カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「新型コロナのクサイ話、それから空飛ぶカッパの話」~ギリシャ文字について 

南アフリカ由来の新型コロナ変異株、オミクロンと名づけられたそうです。 アルファ株から始まった警戒すべき変異株(VOC・VOI)の13番目で、 当然ニュー株になると思ったらまさかのオミクロン。 そもそもデルタだのオミクロンだの、何だったっけ?という話…

「子どもたちが大人を感染から守った」~大人たちは子どもに、感謝の気持ちを伝えて頭を下げるべきだ

間もなく2年におよぶ新型コロナ禍のもとで、 子もたちは大声で笑い合うことも、友だちと体を触れ合うこともなく過ごした。 数々の行事や楽しみが縮小され、あるいは中止となった。 それもこれも、すべて大人たちと社会を守るためだったのだ。という話。 (…

「新型コロナウイルスがまた分からなくなった」~今週コロナについて思ったこと 

日本では不安を抱えた奇妙な平和が続いているが、 欧米では再び爆発的な感染拡大が起こっている。 防疫の優等生だったはずの韓国・ベトナム・シンガポールも大変で、 オーストラリア・ニュージーランドもかなり怪しい。 一体何が起こっているのだろう?とい…

「誰かが別の誰かの成長の踏み台になってはいけない」~障害のある子どもの就学をどう考えるか②

障害のある子とそうでない子が一緒に学ぶインクルーシブ教育は理想だ しかし十分な人員配置や予算のないところで行えば、 不利益は障害のある子が負わなくてはいけなくなる。 大切なのは、子どもたちが公平に成長するには、何が必要なのかということだ。とい…

「基本的には相応が有利なようにできている」~障害のある子どもの就学をどう考えるか①

孫世代の就学について相談を受けた。 障害のある子を特別支援学校に入れるべきか、 普通学校の特別支援学級にすべきか。 そこで私はこう答えた。という話。 (写真:フォトAC) 都会に住む義理の姉(妻の実姉)が2年ぶりに訪ねてきて一泊していきました。三…

「勤労感謝と暗殺の日」~J・F・Kに倣い、児童生徒・保護者にも問う

明日は「勤労感謝の日」。その意味について子どもにも知らせておこう。 明日は「J・F・ケネディ暗殺の日」。 政府と国民の双方に犠牲と協力をもとめた若き大統領に倣い、 学校や行政は当然として、児童生徒・保護者にも犠牲と協力をもとめたい。という話。…

「不揃いの階段をゆっくりと下りる」~忘れるもまた“よし” 

齢を取るというのは長い階段をゆっくり下りるようなものだ。 しかし順調なくだりではない。階段が不ぞろいだからだ。 ときに深く落ち込んでいたり浅かったりで、コケる。 けれどそれだって楽しくないこともない。という話。 (写真:フォトAC) 【不揃いの階…

「自分自身の老人脳のために私は傷ついている」~同じ努力を何度でも繰り返す愚の話 

もともと記憶力に難があった。それがどんどん昂じている。 問題を解いて答えまで書いたのに、 解いたことを忘れてしまうので、また同じ問題に取り組んだりしている。 三歩進んで二歩下がる精神生活から、二歩進んで三歩進む日々へと移っている。という話。(…

「夏休みの廃止、これしか道はないが実現しない」~教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!③

1日の授業を上限5時間として、その代わり夏休みをなくすというアイデア、 不可能ではないが実現しないだろう。 教員が減っても、そのぶん学校の数も減らせばいいのだから。 そして地域がなくなる。という話。 (写真:フォトAC) 日常の授業時数を減らして…

「夏休みの廃止、教師は渋々、親は大歓迎」~教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!②

仕事も減らせず、人員も増やせない。 そんな条件下で教師の労働負担を軽くするため、 1日の授業を上限5時間として、その代わり不足分を夏休みに行うことを考えた。 残業手当を出すことも含めて、普通のサラリーマンと同じ条件にするのだ。 それで受け入れ…

「教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!」~教員の勤務を普通のサラリーマン並みにする

学校に持ち込まれるのは「善きこと」ばかりだから仕事は絶対に減らない。 日本は借金だらけだから、財務省は万単位の増員など絶対に認めない。 志願者もいない。 しかしそれなのに私は、教員の働き方の、万民が納得する解決策を見つけたのだ! という話。 (…

「更新しました」~キース・アウト

ここのところ急速に増えつつある不登校に関して、中教審は対面型一斉学習の見直し、同年齢同一学年の見直しなどを言い始めた。文科省もさすがに抑えにかかったが、速射砲に金属バットで立ち向かう程度のことしかできない。アイデアはまだしも金がまったくな…

「天井を見て歩くようになったK君のこと」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと③

かつて担任した生徒の中に精神の病気を発症した子がいた。 ある程度、注意しながら見ていたが、決定的な瞬間を見のがした。 もっと早く気づいてやればよかったのに、 ところが、その子は私を責めるどころか、感謝しているのだ。 という話。 (写真:フォトAC…

「誰かが、どこかで介入できなかったのか」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと② 

それにしてもいわゆる「大口病院連続点滴中毒死事件」。 犯行に至るまでの27年間、誰も被告の異常に気づかなかったのか、 不安を感じて彼女の人生に介入しようとする人はいなかったのか、 無理だったろうなと思う一方で、それでも未練が残る。 という話。 …

「精神の病、罪と罰の対応がわからなくなった」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと① 

いわゆる「大口病院連続点滴中毒死事件」の判決が出た。 心神耗弱を考慮しての無期懲役だそうだが、 精神の病と、罪と罰の関係がわからなくなった。 誰の、何が問われているのか。 という話。 (「横浜地裁 」写真:フォトAC) 【旧大口病院連続点滴中毒死事…

「毎朝いい話をする、愛の話をする」~魔の11月をどうしのぐか⑤

「魔の~」といわれる6月・11月・2月。 これといって大きな行事がなく、落ち着いて話せる時期、 子どもに対して行うべきは、「毎朝いい話をする、愛の話をする」ことだ、 私はそう教えられてきた。という話。 (写真:フォトAC) 【毎朝、いい話・ために…

「人生で必要なことは、すべて学校で学べる」~魔の11月をどうしのぐか④ 

東日本大震災は不幸な出来事だったが、 その合間、合間に、日本人の本質的な姿が見えた。 しかしそれは自然に備わったものではない。 すべて学校を基礎として育ててきたものだ。という話。 (写真:フォトAC) 先週の金曜日から、勉強をすることの意味につい…

「更新しました」~キース・アウト

「日本の中学校教師には暇がたっぷりある」という話が官僚から語られ、マス・メディアが追認するという恐ろしい新聞記事の話。そもそも中学校には小学校を応援する余力があるという考え方はどこから来たのか。 kieth-out.hatenablog.jp

「学校の勉強は、愛する誰かを助けるためにするものだ」~魔の11月をどうしのぐか③

知識や技能は誰かを救うときに決定的に役にたつ。 大勢を救えるのに、愛する人を助けられるのに、 やり方を知らず、どうすることもできないとしたら、 その時のキミの心の中は地獄だ。という話。 (写真:フォトAC) 【困るのが自分だけなら、子どもはやらな…

「何のために勉強するのかに統一的な答えはない」~魔の11月をどうしのぐか② 

本来なら落ち着いた学習ができるはずの11月、 子どもが気持ちを合わせて勉強するには、統一的な目標が必要だ。 しかし何のために勉強するのかには、統一的な答えがない。 だとしたら、どうしたらいいのだろう。という話。 (写真:フォトAC) 【目標をもう…

「目的集団と烏合の衆」~魔の11月をどうしのぐか①

「魔の11月」という言葉があるらしい。 学級崩壊を起こしやすい三つの月、6月・11月・2月のうちのひとつだとのこと。 しかしなぜこの月なのだろう。 そして崩壊を凌ぐ方法はないのだろうか。 という話。 (写真:フォトAC) 【魔の11月】 「魔の11…

「11月になりました」~今月のウンチク

秋らしい秋を感じる間もなく、11月の寒い風にさらされるようになった。 11月は一年の中でも特に落ち着きの感じられる月。 派手な行事も少なく、 怒涛の年末年始へと向かう下準備のような月だ。という話。 (写真:フォトAC) 【11月になりました】 日…