教育・学校・教師

「1学期ごくろうさまでした」~子どもたちに伝えたいこと  

長く困難な1学期が終わる。 多くの時数が失われたが、本質的な部分で何を失ったのか、 それも見ておく必要もあるだろう。 私たちは語るべきことを語らないまま進んでしまうのかもしれない。 というお話。 (「丘の畑」 フォトAC より) 【歴史に残る学期】 …

「校則はこうして変える(その3)」~東京都議会ツーブロック問題⑦

この校則は変えてもいいと学校側が腹をくくったら、あとは簡単だ。 進む方向ははっきりしている。 しかしその手続きまで簡単にしてはいけない。学校は学びの場だ。 さらにそこまでして生徒が手にできる成果は、実はほろ苦い。 というお話。 (「東京都庁」 …

「校則はこうして変える(その2)」~東京都議会ツーブロック問題⑥

手順を間違えた。 まず学校側を説き伏せて、校則改正を「やってもいいこと」に転換しておく、 生徒をそそのかすのはそれが終わってからだ。 しかしその下準備がなかなか難しい。 というお話。 (「東京都庁」 フォトAC より) 【訂正します】 昨日は勢い余っ…

「子どもに任せられるのはどちらに転んでもいい場合だけ」~東京都議会ツーブロック問題④

皆で話し合いをすれば必ず良い答えにたどり着くというのは幻想だ。 特に未熟な子どもたちに任せれば、議論はどこへ向かうか分からない。 さまざまなものの見方、社会のありかた、少数意見を大切にすること、 もの言わぬ人の気持ちに心を寄せること、わがまま…

「大人と子どもは違うだろう」~東京都議会ツーブロック問題③

大人の世界ではスタンダードだからといって、 それで子どもにも許されるべきだというのはおかしだろう。 校則を決めるときは、子どもの意見も聞くべきだといったもっともらしい意見も、 よく考えてみよ、そこには大きな落とし穴があるぞ。 というお話。 (「…

「校則は、くだらなければくだらないほどいい」~東京都議会ツーブロック問題② 

「ツーブロック」といったざっくりした枠で禁止することには、 もう一つ重要な理由がある。 それは指導の最前線をどこに置くかという問題だ。 児童生徒が安全・安心に生きるためには、前線は遠ければ遠いほどいい。 それが「ツーブロック一括禁止」の理由だ …

「教員が、ものさしを持ち出して髪の長さを調べる日が来る」~東京都議会ツーブロック問題① 

都立高校の多くで禁止されている髪型「ツーブロック」 細かな差異を無視して一括で校則違反とするには理由がある。 しかしそれでもツーブロックを違反にすべきでないというなら、 議会が決めて責任を取ればいいのだ。 というお話。 (「えんじ色シャツ髭の外…

「更新しました」~キース・アウト

校則でツーブロックがダメな理由は何かという質問が、東京都議会で出されたらしい――しかし、そんなの簡単だろ? kieth-out.hatenablog.jp

「更新しました」~キース・アウト

オンライン学習が児童生徒の学力差を広げるなんて百も承知で、何が何でもやれと言い続けている人たちがいる。 kieth-out.hatenablog.jp

「オンライン学習、やるならむしろ徹底しよう」~不登校の子たちにオンライン学習を⑤

日本中のいくつかの学校で、 新型コロナウィルス事態のためにオンライン学習の扉を開けてしまった。 そこに不登校の子や親たちが注目する。 今さら開いたその扉を閉じるわけにもいかないだろう。 だったらそれを担う、うってつけの場所を教えよう。 というお…

「山や島の小さな学校の不思議な風景」~不登校の子たちにオンライン学習を④ 

山間や島嶼の小規模校は、 教師のあり方も特殊だが、子どもの様子もかなり変わっている。 入学式の歌が当たり前に歌えない、運動会が変、 そして日常の授業も少し違っている。 というお話。 (「春の長野県 小川村」フォトACより) 【山や島の小さな学校の不…

「超小規模校では教師の仕事量にとんでもない不公平が生れる」~不登校の子たちにオンライン学習を③

離島やへき地、時には都会のど真ん中に生まれる超小規模学校。 そこではどんな基準で学級数を決め、教師を配置しているのだろう。 そしてどんな生活をしているのだろう。 「二十四の瞳」みたいな、のどかで平和な雰囲気なのだろうか。 というお話。 (「夏の…

更新しました。~キース・アウト

学校がいまだに同級生を介した連絡帳で欠席連絡を求めるのは、そうしないと担任か教頭(副校長)が死んでしまうからだ kieth-out.hatenablog.jp

「廃校になりそうな超小規模校を、オンラインの拠点にできないか」~不登校の子たちにオンライン学習を②

放っておくと「オンライン学習」は忘れられる。 通常の学校には必要のない学習方法だからだ。 しかしそれを必要とする少数の子どもたちも大切にしたい。 となると、 問題は誰がオンラインの担い手になるかということだ。 というお話。(「田園」フォトACより…

「人間関係を持たずに済むなら、勉強をしたい」~不登校の子たちにオンライン学習を①

日本の教育は体験を重視する。 「格物致知(かくぶつちち)」(*)は日本の伝統であり、 体験を通さない学習はこの国に不向きである。 したがって非常時以外の「オンライン学習」にはまったく不賛成なのだが、 それでも、これが必要な子どもたちがいること…

「週休4日、学校から子どもがいなくなる」~日本でオンライン学習が進まない理由⑤ 

「オンライン学習」――非常時だからと言って突然始められるものではない。 日常的に使い慣れていることが必要だ。 ということは非常時が日常であるような制度変更が必要になるということだ。 毎日が非常時では私たちは大変だが、 政府や民間の一部にとって、…

「未来の学校の始まり」~日本でオンライン学習が進まない理由④

海も空も山も川も、おそらく1000年たっても変わらないように、 田舎の風景も学校の姿も、根本的に変わることはないと思っていた。 しかし今回のコロナ事態をへて、 もしかしたら人々は学校のあり方自体を、 問い直そうとしているのかもしれないと思うように…

「賢いgoogle先生は日本の教育の敵」~日本でオンライン学習が進まない理由③ 

日本の教育の神髄は敢えて遠回りをさせるところにある。 その遠回りにこそ、学ぶべき価値はあるのだと考える。 しかしネット社会は違う。そこで求められるのは速さだ。 だからしばしば、学校社会とネット社会は背反する。 というお話。 (「子どもとパソコン…

「日本の教育の体験中心主義がバーチャルを遠ざける」~日本でオンライン学習が進まない理由②

日本はオンライン学習で諸外国に後れをとったというが、 そんなことはない。 後れたのはコンピュータ教育全部だ。 しかし、それにはそれなりの理由がある。 というお話。 (「試験管」フォトACより) 【後れていたのはオンライン学習ではなく、コンピュータ…

「新型コロナ以前に、なぜ各国はオンライン学習を始められたのか」~日本でオンライン学習が進まない理由①

世の中にはわからないことが多すぎる。 しかも説明できる人が説明せず、調べるべき人が調べもしない。 中国や韓国、アメリカではオンライン学習が進んでいるといいながら、 どう進んでいるのかはだれも知らない。 いや、知っていても語らない。不思議に思っ…

「更新しました」~キース・アウト

4月~8月生まれの子は、9月入学のために生涯賃金で1千万円損する~どうやら先送りになりそうでよかったが。 kieth-out.hatenablog.jp

「学校に居場所のない子どもたち」~自分の居場所がない! ①

家にこもってゲームをし続ける子どもたちが共通に語る言葉、 「ゲーム以外に自分の居場所がない」。 私たちはこの言葉をどう解釈し、 どう対応したらよいのだろう。 というお話。 (「港の風景」フォトACより) 【自分の居場所】 先週水曜日(2020.05.20)…

「eスポーツは天使か悪魔か」~ゲーム障害とプロ・ゲーマー

新型コロナ対策の外出自粛がゲーム依存を増やさないかと心配される中、 プロ・ゲーマーをめざすことで免罪符を手に入れようとする子どもたちが出てきた。 eスポーツも国体の中で開かれるようになった。 さて、この状況をどう考えていったらいいのだろう。 …

「9月入学にしなくても、学校は100日で1年分を教えることができる」~「9月入学」の利点と問題点⑤

現在、学校に行くことのできない子どもたちの学力をどう保障するのか、 ある意味、答えは簡単である。 「1年間の授業は、その気になれば100日で取り戻せる」 学校のカリキュラムは、教師がものすごく丁寧に教えることを前提にできている。 したがってそれを…

「もう何でもいいからやってくれ!」~「9月入学」の利点と問題点④

部活は3年生を排除、文化祭は縮小、夏休みの教育活動もなくなって、 「9月入学」はまったく異なる日本の学校教育を生み出すだろう。 政財官はこれにもろ手を挙げて賛成し、国民も多くが賛成派だ。 もう私に言うべきことはない。勝手にやってくれ。 というお…

「部活の大会は冬が向いている?」~「9月入学」の利点と問題点③ 

学校の年間暦を5カ月後ろ倒しにして「9月入学」に合わせて見ると、 いろいろなことが分かってくる。 現在は熱中症対策に大変な力の注がれている 全国中学校体育大会(全中)やインターハイ、夏の甲子園野球が12月になる、 それって、案外いいのかもしれない…

「学校の年間暦をうしろに5カ月たおしてみた」~「9月入学」の利点と問題点② 

「9月入学」でほんとうに学校が動いていくのか、 それは慎重に検討すべき内容だ。 うかつに変更して、あとで問題が目白押しだったときに、 簡単にもとに戻せないからだ。 そこで実際に、学校の年間暦を5カ月間、うしろ倒しにしてみた。 というお話。 (「小…

「『“9月入学”には何の問題もない』説について」~「9月入学」の利点と問題点① 

にわかに現実味を帯びてきた「9月入学」説、 不安材料はいくつもあるが、 巷間言われているような心配は、 実はまったくないのかもしれない。 というお話。 (「入学式の親子」フォトACより) 【“今から8月まで4カ月間休み”なわけではない】 政府が本格…

「更新しました」~キース・アウト

目の前の子どもの学力が心配だといって9月入学を認めてしまうと、10年後、お宅の子どもは東大に入れないかもしれない kieth-out.hatenablog.jp

「先生! あなたの勝利です!」~家庭科の価値が見直されるとき

突然、家庭用ミシンが売れ始めた。 家電ではホットプレートが売れ、台所小物が売れる。 スーパーマーケットは東京都知事が心配するほどの大盛況だ。 先生! 今こそ見直されているよ! というお話。 (「ミシン」フォトACより) 【ミシンとスーパーマーケッ…