団で生きるのは難しいのだ。という話。(写真:フォトAC) 【ホラー映画で、なぜ主人公たちはバラバラになるの…
母を施設に入れた。 選択の余地はなかったが、姥捨ての気分は残った。 余裕が生まれたので百姓仕事の学び直しをして、 自らの人生の聖地巡礼に出た。我が青春を問うために という話。(写真:フォトAC) 【介護の10年が終わる】 偶然ですが10年ごとに人生を…
乗客2,666人、乗員1,045人、合計3,711人、 国籍は57カ国に及び、半数は70歳代以上。 その人たちを救うために、全国から3000人もが集まった。 「縁の下の力持ち」、彼らの生き方は美しい、という話。(写真:フォトAC) 【2020年2月3日】 先週金曜日(2024年1…
人の人生を大きく狂わせる心の問題。 しかし原因はほんの些細なことなのかもしれない。 些細なことで重大な結果がもたらされる――。 だとしたら大事なのは、原因追及ではない。という話。(写真:フォトAC) 【ムカデはなぜ歩けなくなったのか】 今週はまず「…
「出しゃばりお米(よね)」 昭和の初期まで日本にいた、お節介なおば様たちの総称だ。 そのお米たちがいなくなって、 はて? 現代の若者たちは幸せなのだろうかという話。(写真:フォトAC) 【出しゃばりお米(よね)を知っていますか?】 出しゃばりお米…
親ガチャ――。 もっといい親のもとに生まれていれば、 もっといい人生があったはずだという誤った確信。 そんなことはない。大切な視点が欠けている、という話。(写真:フォトAC) 【明治初年の親ガチャ解消】 ここ数年「親ガチャ」という言葉が流行し、「ど…
大きな音が嫌い、小さな音だと聞こえない、 だから日本のドラマに日本語の字幕を付けて鑑賞する、 なかなか鬱陶しいやり方だがデメリットばかりではない。 俳優たちの優秀さが、字幕を読むと鮮やかに見えてくるのだ。という話。(写真:NHK) 【字幕をつけて…
芸人のやす子さんを中傷したのが原因で、 タレントのフワちゃんが芸能活動を中止するとか・・・。 しかしあの程度のことは、これまでもして来ただろう。 今回に限って問題になったのは、それなりの理由があるのか? という話。(写真:フォトAC) 【何があっ…
親族・姻族は結局のところ安全保障の枠組みである。 普段は必要ないが、いざという時のために、 大切にしておかなくてはならない。 そのためにも結婚式、しないよりはした方がいい、かな?という話。(写真:フォトAC) 【遠い将来の家族関係なんて見通せな…
人生の答え合わせをしていて痛烈に思うことは、 心を素直にして、 もっともっと話し合わなければならなかったということだ。 みんながみんな、人の心を読み誤っているという話。(写真:フォトAC) 【クラスを見る大人の視点】 昨日は、「子どもたちはクラ…
学生時代の仲間と飲み、翌日は会社員時代の先輩・同僚と昼食。 一日おいて翌々日には昔の教え子が訪ねて来た。 わずか4日間で、 人生の20年分ほどを振り返ることになった、 という話。 (写真:フォトAC) 【元教え子たちが訪ねてくる】 既に一週間以上…
同窓会の翌日、私は会社員時代の先輩と同僚に会った。 これも40年ぶりの会合だ。 互いにずいぶん年を取った。 それなのに私は、あの時代の清算をしていないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【人生の答え合わせ第2幕】 大学時代のゼミの同窓会の翌日、…
4年前、40年ぶりに始まった同窓会、 コロナ禍を経てようやく再開された。 しかし期待していたような話は少なく、 むしろ意外なところで収穫があった。という話。(写真:SuperT) 【同窓会の話題】 あの頃の私はどんな人間だったのだろう? 当時もその後も…
大学のゼミ仲間との同窓会が、 コロナ禍のオンラインも含めて、ここ数年続いている。 本来はそれほど精神的紐帯の強い世代でもないが、 人生の最後、やはり会って改めて話そう――という話。(写真:SuperT) 【半世紀近くを経て始まった同窓会】 昨日は井の頭…
井の頭恩賜公園に40年ぶりに行ってみた。 カップルばかりだった公園が、 さまざまな人々に彩られている。 しかしそれは私の大きな勘違いのせいなのだ。という話。(写真:SuperT) 【三寺(高円寺・吉祥寺・国分寺)の彼方(あなた)】 学生時代は東京の中央…
健康とは、身体のことを考えずにいられる状態 経済的豊かさとは、明日の生活費を計算せずに済むこと。 幸せとは、幸せを追求しないでいられる状況―。 いい人生だったが、終わらせ方は厄介――という話。(写真:フォトAC) 【成長の階段を上る人々、下る人々――…
築30年の我が家も年を取った。 その修復はどこまですべきか――。 私も年を取って先行きが見えて来た。 家の修復はその私にとって意味あるものなのか―― という話。(写真:SuperT) 【家も年を取った】 前々から気になっていたのですが、自宅の裏に設置した灯…
知らないうちに私の地元の小中学校からもPTAがなくなった。 保護者を代表する人がいなくなったことに、誰も怖れを感じない。 その事実が、また私には恐ろしい。 同じく自治会も消されようとしているが、それも怖い。といういつもの話。(写真:フォトAC)…
2023年度がいよいよ終わり、来週からは2024年度。 そして10年ごとに人生を変えて来た私にとっては、 おそらく最後の10年が始まる。 怖くはないが、厳しい戦いの日々になるだろう。 という話。(写真:フォトAC) 【二十歳から数えて五つ目の10…
娘婿の義弟の、その母親が、私ほどの年で急逝した。 その彼の嘆きはいかばかりか――。 しかし若者よ、人は齢を取ると枯れ始め、 人に対しても人生に対しても、次第に恬淡とするようになるのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【ある若者の母親の死】 娘婿の…
久しぶりの飲み会で、飲み方も分からなくなってきた。 しかも老人の飲酒は、それ自体が危険だ。 我が身を知るとともに、友人のために、 たくさんのことを覚えなくてはいけない。という話。(写真:フォトAC) 【死んでもいいが、死に方には注文がある】 金曜…
老後をどこでどう過ごすか、在宅かホームか。 どちらにしても選択肢の先にはグレードがある。 資金のある人、少ない人。質素な人から豪奢な人まで、 自分の老後も親の老後も、目の隅で捉えておくべきだ。という話。(写真:フォトAC) 【令和の年寄りの懐事…
10年あるいは20年後、それでも夫婦がそろっていれば何とかなる。問題はひとり欠けたそのあとだ。誰もいない家で、ひとりでどれだけ頑張れるのか、という話。(写真:フォトAC) 【次の20年をどう生きてどう死ぬのか】 昨日は自分の家族を見ながら、世…
臨床心理学者の高垣忠一郎の訃報が届いた。 私はこの人から、 子育てと教育に関する重要な二つの観点いただいた。 ひとつは幼児教育の目標、そしてもうひとつは――という話。(写真:フォトAC) 【訃報アリ】 先週の金曜日1月12日の新聞に、小さな訃報記事…
TBSドラマ「下剋上球児」が面白い。 単なる青春スポーツ・ドラマではなく、 最初から複雑な運命を背負った人々が大勢いるからだ。 しかも運命はしばしば、とんでもなく間抜けな行動を経て動き始める。 という話。(写真:フォトAC) 【期待を裏切らない人た…
子どもと孫たちが古希のお祝いをしてくれた。 しかし「古希」ってどういう意味だったのだろう? その他「還暦」やら「喜寿」やら、いくつかある長寿祝いの意味と、 歴史理解に必要な十干十二支についてーー。という話。(写真:SuperT) 【また、まんまと引…
コロナ禍、あしかけ4年。 “青春らしさ”をなにも味わうことなく、 ここまで来てしまった若者たちがいる。 彼らに手を差し伸べることは中堅・ベテランの責務だ。という話。(写真:NHK) 【教育とは、お節介なもの】 昔、小学校1~2年生の「生活科」というのが…
日本テレビのドラマ「何曜日に生まれたの」を見ながら、 ドラマや芝居を見たり、小説を読んだりすることは、 私たちが人間関係や社会を解きほぐす練習をしているようなもの、 人間の本質は優しさと弱さだと、教えられているようなものだと思った。という話。…
息子の結婚式の招待状を息子からもらう――。 本来は親が主催者なのだからありえないことだ。 結婚式から神主も牧師もいなくなり、披露宴からは上司・同僚が消える。 そのくせ残る昔ながらの余興や挨拶――不思議で難しい世界だ。 という話。(写真:アキュラ提…