カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

知識

「未知のことではないし、準備は万端だった」~素人の年寄りがWindowsパソコンをリカバリーしようとする②

リカバリー(コンピュータを購入時の状態に戻す作業)。 基本的には元のPCに戻るわけだから、 面倒で時間もかかるが、コスパも高い。 時間のたっぷりある私は、三日の計画で取り掛かった。 という話。(写真:フォトAC) 【リカバリーとは何か】 リカバリ…

「悪魔のささやき、地獄の72時間の始まり」~素人の年寄りがWindowsパソコンをリカバリーしようとする①

年老いた私の年老いたパソコン、 あちこちに不調が出て、そのたびに治療してきた。 しかしそろそろ限界が来たのかもしれない。 そして悪魔がささやいた――リカバリーを試してみたら? という話。(写真:フォトAC) 【機械は生きている】 時々、電化製品もい…

「馬を川に連れて行く日本の教育」~それでも私はいまの学校を大事にしたい② 

運動能力は外から見えやすい、 しかし他の能力はなかなか限界が見えて来ない。 だからそれは試され、鍛えられ、判断されなければならない。 日本では子どもたちが、学校を通して試される、という話。(写真:フォトAC) 【我が子が大谷翔平でなかったことに…

「あまりにも情けない男の重すぎる宿命」~東大前駅切りつけ犯にみるこの国の未来①

東京メトロ「東大前駅」で起きた切りつけ事件、 43歳中年の、あまりにも杜撰で拙い殺人未遂。 だが犯人はある意味で特別な人間なのだ。 引きこもりで、就職超氷河期世代で、酒鬼薔薇世代。という話。(写真:フォトAC) 【東大前駅切りつけ事件】 5月7日夜、…

「長ネギは谷底から山頂をめざす」~作物にいろいろがありすぎて② 

文化が異なれば常識も異なる。 学ばなければ鍬の使い方も分からないし、 タマネギや長ネギの育て方も分からない。 ピーナッツも何かも、知らないのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【やろうと思ったら鍬の使い方が分からない】 親が買った土地に…

「アマゾン・アレクサが言うことをきかなくなった――」~妻とAIスピーカの難聴問題

妻の耳が遠くなり、アレクサ(AIスピーカー)の耳も悪くなった。指示が通らない。言うことを聞かない。そこで調べると、意外な犯人が浮かび上がってきた。という話。(写真:フォトAC) 【妻もアレクサも老いた。耳が聞こえなくなる】 2年ほど前から妻の耳…

「フルコースタイプの書籍とバイキングタイプの書籍」~紙の本の効能②

もっぱらインターネットに頼り、 紙の本はほとんど読まなくなった。 しかしそれでも紙でなくてはならないことが、 山ほどある。という話。(写真:フォトAC) 【文字にはものすごく触れるが本は読まない】 本というものをほんとうに読まなくなりました。定期…

「『LINEにメッセージ入れたからね』とメールする」~高齢者の情報交換事情

最近メールというものをほとんど使っていない。 もはやLINEが中心的通信手段だ。 しかしLINEどころかメールにも乗り遅れた仲間がいて、 高齢者の連絡は常に錯綜する、という話。(写真:フォトAC) 【え? メール使っているかって?】 先日、洗面所の蛍光灯…

「見ているようで見ていない」~体験が経験にならない不思議な話

NHK大河ドラマではしばしば月が出て来る。 しかしその「月」を、 私たちは見ているようで、実は見ていない。 なんでもかんでも経験すれば何とかなるというものではないのだ、という話。(写真:SuperT) 【大河ドラマが今年も面白そう】 昨年一年間、ほんと…

「クリスマス、オランダ冬至と、冬休み」~この時期の風物詩

今日はクリスマス。 しかし必ずしもイエスの生まれた日ではないらしい。 この時期に重なるのは冬至と冬休み。 いずれを調べてもなかなか面白い。という話。(写真:フォトAC) 【クリスマスだけど、イエスの生まれた日かどうかは分からない】 クリスマスです…

「ADHDのすばらしい訳語を見つけた!」~そろそろ外来語に疲れてきた③

英語もできないのに、略語まで出て来るとお手あげ。 それなのに巷には、英語の略称が溢れている。 もはや日本語に変換することが不可能なまでになったが、 時にとんでもない名訳に出会うこともある、という話。(写真:フォトAC) 【アクロニム(英語の頭文…

「カウンセリングが日本語にならないわけ:日本語にした方がいい言葉」~そろそろ外来語に疲れてきた②

日本に概念がないので外国語のまま、というものもある。 定着するまでに時間がかかるか、消えてしまう言葉である。 しかしコンピュータ用語のように圧倒的に数が多いと、 圧倒されて太刀打ちできない、という話。(写真:フォトAC) 【カウンセリングが日本…

「クリスマスも近い、年寄りにこそスマートウォッチが必要だ」~ジジイがスマートウォッチを買ってどうする?③

スマートウォッチは万人に幸せをもたらすものではない。 特殊な働き方をしている人々、スポーツアスリート、 そして年寄りにこそこの装置は役に立つ。 クリスマスも近い、ひとつ考えてみよう。という話。(写真:フォトAC) 【AppleWatchはどこまで便利か。…

「健康管理が気軽にできる」~ジジイがスマートウォッチを買ってどうする?②

スマートウォッチが身体のデータを集め、 時には警告を与え、時に危険を知らせる。 能動的・主体的に行うことの困難な健康管理を、 先端技術がごく自然にやってくれる、という話。(写真:apple) 【健康診断:問題はあるが心配はない】 人間ドックの行って…

「今日は満月。1000年前、藤原道長が見上げたものと同じ月」~満月の科学とすばらしい偶然  

今日は満月。 1006年前の今夜、藤原道長はあの有名な歌を詠んだ。 その日と今日の間にすばらしい一致があり、 今日と明日の間にも素敵な偶然がある。という話。(写真:フォトAC) 【今日の満月は1000年前、藤原道長が見上げたものと同じ月】 今夜は満月、し…

「若き情報弱者の犯罪と偏り」~ネットが世界を狂わせる①

あれほどあからさまな死刑台へのエレベーターに、 若者はなぜかくも易々と乗ってしまったのか――。 そこにはネット時代と特有の、 情報過多と偏りがあるのかもしれない、という話。(写真:フォトAC) 【若き情報弱者の犯罪】 右の画像は先週、ネットのあちこ…

「数学が楽しくて仕方のない時代があった」~なぜパズルには打ち込めるのに勉強はダメなのか②

久しぶりに中毒気質・中毒体質があふれ出て、 身体に異変が出るほどパズルにハマっていた。 しかしパズルだとあんなにできることが、 なぜ学校の勉強ではできないのだろう? という話。(写真:フォトAC) 【突然、手足がむくむ】 靴下を脱いで見た足の、足…

「10月になりました」~10月のウンチクと行事

10月になった。 あれほど暑かった夏も終わり、さすがに秋の気配。 落ち着いた雰囲気をとり戻しながら、 子どもたちにも10月を教えてあげよう。という話。(写真:フォトAC) 【10月になりました】 10月になりました。 今年になって10番目の月で31日間ありま…

「台風娘サンサンはなぜ左巻きなのか」~台風の名前とメカニズム

台風10号(サンサン)が上陸中です。 鹿児島上陸後、まる1日たっても九州を出ない恐ろしい台風は、 新学期が始まってもまだ近畿地方にいるらしいのだ。 その台風の名前とメカニズムについて調べて来た。という話。(写真:フォトAC) 【あまりにも遅い台風】…

「人間的な、あまりにも人間的な生成AIの物語」~生成AIとの付き合い方が分かってきた④

ウソをつくというのは極めて人間的な行為だ。 もしかしたらAIは、人をからかったり弄んだりといった点でも、 人間に近づいたのかもしれない。 そして人間らしく、過ちも犯すようになった――、という話。(写真:フォトAC) 【優秀でない者の遇し方】 息を吐…

「ChatGPTにウソをつかせない具体的な方法を見つけた」~生成AIとの付き合い方が分かってきた③

やはり生成AIの助けを借りたい事情があり、私は再びChatGPTに向かう。そしてウソつき少年に、ウソをつかせない方法を編み出すのだ。という話。(写真:フォトAC) 【不毛な、あまりにも不毛な生成AIとのやり取り】 平安時代の貴族の数はどれくらいかとCh…

「見放してもやはり気になるChatGPT」~生成AIとの付き合い方が分かってきた②

Microsoftの生成AI(Copilot)は使い勝手がいい、友人はそういうが、私にとっては大同小異、使い物にならない。しかしやはり気になる。使っている人がいる以上、使い方があるはずだ、という話。(写真:フォトAC) 【AI:こんな簡単なこともできない】 友…

「やはり相変わらずの危険なウソつき」~生成AIとの付き合い方が分かってきた①

ChatGPTは日々進化し自己増殖する。しかしもしかしたら取り繕う技術のみを高めているのかもしれない。ChatGPTのうそは見破ることが難しい。 MicrosoftのCopilot ならもう少しマシだが、とも言われたけど――、という話。(写真:フォトAC) 【AIプロンプト】 …

「プールがなくても困らない、泳げなくても困らない」~学校から水泳指導がなくなる③

夏の暑さと学校プールの設置率との間に関係はあるのか、 設置率と市民の泳力との間に正の相関関係はあるのか、 はたまた泳げないことで水難は増えるのか、 そもそも泳げることは重要か?という話。(画像:フォトAC) 【日本で一番、夏が暑くならない県】 ク…

「大人社会はコンニャクのように、撥ね退けるか取り込む」~過渡期の結婚問題を考える②

結婚式というのはけっこう厄介な行事だ。形式自体は古いので歴史の滓(おり)がたっぷりついている。しかしそれを完全に払しょくすると、今度はついてこれない人が続出する、という話。(写真:フォトAC) 【大人社会はコンニャクのように、撥ね退けるか取り…

「学問は暇に任せてするものだけど・・・」~今日は大暑だそうです

今日は二十四節気のひとつの「大暑」。 これから立秋までの期間にはさまざまな呼び名がある。 しかし今の教師にそれをゆっくり調べる時間はない。 教員の質の低下と言うなら、まずこちらを心配すべきだ、という話。(写真:フォトAC) 【そもそも大暑・土用…

「秘策:今日は書くことがないので~について書きます」~小説はいくらでも書けるが日記がまったく書けない話③

日記の一番の難しいところは、何をどう書くか決める部分だ。 特別な日も声掛けを忘れず、平凡な日は観点を持たせる、 それでも書くことのない日のために、 「書くことのない日のための話題ストック」を用意しておく、という話。(写真:フォトAC) 【文章の…

「文章はリズムが先、リズムに乗せて書く文章」~小説はいくらでも書けるが日記がまったく書けない話①

8歳の孫のハーヴは最近、小説執筆に夢中、 いくらでも長く書けるのだという。 しかも発想は自由、文末の処理は的確。 いったいどうして、そんなことができるようになったのだろうという話。(写真:フォトAC) 【孫1号が小説を書く】 『冬が始まったころ、…

「出て来る女優さんが知らない人ばかり、実生活でも近所の人が分からず、実の弟にさえ気づかない」~相貌失認と夏ドラマ

7月に入って、新たな夏ドラマが始まった。 しかし主演レベルが知らない俳優ばかり。 実生活でも、知らない人が親し気に声をかけてきたりする。 相貌失認――しかしそれにもめげず、他に伍してきた私は立派だという話。 (写真:フジテレビ:サイトにリンクし…

「いまの農家も知らない江戸時代の農業の常識」~意外と気づかない農業の当たり前③

単純で分かり易い農業の世界で、 人はこころ病むことがない。 しかし300年前はさらに単純で分かり易かった。 現代は農業と言えど、もはや聖域ではないのかもしれない。 という話。(図版:歌川広重「東海道五十三次」より「原 朝之富士」) 【再々掲:百姓は…