カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「教育用語の基礎知識」①~良い子が危ない、ゆとり

おそらくどんな職業にも業界用語というのがあります。例えば以前、学校に泥棒が入ったときに警察の方が「ゲソ、取っておけ」と言うのを聞いて、ほんとうに足跡のことを「ゲソ」というのだとびっくりしたことがあります。 教員になったときも「チュータイレン…

「やっときましたマイナンバー」

ということで、やっときました(別にうれしくないけど)。 マイナンバー制度については著しく不勉強でよくわからないのですが、つい最近までマスコミ誌上では誹謗非難のオンパレードで、なにか徴兵令でも施行されるような雰囲気でした。 やれ個人情報を政府…

「本当に困った!」 〜コンピュータ・スキルの問題②

何に困っているかというとコンピュータ本体です。 この春ごろからずいぶん動作が遅くなり、時にはフリーズしたかと思うほど動かなくなって難渋していました。Webで調べると「遅いときは必要のないアプリケーションを削除」とか書いてあるのですが、何が「必…

「本当に困った!」 〜コンピュータ・スキルの問題①

最近、というよりしばらく前から、自分がどれ程度コンピュータを理解しているかわからなくなりました。 もちろんWebサイトを運営して毎日ブログを書いているのですから「コンピュータについては全く分かりません」というのは過剰な謙遜です。しかし「何でも…

「梵天勧請とイスラム教」

どうしても達成したい目標でもないのですが、イタリアに行って自信をつけたので、今度はフランスに行ってこれで一生の海外旅行は終わりにしようと思っていたのですが、なんだかきな臭い雰囲気になってきて当分行けそうにありません。この年になって命が惜し…

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「キース・アウト」(2015.11.22) フランスで「小1の壁」に悩む母親はいない やはり、働く女性にとって参考になる国だ

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「キース・アウト」(2015.11.21) 算数授業で「嫌なやつ(18782)」「皆殺し(37564)」

「天才バカボンとはだれのことか」~プロの漫画家たちの教養が高すぎる話

二十歳代の初めころ一時期仏教に傾倒して少々勉強したことがあります。そのとき知ったのがヒンドゥー教の聖典「バガヴァッド・ギーター」です。これは古代ギリシャの「イリヤド」「オデッセイア」に匹敵する大叙事詩で、インドの英雄クリシュナ神を主人公と…

「マンガ家志望のきみたちに」~絵なんかいつでもうまくなる

私は「少年サンデー」も「少年マガジン」も相当な相当な年齢まで読んでいましたが「少年ジャンプ」だけは継続的に読んだことがありません。ギャグマンガが中心でそりが合わなかったのと、絵が拙く汚いように感じたからです。それには理由があります。 私は若…

「マンガを支えた世代」

ハリウッドもネタ不足のようでジャパンホラーや韓国ドラマ、アメリカ自身の古いテレビドラマのリメイクが盛んになって久しくなります。トム・クルーズの「ミッション・インポシブル」は日本では「スパイ大作戦」の名で長く続いたテレビシリーズですし、現在…

「テレビドラマ『コウノドリ』のリアリティと原作マンガの裾野」

昨日はテレビドラマの悪口を書きましたが、もちろんすぐれた作品もあります。「下町ロケット」(私は見ていない)はたいへんな評判ですし、NHKの朝の連ドラ「朝がきた」は視聴率を25%まで上げようとしています(あの時間帯に4軒に1軒の割合で見てい…

「最近、テレビを見すぎている話」

ずっといじめや暴力のことを考えていたらすっかり気が重くなってしまったので、しばらく、目先を変えて書きます。 さて、 妻のかつての教え子で年単位の長期入院をしている女の子がいます。女の子と言ってもも二十歳を過ぎていて、病院生活も4年目になりま…

「加害者はいかにして加害者となっていくのか」③〜マイレジューム

「本人が言ったから」というのは必ずしも真実の保証にはなりません。もちろんウソをつくこともありますが、それ以上に普通の人間にとって自分を正確に語ることは難しいからです。もし世の中の人の半分でも、常に正しく心情や感じたままを表現にできるようだ…

「加害者はいかにして加害者となっていくのか」②〜マイレジューム

「川崎市中1男子生徒殺害事件」というのは小学校6年生の夏に島根県の離島から川崎市に引っ越してきた模範的少年が、わずか一年の間に年上の不良グループと交わるようになり、さらに6か月後、多摩川の河川敷で遺体となって発見された事件です。一か月以上も…

「加害者はいかにして加害者となっていくのか」①〜マイレジューム

30年ほど以前に私のクラスで起こった、学級全体を巻き込むようないじめ事件はもう起きないことになっています。当時、学級は担任が責任をもって統率すべき場で、ほかの教員は入るのを遠慮したのです。しかし今はそうではありません。何か重大な問題があれ…

「いじめの国のドラえもん」2〜マイレジューム

古典的ないじめっ子のジャイアン、何事にもそつのない出木杉君としずかちゃん、似ているようには見えないが実は相似形のスネ夫とのび太、アニメ「ドラえもん」の世界は実によくできています。 スネ夫ものび太も余計なことを考えたり余計なことをしたりとけっ…

「いじめの国のドラえもん」1〜マイレジューム

いじめの加害者は右手に正義の剣を掲げています。その意味するところは「他人に迷惑を変える者は許さない」「人に嫌な思いをさせる者は許さない」「仲間を裏切る者は許さない」です。もちろんその「他人」「人」「仲間」はしばしば彼自身です。 しかし同時に…

「それは本質的な問題ではないのかもしれない」〜閑話休題③

ビルの杭打ちというのは様々な方法があるようですが、標準的な工法は「杭より10cmほど大きい穴をドリルで開け、その中に杭を差し込んでコンクリートを流し込み、固める」というものです。その際、地中の柔らかい層を掘っている最中と支持層と呼ばれる堅牢…

「私があほなのかもしれませんが」〜閑話休題②

フォルクス・ワーゲンの排ガス不正に興味があります。律儀で厳格で時には杓子定規だと言われるドイツ人が、なぜこんなことに陥ったのか、調べてみたい気持ちがあるのです。しかし日本国内ではネットを使っても十分な情報は集まらないと思うのであきらめてい…

「きちんとしないことの効能」〜閑話休題①

ちょっと気になることがあって、連載めいて書いているいじめ問題から2日ほど離れます。 まずは無関係な話から。 高校時代、通学路の途中に小さな書店があって面白そうな本ばかりが置いてあるのでしょっちゅう出入りしていました。しかし当時から、なぜそのち…

「事件の始まり」〜マイ・レジューム

「“いじめ”事件において、いじめられる側にも問題があるということは絶対にない。悪いのは100%いじめる側だ」という言い方があります。 確かに、いじめ事件の指導の真っ最中に、被害者に向かって「キミにも問題があるね」と言うことはできません。いじめ…

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ごみ拾いに密着!“ハロウィーン狂想曲”渋谷で見た「意外な光景」 「キース・アウト」(2015.11.01)