カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

農業・畑・家庭菜園

「いまの農家も知らない江戸時代の農業の常識」~意外と気づかない農業の当たり前③

単純で分かり易い農業の世界で、 人はこころ病むことがない。 しかし300年前はさらに単純で分かり易かった。 現代は農業と言えど、もはや聖域ではないのかもしれない。 という話。(図版:歌川広重「東海道五十三次」より「原 朝之富士」) 【再々掲:百姓は…

「植物界では、同じ種類に同じことが一斉に起こる」~意外と気づかない農業の当たり前②

子どもの成長を植物に例える人がいる。 しかしどうだろう。 植物の世界では、同じ種類に同じことが一斉に起こる。 それは人間には決して起こらないことだ。 という話。(写真:SuperT) 【子どもの成長を植物に例える】 子どもの成長を植物の成長に例えてい…

「作物にはそれぞれのスタートとゴールがある」~意外と気づかない農業の当たり前①

わが家の畑、数えたら30種もの作物をつくっていた。 「そんなに多くて大変じゃないか」人は言うが、 それぞれの作物にはそれぞれのスタートとゴールがある、 それを組み合わせて行けば、なんとかなるのだ、 という話。(写真:SuperT) 【今年の畑:少量し…

「横並び・我慢強さ・協調性・ムラ、百姓はこころ病まない」~今年の畑の準備ができて考えたこと①

今年の畑の準備ができた。 明日にも苗を買いに行って、植え付けを始めよう。 農業は私たちの感性と深いつながりがある。 稲作が私たち日本人を創り上げたのだ。という話。(写真:SuperT) 【今年の畑の準備完了~畑づくりには順序がある】 晴耕雨読と言いま…

「人生、ひとの役に立ってこそナンボ。ネギも苦労してひとのために甘みを増す」~暑すぎて畑仕事もできないので考えた

退職後ののんびりとした悠々自適の日々、 しかしさして面白いこともない。 人生、ひとの役に立ってこそナンボ。 ネギも白い部分が伸びて甘くなってこそ価値があるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【人生、人の役に立ってこそナンボ】 まだ梅雨も明けて…

「私の家庭菜園農法:隣がやるまで仕事はしない」~隣り百姓と集団脳① 

私の家庭菜園。苗植えや種まきの準備は終わったが、 それ以上は何もしていない。隣がまだだからだ。 農業は本やネットだけではできない。 隣り百姓こそ、農業の神髄だ。という話。 (写真:SuperT) 【隣がやるまで仕事はしない】 我が家の畑、3月に苦土石…

「家庭菜園の今年の作付けが終わりました」~前向きになれない日々とこころ折れた話

1a(アール)ほどの家庭菜園の作付けが終わった。 今年は天候に恵まれたこともあって、 いつに増してきれいな畑が保てている。 しかし私には前向きになれない事情もあるのだ。という話。 (写真:SuperT) 【今年の作付けがほぼ終わりました】 今年も、春の…

「隣り百姓の伝統」~本質的でない仕事では手を抜け

教育に関する実験的なことは外国にやってもらい、 成果は我が国で利用すればいい。 同じように無意味な努力をしないで済むように、 いつも周囲を見回していることは多忙な学校教師の必須な条件だ。という話。 (写真:フォトAC) 【隣り百姓の伝統】 昨日…

「追熟トマトと昭和の野菜」~今どきの野菜、昔の野菜

暖冬とはいえ12月に入り、やはり霜が心配にな朝もあります。 家庭菜園ティスト(2019/6/1 「家庭菜園ティストの話」 - エデュズ・カフェ)を自任する私の畑も、収穫して葉だけになったブロッコリをウサギのエサ用に残して、あとはすべて撤去・終了となりま…

「今年の畑」〜新米百姓、癒しの農業

今年も畑仕事のヤマを越え、ひとつひとつが終末へと向かっていきます。 今年度作った作物は以下の通り。 ミニトマト(二種)、トマト、ピーマン、ナス、カボチャ(二種)、キュウリ、ルッコラ、小松菜、べんり菜、モロッコインゲン、ズッキーニ、ブロッコリ…

「家庭菜園ティストの話」~百姓は心を病まない

「なぜ人は年を取ると農業や園芸に興味を持つようになるのだろう?」 そう訊いたら妻が、「そろそろ自分も土に還ろうとするからじゃない?」 その妻は“土に還る”気などさらさらないようで、我が家ではもっぱら収穫担当もしくは指示担当といった立場で私をこ…

「ストレス・トマト」

トマトやミニトマトというのは、苗を買ってきて植えてそのままにしておくと、四方八方に枝を伸ばして小さな藪のようになってしまうものです。そのくせ実は小さく数も少ないのが常です。ですから枝が広がらないように脇芽(葉の付け根から出て来る新しい枝の…

「ハナの下を伸ばす」~ミニトマトの育て方

トマトやミニトマトは比較的楽な作物で、しかも長く収穫できるので毎年苗を買ってきて植えています。しかしトマトはトマトなりに厄介なこともあって、腋芽をそのままにしておくとあっという間にミニ・ジャングルみたいになってしまうし、マメに腋芽を取って…