カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

人生

「暖炉とロッキングチェアと、読まれることのなかった本たち」~高齢者の健康で文化的な生活④

若いころ想った暖炉もロッキングチェアもなく、読書習慣も失ってしまった。70代になった今は小説を開くことも億劫だ。なぜ人は年を取ると本を読まなくなるのか――。(写真:SuperT) 【あれほど読んだ“本”を読まなくなった】 若かったころ、おそらく20代か30…

「悠々自適なのに退屈する人たち、そうでない人たち」~~高齢者の健康で文化的な生活①

経済的には困っていない。健康でもある。それでも「暇で仕方がない」と嘆く高齢者がいる。一方でまったく退屈を感じない人たちもいる。その違いを考えるうちに、教職のすばらしさに気づいた。(写真:ChatGPT) 【命があれば生きているというわけではない】 …

「そんな時代があったよね、友よ」~永遠に続くと思っていた友人たちとの時間が閉じていく

友人との時間が終わる日が来るなど、若いころには、想像もしなかった。しかし年月は少しずつ会う機会を奪っていく。旧友からの一本の電話が、そのことを教える。(写真:フォトAC) 【突然の電話】 昨夜、中高6年間同級だったYから電話がありました。その…

「運命をどう受け入れるか」~JR福知山線脱線事故から21年②

大切な人との別れは、いつも突然に訪れる。あの時もう少し優しくできていたら――、そんな後悔を抱えずに生きることはできるのか。福知山線脱線事故の犠牲者の父親に学ぶ。(写真:フォトAC) 【人との、悔いのない関わり】 JR福知山線脱線事故で娘さんを失…

「記憶に残るあの人」~JR福知山線脱線事故から21年①

2005年4月25日に起きた事故から21年。流れた時間は同じはずなのに、重みは違う。私の記憶に残るのは、遺族であるひとりの父親の、ほとんど“明るい”と言っていいような表情だ。(写真:フォトAC) 【JR福知山線脱線事故から21年】 先週の土曜日(4月25日)…

「令和7年(2025年度)が終わります」~間もなく年度が変わり、人生の節目をまたひとつ越える①

令和7年度が終わる。そして私の、 介護と家事と自分事に専念した10年も節目。 よくしたもので目の前の世界も変わる。 私にも最後のご奉公が回ってくる。 (写真:フォトAC) 【令和7年度が終わる】 令和7年度(2025年度)が間もなく終わります。 サラリー…

「17歳の栄光と影」~オリンピックについて話したいことがたくさんあるが

ミラノ・コルティナオリンピックが終わった。 私には話したいことがたくさんある。 しかしいま思うのは光り輝く17歳のこと、 そしてその反対側にいる17歳のことだ。 (写真:フォトAC) 【ミラノ・コルティナオリンピックが終わる】 ミラノ・コルティナ冬…

「ただし母には私たちがいる」~新たな時代の幸福観の話③

実際に齢を取らないと分からないことがある。 持っていたたくさんのものを失い、親を背負う。 その親を降ろすころから、兄弟を失い、友がいなくなる。 天涯孤独――ただし母には私たちがいる。――という話。(写真:フォトAC) 【実際に齢を取らないと分から…

「ディンクス:契約満了!」~新たな時代の幸福観の話②

自分の今後にも関わるというのに、子に、 「子どもを産む気はないのか」と訊けない。 敢えて産まない決心をしていそうな子に対しても、 考え直そうと声もかけられない。 ――という話。(写真:フォトAC) 【自分の子の人生設計をわが子に訊けない】 昨日は…

「本年もありがとうございました」~私の2025年、そろそろ飽きてきた

さまざまな形でたくさんの人を失った。 病気が非常に身近なものになった。 夫婦の形に変化があって、家族もひとり増えた。 単純な年でもなかったのに、そろそろ飽きてきた。 ――という話。(写真:フォトAC) 【ちょっと計算を間違えました】 官公庁および多…

「ここがロードス島だ、ここで跳べ!」~息子よ、いまだ独身のオマエと結婚の話をしよう④(まとめ)

いまだ結婚しないひとり息子に言っておく、 「いずれする」は男の場合、「絶対しない」に等しい。 だったら中途半端な思いは持たず、 いま、ここで、腹を括れ、ここで決めろ。 ――という話。(写真:フォトAC) 【父親が未婚の息子に一世一代の説教を始める】…

「男はなかなか結婚する気にならないが、その気になっても結婚できない」~息子よ、いまだ独身のオマエと結婚の話をしよう②

女性の婚活は早く始まって早く終わる。 男性の婚活はいつまでも終わらない。 男性は“結婚する必要”があるからだ。 しかし相手になる女性は、あまりにも少ない。 ――という話。(写真:フォトAC) 【女性の婚活は早く始めて早く終わる。男性の婚活はいつまでも…

「女はある日きっぱりと結婚しないことを決め、男はある日突然、結婚することを思い立つ」~息子よ、いまだ独身のオマエと結婚の話をしよう①  

未婚者の81%~84%に結婚の意思があるという。 しかし中身は男女で相当に違う。 女はある日きっぱりと結婚しないことを決め、 男はある日突然、結婚することを思い立つ。――という話。(写真:フォトAC) 【結婚意欲はまだまだ旺盛】 先週12月17日のNHK朝の…

「私が自由を手放して代わりに得たもの」~子どもたちはなぜ結婚しなくなったのだろう⑤

若者には手放せない“自由”がある。 その "自由"でやりたいことが山ほどある。 しかしその“やりたいこと”は、 70歳を過ぎても“できること”なのだろうか。――という話。(写真:フォトAC) 【独身生活は最高かもしれない。しかし――】 誰の箴言・名言か覚えてい…

「独りでも生きられる、“ぼっち”にモデルがいる」~子どもたちはなぜ結婚しなくなったのだろう④

就職超氷河期時代の若者は、 経済的理由で結婚できなかった。 しかし現代の若者は結婚する気がない。 “ぼっち”で生きる社会基盤とモデルがあるからだ。 ――という話。(写真:フォトAC) 【若者が結婚しないのは経済的理由と結婚観の変化だそうで――】 現代の…

「普通の人々の、よそ見をしていても歩ける人生」~子どもたちはなぜ結婚しなくなったのだろう③

結婚できてうれしかった第三の理由。 それが「よそ見をしていても歩ける人生」 社会が敷いた、いわば公共レールに乗るわけだ。 私のような“普通の人”にはふさわしい。――という話。(写真:フォトAC) 【結婚がうれしかった第三の理由】 昨日は、人生で一番う…

「結婚:私の人生で一番うれしかった瞬間」~子どもたちはなぜ結婚しなくなったのだろう②

私が結婚した昭和時代は、 ひとりで生きるための社会基盤がなかった。 「結婚できない男」はいたが、「しない男」はいなかった。 さまざまなことが違っている。 ――という話。(写真:フォトAC) 【私の『人生で一番うれしかった瞬間』】 私がこれまでの人生…

「年寄りの好きなみっつの話」~子どもたちはなぜ結婚しなくなったのだろう①

変化の少ない年寄りの日々、 だから話題も広がらない。 病気・子・孫、ときどき政治。 しかし口に出せないことも増えた。 ――という話。(写真:フォトAC) 【年寄りの好きなみっつの話①――家族の話】 一か月ほど前のことです。民生委員・児童委員(民生児童委…

「友を失うことに、何をどう考えたらいいのか分からない」~終わりの始まりを告げるノックの音がする②

長年の友が、あちら側に行ってしまった。 もう意思疎通もできないという。 こんなふうに一人ひとりいなくなることについて、 何をどう考えたらいいのかわからない。(写真:フォトAC) 【友や兄弟が、一人ひとりいなくなる】 今年98歳になった母には友だちが…

「旧友Aは幽明の世界へ向かった」~終わりの始まりを告げるノックの音が聞こえる①

旧友からの来るはずの連絡が来ない。 そこでこちらから電話をすると、 すでにAは幽明の世界にいるという。 私のことも分からない。私は激しく動揺する。 ――という話。(写真:フォトAC) 【旧友Aのこと】 中学校から大学までの時期を共に過ごした仲間が10人…

『ジーパン・シェイクスピアとNINAGAWAマクベス、ストリップ』~2025年秋ドラマのここがすごい③

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』 このドラマが描く1984年は、 舞台芸術にとって画期的な年だった。 ここでいう舞台とは、小劇場とストリップ劇場のことだが、――という話。(写真:フォトAC) 【大根役者とハム役者】 大根にはアミラー…

『1970年代と小劇場(アングラ)演劇の人々』~2025年秋ドラマのここがすごい②

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』 このドラマの風景には既視感がある。 薄暗い1970年代が終わり、バブルへの道筋が見える。 心がざわざわ浮き立ち、何かを待つ気配がする、――という話。(写真:フォトAC) 【もしがく:『もしもこの世…

「大谷礼賛、人生の決算」~この瞬間に出会えた幸せ②

絶対に敵うはずがないと言われた大リーグに、 いま、日本人が君臨している。しかも3人もだ。 私も人生の決算期、 あの世に行ったら、大いに自慢してやろう。 ――という話。(写真:フォトAC) 【閻魔庁の法廷で――】 死んで閻魔庁の法廷に立ち、審問官たちか…

「禍福は糾える縄の如し、人生いろいろ、山あれば谷ありじゃないか」~人生の勝ち組とは何か④

稼げる仕事に就いていない人間はダメなのか? 安易に「勝ち組」などと呼んでからかうんじゃない! 人生なんて下駄を履くまで分からないじゃないか。 誰だって面白おかしく生きてきたわけじゃないだろ! ――という話。(写真:フォトAC) 【稼げる仕事に就いて…

「ボヘミアンK氏と魯迅の『故郷』」~人生の勝ち組とは何か③

会社員時代の先輩が不遇の中にある。 病気が悪化して、障害を負うことになったのだ。 K氏は私を「勝ち組」だという。 そして私は魯迅の『故郷』を思い出した。――という話。(写真:フォトAC) 【ボヘミアンK氏】 K氏について話します。 私がこのブログで「ボ…

「公務員は勝ち組か」~人生の勝ち組とは何か②

公務員は勝ち組だ、教員は勝ち組だと、 人は本気で考えているのだろうか? あのバブル時代も今も、 公務員は羨ましがられる存在だと言えるのか、――という話。(写真:フォトAC) 【公務員は勝ち組か】 文章や言葉には、それを発した人の匂いや香りがついてい…

「蜜の味:愚かな元教員が投資で大金を溶かした話」~人生の勝ち組とは何か①

株価はついに50,000円越え。 一方に大儲けする人もいれば、他方で大損する元教員もいる。 世間を学ぶ余裕もなく、 ただひたすら働いてきた人たちだけどね。――という話。(写真:フォトAC) 【世間はあまりにも好景気】 昨日の東京株式市場日経平均は午前中に…

「大丈夫、幸せになるかどうかは別問題だ」~若者の問いに答えるために⑤

多くの場合、遺伝子と環境に恵まれた者が勝者になる。 スポーツも芸能も勉強も。 しかし人生は勝ち負けではないだろう。 幸せになるかどうかは、別問題だ。――という話。(写真:フォトAC) 【努力をすれば誰でもプロのスポーツマンになれるのか】 あなたのお…

「自由の鎖、あれかこれか」~若者の問いに答えるために④

私たちは自由だ。何を選んでもいい。 しかしひとつを選んだ以上、 他のすべてを諦めなくてはいけない。 それが自由の鎖、あれかこれかの問題だ。――という話。(写真:フォトAC) 【青い鳥を求めて】 誰でも内容は知っているのに、実際に本物を読んだ人はほと…

「自分探しの旅の始まり」~若者の問いに答えるために③

現実の自分はこんなちっぽけでみすぼらしいが、 本当の自分はもっと情熱的で才能にあふれ、輝いている。 その輝く「本当の自分」を探して、若者は旅に出る。 そういうものだと学んできた。――という話。(写真:フォトAC) 【何のために生まれてきたのか、老…