カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「天使を育てているつもりで悪魔を育てる」~もう一度、育てているものを見つめ直そう

ネオンテトラという熱帯魚を40匹ほど飼っていた時期があります。その飼育し始めのある日、水槽の内側にきれいな透明のタマゴが数十個もついていることに気がつきました。うれしくてうれしくて、さっそく孵化用の箱を買って水槽に入れ、毎日うっとりと眺め…

「その子の手札を見直す」~その子の持っている能力、欠けている力の点検

以前お話した「受けてみたフィンランドの教育」という本の中に、フィンランド人は計算ができない、という話がありました。とにかく算数数学は授業もテストも電卓持込なので、計算をする必要がないのです。それも高校数学もできるようなスーパー電卓で、あま…

「懲りない性格」~子どもはそもそもそういうものかもしれない

昔ご一緒させていただいた校長先生のひとりに、初孫をもって嬉しくてしょうがなく、しょっちゅう孫の話をしているような人がいました。 その人の話の中で、階段を登るようになったのはいいが降りてこられないので必ず2階で泣く、大泣きするので行って降ろし…

「ジャパン・クール!」~世界が日本をめざす今日

私が最近読んだのは マックス霧島 著「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」(講談社:2009)と、櫻井孝昌 著「世界カワイイ革命〜なぜ彼女たちは『日本人になりたい』と叫ぶのか」(PHP研究所:2009)の二冊です。 簡単に言うと、世界は今、空…

「組み合わせの効能」~マスク、手洗い、うがい、全部やればいいに決まっている

先週の共同通信のニュースに『「ウイルスカット99%」は過大 インフル用マスク』 というのがありました。 それによると「国民生活センターによると、15商品のうち、ウイルスの捕集効率95%以上は3商品だけだった。6商品は80〜95%、2商品が60…

「美しさを学ぶ」~それが道徳教育の神髄

リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトストラはかく語りき』は『2001年宇宙の旅のテーマ』という題名で有名ですが、これはシュトラウスがニーチェの哲学的著作『ツァラトストラはかく語りき』を呼んだときの感動を表現したものだと言われています。 そう…

「教員の不祥事のこと」~それを防ぐためのひとつの提言

教員による不祥事が止まらない、少なくとも止まらないような印象を与えます。 ある人は教員だからニュースになり易いだけだと言い、別のある人は規準が変わり昔からあったものが許されなくなっただけだと言います。また別のある人は、教師を見る目が厳しくな…

「流星の絆」~我が子とともに、しし座流星群の降りしきる星を浴びた夜の話

今朝、ニュースを見ていたら、しし座流星群の話をやっていて、「しまった」とばかりに表に飛び出しました。幸いなことに外はまだ真っ暗で・・・と思ったのですが、暗さは低く垂れ込めた雨雲のせいで、星はひとつも見えません。星の観察なんてそんなものです…

「文章表現という欲望について」~書くことがらをしっかり持てば、表現は自ずとついてくる

調べたわけではないので確実とはいえないのですが、世界の民族の中で、太鼓やドラムといった打楽器を持たないものはひとつもないような気がします。同様に、拍手をもって賞賛や喜びを示さない民族もないように思うのです。チンパンジーやゴリラだって、しば…

「有難い人たち」~休日なのに、これほど多くの先生たちが仕事に来ている

さまざまな仕事があって土日二日間、そこそこの時間を学校で過ごしました。そうやって休日に学校にいると、実に多くの先生方が登校していることに驚かされます。 児童のために教室環境を整えに来る人、出席停止や学級閉鎖の対応で宿題や連絡プリントをつくり…

「邪馬台国の話」~なぜ日本は”邪”で”馬”なのか、卑弥呼は”卑しい”のかという大問題

奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で大型の建物跡が発見され、新井白石(近畿説)・本居宣長(九州説)以来の邪馬台国論争に終止符が打たれるかもしれないと言われています。 もしかしたら21世紀(始まったばかりですが)の日本史上最大の発見になるかも…

「拙速大事」~”できあがりがいくら立派でも遅い”は、”できがまずくても速い”に及ばない

宿題でも何でも「とにかくやりました」みたいないい加減なものを次々と出してくる子がいます。こちらもいい加減イラついて「オマエ、やりゃあいいってモンじゃないよ」と指導するのですが、そんな子に限って、やけに生きが良かったり活力があったりする場合…

「子どもが犯罪者になるかもしれないということ」~普通の親の考えないこと

毎日血生臭いニュースが新聞紙面にあふれています。こんなことまで知らせなくてもいいのにというような記事が、平気で一般紙に載っていますが、これでいいのでしょうかなどと疑問に思ったりもします。 さて、昨夜私が一番こころを動かされたのは、いわゆる「…

「大阪コミュニケーション」~大阪の子どもは学ぶことが多すぎる

大阪府では学力問題で橋下府知事がそうとうカリカリしている様子が見られますが、そもそも大阪の子どもたちは学ぶべき基礎学力が多すぎて、普通の学力競争では不利だという説があります。 他の地域だったら「読み・書き・そろばん」だけで済むのに、大阪の子…

「決して真似をすることのできない理想の教育」~『受けてみたフィンランドの教育』を読んでみた

今読んでいるのは、実川真由 /実川元子 著「受けてみたフィンランドの教育」(文藝春秋 2007)という本です。高校2年生でフィンランドに留学した女子生徒の体験記とその母親の補足によって作られた本です。 学力世界一の誉れ高いフィンランドですが、世界…

「西鉄バスジャックの思い出」~悪くなっていく子どもは、誰かが止めてやらなければならない

資料を整理していたら、次のような文が出てきました。これは西鉄バスジャック事件(2000年)の際、瀕死の状態で運び出された山口由美子さんという女性の回想です。 『こいつしぶといな、殺してやろか』 ほんと、出る寸前に言ったんですよ。そうしたら横…

「野球と数学」~一流の野球選手は計算ができないのか?

今朝の毎日新聞にこんな記事が載っていました。 日本シリーズ 精神力の差、勝敗左右 「ベースボールの90%は精神力。あとの半分は体力」。大リーグ、ヤンキースの名捕手で1950年代の黄金期を支え、監督も務めたヨギ・ベラ氏の言葉だ。多くの含蓄ある名…

「Moon & Earth」~思ったよりはるかに遠い関係

先週のことですが、山中先生が突然、「なぜ太陽の反対側にあるとき、月は必ず満月になって皆既月食にならないのか」という極めて怪奇な話を持ち出しました。 そんなの当たり前じゃないか、と誰もが思うのですが、それでいて誰ひとりうまく説明できません。た…

「文化の日」~って何だったっけ?

休日です。 1946年11月3日に日本国憲法が公布されたのを記念して、1948年に定められました。 文化の日制定までは「明治節(明治天皇の誕生日)」として祝われていた日ですが、これは単なる偶然で、明治節を残そうというものではないと説明されて…

「やはり、おかしい」~専門家の言うマスク不要論が理解できないわけ

4月・5月の新型インフルエンザ・パニックの際には日本中に広がっていたマスク姿、本格的な流行期に入った今、町中で着けている人は極端に少なくなっています。 マスクは罹った人がつけるのは効果があるが、普通の人の感染予防という点ではまったく意味がな…