教育・学校・教師

「“置き勉はできないので、重いランドセルで帰ってください”と先生は言った」~ランドセルの何が悪い!②

小学生の使うバッグとして、ランドセルほど完璧なものはない。 悪いのはランドセルではなく、置き勉を許さない学校なのだ。 しかし学校にも言い分がある。 置き勉って、どうやったらできるのですか? という話。 (写真:フォトAC) 【ランドセルは完璧な通…

「結局、何をやっても教師がアホ、教師が悪い」~ランドセルの何が悪い!①

「さんぽセル」という不思議な道具がメディアを闊歩している。 ランドセルがキャリーバッグになるのだという。 ネット上は議論百出・百花斉放。 そして結局、学校が悪いのだという結論に至った。という話。 (写真:フォトAC) 【「さんぽセル」の話】 私は…

「更新しました」~キース・アウト

学校での銃乱射事件があったばかりのアメリカで、日本の学校の「不審者対応訓練」が注目されているという。それはそうだろう。こんな安全な国で大真面目な訓練を20年以上も続けているのだから。しかし本音を言えば、やめることができないから続けているだ…

「中教審は教員の仕事製造マシーンか」~今日は中央教育審議会の誕生日

6月6日は中央教育審議会の誕生日。 日ごろ忙しさに取り紛れて気にすることもないが、 ときどき様子を見にいかないと、とんでもないことになりかねない。 もしかしたら今まさに、必要のない改革が進められているかもしれないからだ。という話。 (写真:フ…

「更新しました」~キース・アウト

巷で部活動の顧問拒否が話題となっている。課外活動への関与は義務ではなく、顧問を引き受けるかどうかは「任意」なのだそうだ。私は任意だとは思わないが、顧問拒否が可能ならむしろ学級担任の方を拒否したい。担任の手から離れた「特別の教科道徳」や「総…

「部活指導、好きでやっているわけじゃない」~やたら熱心な教師たちの本音 

部活動にやたら熱心な教師たちが、揶揄されたり煙たがられているらしい。 本業をおろそかにした上、長時間練習や体罰に走りやすいのだそうだ。 しかし部活がなくなるならまだしも、 目の前に子どもがいて、それで手を抜けるのか?という話。 (写真:フォト…

「部活の地域移行、どこでもできるわけじゃない」~土日の部活がなくなると平日の時間外勤務が減少するという怪 

スポーツ庁の有識者会議が、部活の地域移行に関する提言案をまとめた。 テレビニュースは地域移行に成功した先進校を紹介するが、 どこのとしでもできるというものではない。 さらにそれで教員の過剰労働が解消するわけでもない。 という話。 (写真:フォト…

「セーフティネットとしてのPTA」~PTAについて改めて考えた②

PTAというのは学校の欠けたる部分を補助する組織だ。 それを任意団体だから入るも入らないも自由だ、というのもしっくりこない。 学校からすればあれば有り難く、なければ教員がやるか放置されるだけだ。 だから私が副会長(校長)だったら、保護者にはこ…

「自主組織・任意団体という軛(くびき)を逃れる」~PTAについて改めて考えた 

保護者にとって、PTAに加入するかどうかがテーマとなってきている。 過去を振り返れば、私たちは労働組合を潰し、町内会を弱体化させてきた。 こうしてひとつひとつ自由になってきたのだが、 その自由が、私にはどうやら不安なのだ。という話。(写真:フォ…

「それでも教員の仕事は増やし続けると、政府は言った」~新たな追加教育が発表された件について

今度は「起業家精神教育」だそうだ。 学生起業家による出前講座や大学のプログラムへの参加など、 学校の負担にはならないと言いたげだが、そうか? 政府は、今後も教員の仕事を増やし続けると宣戦布告したのだ という話。 (写真:フォトAC) 【新たな追加…

「中学生は、英語にも絶望しながら入学してくる」~中1英語がやたら難しくなった

ウクライナには意外なほど多くの英語使いがいる。 さもありなん。皆、今日を見越して頑張ってきたのだ。 日本はそうはいかないし、そうなってほしくない。 子どもたちは、すでに英語疲れもしているし――。という話。 (写真:フォトAC) 【ウクライナ人々は、…

「新元号4年目の呪縛:学校で『国防教育』が始まる(かも)」~この戦争は何をもたらすのか③

戦争を放棄したはずの国なのに、 いつの間にか世界有数の軍備をもつ国になっていた。 今回のウクライナ戦争を機に、国土防衛の声も高まるだろう。 いよいよ教師の頭と腹が試される。という話。(写真:フォトAC) 【空母保有数、世界第二位の国】 航空母艦、…

「更新しました」~キース・アウト

日本人の知識・技能・道徳性を高めるために、学校がどんなに頑張って成果を出してもメディアは認めようとしない。日本の学校は最悪の場所であり、常に反省を求めていなくてはならないところだ――と、日本人に思い込ませたいらしいのだ。 kieth-out.hatenablog…

「ウクライナ戦争について、子どもに訊ねられて困らないために」~この戦争は何をもたらすのか① 

ウクライナ戦争について子どもに聞かれ、 アタフタしているようでは沽券にかかわる。 今回ロシアは何をやらかしたのか、この戦争は何を引き起こすか。 ある程度の定見をもって、子どもたちの前に立ちたいものだ。という話。 (写真:フォトAC) 【ウクライナ…

「校長先生! いまさら学級担任の仕事、務められますか?」~公務員の定年延長が始まった

来年度から、公務員の65歳定年制への移行が始まる。 しかし調べてみると厄介なことも多い。 教員採用試験の倍率低下には歯止めがかかるかもしれないが、校長先生方、 アナタ、今さら教育の最前線に戻れますか?という話。 (写真:フォトAC) 【公務員の定…

「国がダメなら地方がある」~教員の働き方改革が進まないわけ⑧ 

文科省も財務省も動かしがたい、というか動かない。 しかし地方自治体に、案外な余裕のある場合がある。 どうせ予算は奪い合いだ。 そこに切り込んで、学校が直接、人間を獲得して来ればいい。という話。 (写真:フォトAC) 【国はダメなら地方がある】 財…

「『自治体独自の教職員配置』の話」~教員の働き方改革が進まないわけ⑦

教育行政の専門家の中にはとんでもないことを言い出す人がいる。 しかしその目のつけどころは鋭い。 実は文科省の規定よりも、実際の教員は遥かに多いのだ。 その余剰の部分をどう考えるか、そこが彼我で決定的に異なる。という話。 (写真:フォトAC) 【教…

「文科省は、逆さにして振り回しても鼻血の一滴も出ない」~教員の働き方改革が進まないわけ⑥

現場の教師でも、ベテランには危機感のない人がいる。 ぬるま湯から始めた熱湯ガエルだからアテにならない。 校長の権限など“へ”みたいなもので、ここにも期待へ寄せられない。 もちろん文科省はダメだ。という話。(写真:フォトAC) 【熱湯ガエルとベテラ…

「学校依存は文明人の証、学校教育は親たちの既得権である」~教員の働き方改革が進まないわけ⑤

教育に関するすべてを、学校にやってもらおうと考えるのは文明人の証。 いちど手にした権利は決して手放さないのも消費者として当たり前。 これまで学校が引き受けてきたものを、親に返すのは容易ではない。 教員の働き方改革は、ここでも出口をふさがれてい…

「仕事が爆発的に増えても、教員数は絶対に増やせない不思議な仕組み」~教員の働き方改革が進まないわけ④

新規採用者確保のため、内定時期を前倒ししようと発言して、 文科大臣が現場教師からバカ扱い、もしくは袋叩きにあっている。 しかし大臣も気の毒だ。 今の文科省にできることは、その程度でしかないのだから。という話。 (写真:フォトAC) 【文科大臣、バ…

「残業手当で問題は解決しない」~教員の働き方改革が進まないわけ③

時間外労働を減らすためにも、教職調整手当をやめて残業手当を、 といった主張が見られるが、アレってどうなのだろう。 手当と言っても無制限に出してくれるはずもないし、 働き方や内容にうるさく口を出されるだけじゃないかな?という話。 (写真:フォトA…

「器は小さくしたのに中身は同じてんこ盛り、その上で追加注文。良きことはなくせない」~教員の働き方改革が進まないわけ②

「ゆとり教育」で学習内容も時数も減らしたのに、内容だけは戻した。 そのうえ環境教育だのキャリア教育だの、 以前はなかった新たな内容は増えるばかりだ。 いずれも「良きこと」だけに、なくせるはずがない。という話。(写真:フォトAC) 【器は小さくし…

「そもそも法令が改革の前に立ちはだかっている」~教員の働き方改革が進まないわけ①

教師の働き方改革は絶対に必要だ。しかし学校は勉強だけを教えていればいいところではない。毎日4時間授業だ5時間授業だと言っても、そんなことができるはずもない。すべて法令で決まっているからだ。という話。(写真:フォトAC) 【現在の学校は昔とは全…

「不満を言う人、拾い上げるメディア、そして分かってきたこと」~私たちの大型連休

平日の日中、テレビでいわゆる情報番組を見ていると、 実に丹念に、しかし整合性なく庶民の不満を拾い上げている様子がうかがえる。 SNSにも焦燥や苛立ち、怒りの声は満ち満ちている。 そういった不満を見聞きしているうちに、私には分かってきたことがあ…

「更新しました」~キース・アウト

茨城県の教員採用試験が定員割れしそうだという。正規教員まで足りなくなる状況は、当然、講師もいないということ、4月1日に学級担任がいないクラスがたくさんできるということだ。やはり教員の勤務実態を知らせてはだめだ。しかし知らせずに採用するのも…

「誰が労組を殺したの? 『私だよ』と老教師が答えた」~メーデー・メーデー・メーデー・『メーデー』

昨日はメーデーだった。え? メーデーを知らんのか? 全国の労働者の祭典、労働組合の集まる日だよ。 教員は自らの労組を見捨ててしまった。 それで今のありさまだ。という話。 (写真:フォトAC) 【メーデーって知ってるかい?】 昨日5月1日はメーデーで…

「更新しました」~キース・アウト

ポーツ庁の有識者会議が「部活動の地域移行」を提言する。しかしこの問題、20年以上前から言われているのにうまく行かない。それどころか「地域移行」で教師たちは死の淵に立たされるのだ。そこで私が書いたミニ恐怖小説「部活動の地域移行」。 kieth-out.…

「教育現場の少人数化は集団脳を阻害する」~隣り百姓と集団脳④ 

集団が大きければ大きいほど集団脳は働く。 農耕は人間集団を巨大化し、集団脳をより大きく働かせた。 さらに日本の場合には、集団脳のすべての細胞を働かせる仕組みがある。 したがって学校の少人数化も、必ずしも良いものだとは言えないのだ。という話。 …

「隣り百姓の何が悪い!」~隣り百姓と集団脳② 

「隣り百姓」という言葉の使われ方が分からないところがある。 しかし私の中では圧倒的に前向きなものである。 「隣り百姓」が日本経済の推進力で、 「隣り百姓」が日本文化の基礎をつくった。という話。 (写真:フォトAC) 【隣り百姓の何が悪い!】 「隣…

「学校の先生は教養がない」~だから子どもの教養は、家庭で高めてください 

佐々木朗希の二試合連続完全試合の不成立――、 ところが教師たちは多くがそれを知らなかった。 無理もない、彼らはニュースも見なければ新聞も読まない。忙しいからだ。 こんな教師たちに子どもを任せておいていいのだろうか。という話。 (写真:フォトAC) …