言葉

「深刻なことにまともに向かい合えない頭脳の話」~ドコモ口座とコロナ感染

深刻な問題なのに頭に浮かんでくるのはオチャラけた話、 誰が考えたってそれをやったら怒られることを平気でする、 どこかに共通点はあるのだろうか? それにしても頭のタガが緩んでいいないかい? 気をつけよう。 という話。 (写真:フォトAC) 【ドコモ…

「横滑りする思考」~ダジャレ頭がサビついて困っている

もともと思考が深まる性格ではなく、 連想に囚われたり気移りしたりすることも多かった。 しかし連想したことがいつまでも離れないというのは最近のことだ。 いよいよ頭がサビついてきた。 というお話。 (「森の妖精」フォトACより) 【横滑りする思考】 若…

「真に教養のある人は、人に分かる言葉で語る」~おい、小池! 英語を使うのやめろよ!

やたら発言に外国語をさしはさんでくる小池東京都知事に、 いまさらのようにイラつく。 ときどき若者の中にも似たような話し方をする人がいるが、 ダメです。あんなものの真似をしては。 というお話。 (「子ども ステイホーム」フォトACより) 【都知事、…

「お忍び」〜言葉の進化と誤用

(アルフォンス・ミュシャ「曙」) 安室奈美恵さんの引退が大きなニュースとして取り上げられました。私は世代も違いますしファンでもないので関心はありませんが、かと言って一芸能人の引退がこれほど大きく扱われることに抵抗する気持ちもありません。 何…

「桜、桜」2 〜サクラ咲く、おとりのサクラ、桜色

昨日の続きの「桜」ウンチクです。 【サクラ サク】 おそらく一定の年齢以上でないと分からない、すでに死語です。 今では大学入試の合格発表もネット上で見られるようになりましたが、かつては発表の日に直接大学に赴くか入学書類の到着を待つしか方法があ…

「人材」〜新しい意味を付与される言葉たち

先月5日の当ブログで、 娘のシーナは「直火(じかび)」を「ちょくび」と言って父親(私)を絶望させますし、婿のエージュは最近まで紅白歌合戦が男女別だということを知らなかった(中略)かくいう私も30歳過ぎまで「あさくさ寺(浅草寺)」と「せんそう寺…

「日本語の創造者たち」④〜和製漢語の話

私は何もいっさい外国語を使うなと言っているわけではありません。 戦時中おこなった、野球のセーフを「よし」、アウトを「ひけ」と言うような愚かさはもちろん避けなくてはなりませんし、母国語にこだわるあまり極端に英語を排斥したフランスは、ITの世界で…

「日本語の創造者たち」③〜和製漢語の話

「レガシー」「ダイバーシティ」「ワイズスペンディング」「ホイッスルブロワー」 最近、ニュースの中をやたらと飛び回っている言葉ですが、それは最初たった一人の女性の口から発せられたものでした。小池百合子東京都知事です。 めったにないことですが、…

「日本語の創造者たち」②〜標準語の制覇

私は、明治期における日本語の統一ということには無頓着でした。 もちろん日本語表記の方の問題性については承知していました。 木版印刷の時代には問題とならなかった異体字(例えばひらがなの「な」も、元となった漢字の「奈」から「な」に至る中間的な文…

「さ、どうだ?(茶道だ?)」

土曜日の朝、NHKニュースを見ていたら中国で茶道を学ぶ学生たちの話題を扱っていました。その際、非常に耳障りだったのは「茶道」を指して言う「ちゃどう」という言い方です。ただし天下のNHKのことです。言葉の使い方、特に経年による日本語の変化について…

「震災をめぐる個人的な違和感」

その1 東日本大震災のとき、ギターを抱えて避難所を訪れた若者が二人、路上ライブの態勢をつくってひと言。 「今ぁ、ボクたちにできることは歌うことだけです」 その瞬間、ギターを奪い取る者がいて代わりにスコップが渡された・・・。 最期の部分はよくで…

「枝葉と花が多すぎて」b

研修会の講師をやったのだけれど、結局うまく行かなかったというお話を書いています。 私もこれまで何十回となく様々な講演会を聞いてきましたが、眠くなる話のいくつかは明らかに情報過多が原因です。重要な話がいくつも出てくるのですが、多すぎて聴衆がつ…

「枝葉と花が多すぎて」a

ひょんなことから児童館で1時間半の研修会の講師をやる羽目になりました。話すことは嫌いではないのでいいのですが、1時間半という長時間は経験がなく、どの程度の分量の原稿を用意したらよいのかも想像つきません。 校長講話をやっていた頃は「15分でお…

「若きママたちの義兄弟」②

若いママさんたちがブログなどで使う用語――「義実家」「義両親」などに違和感がある、というお話をしました。「だったら義実家のことは普通はなんて言うの」という娘の問い合わせに対して、「夫の実家」と返事をしておいて、しばらく後にこれにも違和感を持…

「若きママたちの義兄弟」①

若いママさんのブログばかりを集中的に読んでいくと、そこにはそこの独特な用語や表現のあることに気づきます。その世界でしか通用しないものですから、これはもう隠語とか符丁とか言ってもいいようなものなのかも知れません。 たとえば「完母(かんぼ)」。…

「寄り添う」�@

若い頃は、自分ができるかどうかは別として、世の中、努力さえすればなんでも可能だと思っていました。ところが年齢を重ねるにしたがって、次第にそうではないことが分かってきました。 どんなに努力をしたところで私が100mを9秒9で走ることはないし、…

「日本の公用語について」②

標準語と方言とのせめぎ合いの末、日本は国内のどこへ行っても現地の人と普通に話せる公用語を獲得しました。方言の味深さが失われるのはいかがなものかという議論はありますが、統一言語を持っているということは大いなる幸せです。言語表現はすべて一つの…

「日本の公用語について」①

先週の金曜日、カーラジオで参議院予算員会のやり取りを聞くともなく聞いていたら、中西健治(無所属クラブ)という議員がとんでもない質問をしていました。「これからのグローバル社会を考える上で、英語を準公用語にしたらよいと思うがどうか」と言うので…

「男性にもまれ」

妻が「リセット・ポール」という健康用具を購入しました。直径20�p、長さ1m20�pほどの円筒で、この上に横たわって背骨を伸ばしながら軽く運動をするというものです。なかなか気持ちのよいもので、気分よく運動しながらあちこちの筋肉を揉みほぐしていた…

「あれ?」

今は時代劇も廃れてしまい、清水次郎長だの森石松だの言っても何のことかわからないひとが多いのかもしれませんが、私の子どものころは浪曲ブームの名残もあり、また現代ヤクザが主人公の映画「仁義なき戦いシリーズ」の影響もあって男の子は少なからず“その…

「オー・マイ・ゴッド!」

何か失敗を犯したとき、不運に見舞われたとき、誰かに嫌な思いをさせられたとき、普通の人は何と言って呪ったり罵ったりするでしょう? 「チェッ」「クソ」「クソったれ」「クソが」「クソめ」「クソ喰らえ」「コンチクショー」「畜生め「あの野郎」「この野…

「号泣!! オレの生きざまで感動を与えたい!」

言葉は時代とともに変化していくものですし、不適切な語は自然に消えてしまいますからあまり苦にしなくてもいいようなものですが、どうにもこうにも我慢ならない語や語の用法がいくつかあります。 「感動を与えたい」 3・11以来繰り返し出てくる「感動を…

「メメント・モリ」〜死を忘るるな

二週間ほど前から91歳になる義母の具合が悪く、心配されました。横になったままものが口を通らなくなり、息も荒かったのです。それがここにきて、数日前からまた少しずつ食べられるようになってきています。うまくいけばもう一度、家に戻れます。老人とい…

「巨人引力」

使わない知識は消失する、それが鉄則です。中高6年間も勉強しながら結局私たちが英語をしゃべれないのは“必要ない”からです。それは数学の微分・積分を忘れてしまったのと同じです。 同様に江戸幕府が1860年(万延元年)に発令した貿易統制法令「五品江…

「ガセネタ列伝」~私がまんまと騙された話

人から聞いて「ああそうだったのか!」と膝を打ち、感動のあまり他にも吹聴して回ったらそれは全くのガセだった、というような経験がいくつかあります。今日はそれについて。 【アジサイの花の色はリトマス紙のように土壌の酸性・アルカリ性によって決まる】…

台風一家

台風4号が通り過ぎて行きました。日本ではあまり使用しませんが、4号には「グチョル」という名前がついていて、日本以外ではけっこう使われているみたいです。「グチョル」はミクロネシアの言葉で「うこん」のことです(注意! 読み方、間違えないように)…

仁和寺にて・・・

私はときどき娘から、「臆病者」とからかわれることがあります。それはレストランや食堂に行っていつも同じものしか頼まず、新たな冒険をしないからです。 ただし私にも私なりの言い分があります。外食はめったにしませんから、自分の食べたいものを逃したく…

配合禁忌

薬剤師の友人から聞いた話ですが、二種類の薬を服用したとき、その一方または両方がまったく効能を失ってしまうことがあるそうです。失うだけならいいのですが、二種類の薬が反応して有毒物を発生することもあります。こうしたケースを「配合禁忌(はいごう…

オバタリアンと宰相不幸社会

かつて「オバタリアン」という言葉が一世を風靡したことがあります。元は堀田かつひこが連載していた4コマ漫画(1988―1998)なのですが、言葉は原作を越えて広がりました。 オバタリアンは相手次第で知ったかぶりと知らんぷりを交互に連発する‥。オバタリア…

「雨ニモ負ケズ」

14日の朝日新聞に「雨ニモマケズ」ワシントン大聖堂に響く 宗派超え祈り という記事がありました。 世界の主要宗教の代表者が集まり、東日本大震災の被災者のために祈りを捧げる「日本のための祈り」が11日夜、米首都のワシントン大聖堂であった。 同聖…