言葉
LINEなどで句点をつけると若者が怯える「マルハラ」問題。 メディアはおとなたちに猛省を促したが動かぬ人もいる。 俵万智はやんわりと反論し、 当の若者たちからは強い疑念が示される。という話。(写真:フォトAC) 【若者はおとなに脅かされている(らし…
男性が、若い女性や子ども相手に蘊蓄(ウンチク)を垂れるハラスメント、 それをマンスプレイニングというらしい。 しかし昔から男の子は知ったかぶりと相場が決まっているではないか。 与謝野晶子なら軽く一蹴するところだ。という話。(サンティアゴ・ルシ…
バレンタインデーに義姉からチョコレートを贈られた。 6粒入り3456円。一粒576円。豚に真珠、猫に小判。 しかしそれにしても「ゴディバ」っておいしそうに聞こえるか? そこで調べると面白い話が出てきた。という話。(ジョン・コリア「ゴダイヴァ夫人」(部…
ここにはいない仮想の生徒たちに向けて、どうしても答えの出せない問題への答えの出し方、正しい悩み方について、話しかけている。という話。(写真:フォトAC) 【下手の考え休むに似たり】 私の父は武骨な実務家で、夢を語るとか、思いを語るとかいうこと…
今日は御用納めの日、これといった儀式もなく、 年末年始休業に入るところも増えているらしい。 しかし私にそれは難しい。 きちんと儀式を行い、メリハリをつけて新しい年を生きたい。という話。(写真:フォトAC) 【御用納め】 今日、12月28日は御用納…
昨日の勤労感謝の日、晩秋にあるまじきとんでもない暑さだった。 これを日本では小春日和と言う。 同じ現象を北米ではインディアン・サマーと言うが、 両方とも分かりにくい時代になってきた。という話。(写真:フォトAC) 【小春日和(こはるびより)】 昨…
子どもと孫たちが古希のお祝いをしてくれた。 しかし「古希」ってどういう意味だったのだろう? その他「還暦」やら「喜寿」やら、いくつかある長寿祝いの意味と、 歴史理解に必要な十干十二支についてーー。という話。(写真:SuperT) 【また、まんまと引…
明日は文化の日。しかし何の日なのか、なぜ11月3日なのか、 知らないでいることも多い。 子どもたちはもちろん親たちも知らない場合がある。 だったら調べて、ひとこと教えてあげよう。という話。(写真:フォトAC) 【子どもたちに祝日の意味を教えてお…
学校教育のすべてに理由があるが、説明しきれるものでない。 また、説明できないからと言って無意味なわけでもない。 確信をもって言うが、音読も古文も漢文も、絶対に必要なのだ。 それが学校の常識、私の常識、新しい学校のリーダーたちの常識。という話。…
わたしの常識と世間の常識がずれることがある。 たいていは私が間違っているが、正しいときだってある(はずだ)。 大手マスコミ・出版社が否定しても、世界中が反対しても、 それでも地球は回っている――。という話。(写真:フォトAC) 【今、学校から団塊…
ふたりの孫を連れて娘夫婦が帰省してきた。 子どもは子どもなりにさまざまなものをもっている。 それにしても「孫は来て良し、帰って良し」って、 祖父母たちは、そんな冷ややかな目で孫たちを見ているのだろうか。 という話。(写真:SuperT) 【娘夫婦と孫…
マツコに教えられたのだが、「自由」にはひとつ突き抜けた面がある。 それは、自らの自由を守るためには、 他者に不自由を強いなくてはならない場合があるということだ。 しかし、だとしたら自由が多少減るのも我慢しようという立場もあるだろう。という話。…
人生は運である。運さえあればすべてが手に入る。 その運を蹴散らす呪文が愚痴と不満だ。 もう若くないのだから、ひとの分まで背負うことはないが、 愚痴も不満も、それぞれが心に収めればいいのに――。という話。(写真:フォトAC) 【人生に必要なもの=運…
卒業式のマスクがなぜこれほどまでに問題なのか分からない。 同調圧力でつけさせるのは間違いだともいうが、それも分からない。 圧力をかけているのが誰なのかも分からないし、 圧力をかけている者の責任が追及されない理由も分からないのだ。 という話。(…
レーゾンデトールという言葉があった。 人はその「存在理由」がないと生きていけないという。 しかしどうだろう。 ただ生きて、そして死んでいくだけではいけないのだろうか? という話。(写真:フォトAC) 【私にはテーマが必要だ】 昨年の暮れ、元教え子…
夜行性のはずのキツネに、真っ昼間、遭った。 こちらに気づくといったん止まり、カメラ目線でじっとしている。 撮影が終わると、退散。 そんなキツネについてちょっと調べてみたくなった。 という話。(写真:SuperT) 【真っ昼間、キツネに遭った】 買い物…
「ありがとう」や「ごめんなさい」を強要すると、心ない子どもが育つ、放っておいても感謝の気持ちが高まれば「ありがとう」言う子になる――と、ネット上にはトンデモ学説がいくらでも飛び交う。しかし「ありがとう」も「ごめんなさい」も文化なのだ。文化で…
ウクライナの取材から戻った若きジャーナリストの記事を読み、 その誠実で勇気ある態度に感心した。 この人はどんな育ち方をしてきたのだろう。 そのヒントは記事の中にあった。親たちがそのように生きてきたのだ。という話。 (写真:フォトAC) 【ウクライ…
テーブルの上の置いてあったマジック・インキ、 見ているうちにとんでもないことに気づいた。 「PILOT Wytebord Marker」 ホワイ・ジャパニーズ・ピープル、ホワイ「Wyte」。という話。 (写真:フォトAC) 【ホワイ? ホワイトボード(Wytebord)】 母の家…
今年の新語・流行語大賞が発表され、 大谷翔平選手関連の二つが大賞となった。 しかし残り28の大半がわからない。 そこで全部、改めて調べ直した。という話。 (写真:フォトAC) 【私が遅れているのか、社会の仕組みが変わったのか】 紅白歌合戦の出場歌…
南アフリカ由来の新型コロナ変異株、オミクロンと名づけられたそうです。 アルファ株から始まった警戒すべき変異株(VOC・VOI)の13番目で、 当然ニュー株になると思ったらまさかのオミクロン。 そもそもデルタだのオミクロンだの、何だったっけ?という話…
深刻な問題なのに頭に浮かんでくるのはオチャラけた話、 誰が考えたってそれをやったら怒られることを平気でする、 どこかに共通点はあるのだろうか? それにしても頭のタガが緩んでいいないかい? 気をつけよう。という話。(写真:フォトAC) 【ドコモ口…
もともと思考が深まる性格ではなく、 連想に囚われたり気移りしたりすることも多かった。 しかし連想したことがいつまでも離れないというのは最近のことだ。 いよいよ頭がサビついてきた。 というお話。 (「森の妖精」フォトACより) 【横滑りする思考】 若…
やたら発言に外国語をさしはさんでくる小池東京都知事に、 いまさらのようにイラつく。 ときどき若者の中にも似たような話し方をする人がいるが、 ダメです。あんなものの真似をしては。 というお話。 (「子ども ステイホーム」フォトACより) 【都知事、…
(アルフォンス・ミュシャ「曙」) 安室奈美恵さんの引退が大きなニュースとして取り上げられました。私は世代も違いますしファンでもないので関心はありませんが、かと言って一芸能人の引退がこれほど大きく扱われることに抵抗する気持ちもありません。 何…
昨日の続きの「桜」ウンチクです。 【サクラ サク】 おそらく一定の年齢以上でないと分からない、すでに死語です。 今では大学入試の合格発表もネット上で見られるようになりましたが、かつては発表の日に直接大学に赴くか入学書類の到着を待つしか方法があ…
先月5日の当ブログで、 娘のシーナは「直火(じかび)」を「ちょくび」と言って父親(私)を絶望させますし、婿のエージュは最近まで紅白歌合戦が男女別だということを知らなかった(中略)かくいう私も30歳過ぎまで「あさくさ寺(浅草寺)」と「せんそう寺…
私は何もいっさい外国語を使うなと言っているわけではありません。 戦時中おこなった、野球のセーフを「よし」、アウトを「ひけ」と言うような愚かさはもちろん避けなくてはなりませんし、母国語にこだわるあまり極端に英語を排斥したフランスは、ITの世界で…
「レガシー」「ダイバーシティ」「ワイズスペンディング」「ホイッスルブロワー」 最近、ニュースの中をやたらと飛び回っている言葉ですが、それは最初たった一人の女性の口から発せられたものでした。小池百合子東京都知事です。 めったにないことですが、…
私は、明治期における日本語の統一ということには無頓着でした。 もちろん日本語表記の方の問題性については承知していました。 木版印刷の時代には問題とならなかった異体字(例えばひらがなの「な」も、元となった漢字の「奈」から「な」に至る中間的な文…