教育・学校・教師

「『考える力』より『考えなくてもできる力』の方が大事ダロ」~東大前刺傷事件、高校の分析から(追補)

一人前の大人になるために 昔よりずっとたくさんの知識や技能が必要になっている しかしだからといって 道徳や人間関係の学びを犠牲にして 何の学校教育だという話。 (写真:フォトAC) 【何かを入れるとき、代わりに何を犠牲にするか】 今週火曜日(18日…

「コロナ禍に育つ子どもたちは放置されていた」~東大前刺傷事件、高校の分析から③ 

東大前刺傷事件の容疑者少年は 高校入学の日から今日までを ひたすらコロナ禍に耐えてきた 友にも会わず大声で語ることもなく さまざまな行事に青春を燃やすこともなく しかしそんな高校生は彼だけではないという話。 (写真:フォトAC) 【容疑者少年の立場…

「入試という団体戦が、いつの間にか個人戦に変っていた」~東大前刺傷事件、高校の分析から②

東大前刺傷事件の容疑者の在籍校は 極めて優秀な受験生を生み出すシステムを有していた それは単純に「仲間づくり」である しかしコロナ禍で いつの間にかそれは失われていたという話。(写真:フォトAC) 【入試は団体戦】 前にもお話ししましたが、タレン…

「コロナが生徒を分断したのか」~東大前刺傷事件、高校の分析から①

東大前刺傷事件の容疑者の在籍校が、謝罪コメントを出した コロナ禍で学校の発するメッセージが生徒に届かなくなった 三密回避が生徒を分断し ひとりひとりが孤立した しかしその分析でいいのだろうかという話。 (写真:フォトAC) 【容疑者の在籍校、謝罪…

「コロナ感染第6波の憂鬱な朝」~新学期が始まるというのに

倍々ゲームのように感染者を増やしていくオミクロン株 平和だった年末年始が終わって いきなりこんなふうになるとは思わなかった 私にできることはないので 皆さま宜しくお願いしますという投げやりな話。 (写真:フォトAC) 昨日は新学期に対する前向きな…

「学校再開にウンザリしている先生方へ」~3学期の始まりに

どんな仕事も一年目は辛い 二年目は世界が変わって見える しかし何とかやっていけると思うには やはり10年はかかる どんな仕事に就いたとしてもという話。 (写真:フォトAC) 【気持ちよく出勤した】 再任用現職の妻は、昨日、半日出勤で心にアイドリング…

「学校は、子どもがいないと本当にいい!」~2学期、ご苦労様でした 来年もよろしく 

長かった二学期もようやく終わる そして2021年も、今日を含めてあと4日 皆さま、お疲れ様 来年も似たような年かもしれないが、がんばろうという話。 (写真:フォトAC) 【学校は、子どもがいないと本当にいい】 多くの学校では先週の内に終業式が終わ…

「子どもたちにクリスマスの意味を教える」~明日はいよいよクリスマス・イブ

明日はいよいよクリスマス・イブ 子どもたちはその意味をどこまで知っているのだろう? 宗教は民族性の基礎となるもの このさい少しでも、子どもたちにクリスマスの意味を教えておこうという話。 (写真:フォトAC) 【日本におけるクリスマス】 明日はクリ…

「神様はなぜ、あんな善き青年の命を奪ったのか」~クリニック放火殺人で殺された元教師の話

大阪のクリニック放火殺人事件の被害者の中に、 昨年教員採用試験に合格し、今年春に辞職した元教員がいた。 退職して9カ月にもなるというのに、まだ病院を離れられなかったのだ。 神様はなぜこの人に、あんな仕打ちを許したのか――という話。(写真:フォト…

「更新しました」~キース・アウト

一部自腹で毎年修学旅行に参加しなければならない校長が、スイートルームに宿泊したと非難されている。ミーティングのできる広い部屋でさえあれば、どこでもよかったのだが他に部屋はなかった。コロナ禍でとんでもない苦労の末に実現した修学旅行だが、それ…

「私、失敗しないので(何もしないから)」~働いていればミスくらいするさ

生きて働いていればどうしても失敗やミスは起こる。 しかし若い人が社会に与えられる悪影響など微々たるものだ。 それで命まで寄こせとは言う人もいないだろう。 私たち老人は失敗をしないが、それは社会的に何もしていないからだ。という話。 (写真:フォ…

「子どもたちが大人を感染から守った」~大人たちは子どもに、感謝の気持ちを伝えて頭を下げるべきだ

間もなく2年におよぶ新型コロナ禍のもとで、 子もたちは大声で笑い合うことも、友だちと体を触れ合うこともなく過ごした。 数々の行事や楽しみが縮小され、あるいは中止となった。 それもこれも、すべて大人たちと社会を守るためだったのだ。という話。 (…

「誰かが別の誰かの成長の踏み台になってはいけない」~障害のある子どもの就学をどう考えるか②

障害のある子とそうでない子が一緒に学ぶインクルーシブ教育は理想だ しかし十分な人員配置や予算のないところで行えば、 不利益は障害のある子が負わなくてはいけなくなる。 大切なのは、子どもたちが公平に成長するには、何が必要なのかということだ。とい…

「基本的には相応が有利なようにできている」~障害のある子どもの就学をどう考えるか①

孫世代の就学について相談を受けた。 障害のある子を特別支援学校に入れるべきか、 普通学校の特別支援学級にすべきか。 そこで私はこう答えた。という話。 (写真:フォトAC) 都会に住む義理の姉(妻の実姉)が2年ぶりに訪ねてきて一泊していきました。三…

「夏休みの廃止、これしか道はないが実現しない」~教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!③

1日の授業を上限5時間として、その代わり夏休みをなくすというアイデア、 不可能ではないが実現しないだろう。 教員が減っても、そのぶん学校の数も減らせばいいのだから。 そして地域がなくなる。という話。 (写真:フォトAC) 日常の授業時数を減らして…

「教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!」~教員の勤務を普通のサラリーマン並みにする

学校に持ち込まれるのは「善きこと」ばかりだから仕事は絶対に減らない。 日本は借金だらけだから、財務省は万単位の増員など絶対に認めない。 志願者もいない。 しかしそれなのに私は、教員の働き方の、万民が納得する解決策を見つけたのだ! という話。 (…

「更新しました」~キース・アウト

ここのところ急速に増えつつある不登校に関して、中教審は対面型一斉学習の見直し、同年齢同一学年の見直しなどを言い始めた。文科省もさすがに抑えにかかったが、速射砲に金属バットで立ち向かう程度のことしかできない。アイデアはまだしも金がまったくな…

「天井を見て歩くようになったK君のこと」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと③

かつて担任した生徒の中に精神の病気を発症した子がいた。 ある程度、注意しながら見ていたが、決定的な瞬間を見のがした。 もっと早く気づいてやればよかったのに、 ところが、その子は私を責めるどころか、感謝しているのだ。 という話。 (写真:フォトAC…

「誰かが、どこかで介入できなかったのか」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと② 

それにしてもいわゆる「大口病院連続点滴中毒死事件」。 犯行に至るまでの27年間、誰も被告の異常に気づかなかったのか、 不安を感じて彼女の人生に介入しようとする人はいなかったのか、 無理だったろうなと思う一方で、それでも未練が残る。 という話。 …

「毎朝いい話をする、愛の話をする」~魔の11月をどうしのぐか⑤

「魔の~」といわれる6月・11月・2月。 これといって大きな行事がなく、落ち着いて話せる時期、 子どもに対して行うべきは、「毎朝いい話をする、愛の話をする」ことだ、 私はそう教えられてきた。という話。 (写真:フォトAC) 【毎朝、いい話・ために…

「人生で必要なことは、すべて学校で学べる」~魔の11月をどうしのぐか④ 

東日本大震災は不幸な出来事だったが、 その合間、合間に、日本人の本質的な姿が見えた。 しかしそれは自然に備わったものではない。 すべて学校を基礎として育ててきたものだ。という話。 (写真:フォトAC) 先週の金曜日から、勉強をすることの意味につい…

「更新しました」~キース・アウト

「日本の中学校教師には暇がたっぷりある」という話が官僚から語られ、マス・メディアが追認するという恐ろしい新聞記事の話。そもそも中学校には小学校を応援する余力があるという考え方はどこから来たのか。 kieth-out.hatenablog.jp

「学校の勉強は、愛する誰かを助けるためにするものだ」~魔の11月をどうしのぐか③

知識や技能は誰かを救うときに決定的に役にたつ。 大勢を救えるのに、愛する人を助けられるのに、 やり方を知らず、どうすることもできないとしたら、 その時のキミの心の中は地獄だ。という話。 (写真:フォトAC) 【困るのが自分だけなら、子どもはやらな…

「何のために勉強するのかに統一的な答えはない」~魔の11月をどうしのぐか② 

本来なら落ち着いた学習ができるはずの11月、 子どもが気持ちを合わせて勉強するには、統一的な目標が必要だ。 しかし何のために勉強するのかには、統一的な答えがない。 だとしたら、どうしたらいいのだろう。という話。 (写真:フォトAC) 【目標をもう…

「目的集団と烏合の衆」~魔の11月をどうしのぐか①

「魔の11月」という言葉があるらしい。 学級崩壊を起こしやすい三つの月、6月・11月・2月のうちのひとつだとのこと。 しかしなぜこの月なのだろう。 そして崩壊を凌ぐ方法はないのだろうか。 という話。 (写真:フォトAC) 【魔の11月】 「魔の11…

「更新しました」~キース・アウト

週刊新潮によると、 いよいよ来年度から高校で「ゆとり教育」が再開されるという ――そんなバカなことがあるか? 誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、 謂れのない物語となって広がっていく―― kieth-out.hatenablog.jp

「政府には、私を気持ち良くする義務がある」~政治家とマスコミが国民を甘やかせ、公僕が国を必死に支える 

衆議院選を前に各政党はこぞってバラマキを約束し、 どんなにばらまいてもまだ足りないとマスコミが煽る。 国民は何もしなくていい、全部政府がやります――。 そして官公庁も学校職場もブラック化する。という話。 (写真:フォトAC) 【政治家は印籠の代わり…

「更新しました」~キース・アウト

「私が学校をよくした」と言えば政治家は票に結びつく。 しかし現場を知らない人間の安易な発想は学校の首を絞める。 さまざまな政治家が制度を入れ替える朝三暮四。 しかしそのたびに学校は苦しくなるのだ。 35人学級の軛(くびき)。 kieth-out.hatenabl…

「教員はまだまだ締めつける余地がある」~東京が変わらなければこの国は変わらない②

調べてみると、東京都の教員採用試験、倍率は3・9倍もある。 北海道・東北・九州の大部分の自治体の2倍以上だ。 これならいくらでも無理が効く。 教員の働き方改革など真面目に考えなくても、いくらでも締めつけが効く。という話。 (写真:フォトAC) 【…

「これだけブラックが叫ばれても、土曜授業がなくならない」~東京が変わらなければこの国は変わらない①

久しぶりに娘を訪ねたが、教師の婿は出勤日だった。 東京ではいまだに土曜日の授業が行われている。 それでも学校が回っていくのだから東京は大丈夫。 ということは日本中の学校も変わらないということだ。という話。 (写真:フォトAC) 【エージュは土曜日…