カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「何とかなるのは我が子だけ」~あれこれ環境に不満の多い親に対して

自分の子どもが小学生や中学生なったとき、そこで何の問題もなく健やかに成長してくれれば問題ないのですがそうでない場合、親としてさまざまなことを考えます。「学校がもっと落ち着いていたら」「担任が別の人だったら」「クラスがしっかりしていたら」「…

「教師の文具術」③~筆記用具

愛用の筆記具は4種類。 まず普通の文字はぺんてるの「Hybrid」ボールペン(左の2本)で書きます。黒も赤も同じ ものを使っています。水性ボールペンでほどよい太さなので、書いた文字が万年筆のように見えるのが気に入っているのです。 また、軸が透明…

「まず隗(かい)より始めよ」~誤用された故事成語を元の意味に直せ!

公務員の給与削減や綱紀粛正について、最近「まず隗より始めよ」という言葉が盛んに使われています。意味は「何事かをなすときにはまず自分自身が手本を示せ。そうすれば他の者もそれに従うであろう」といったことかと思います。しかしこれはとんでもない話…

「教師の文具術」②〜カッティング

カッティングマットは娘の使っていたものを、一枚譲ってもらいました。机を傷つけずにカッターを使えるので、とても重宝しています。 カッターは普通のもの。 自慢したいのはスケールです。 何の変哲もないスケールに見えるかも知れなせんが、これが背に金属…

「これからの課題」~発達障害のもんだいについて

昨日はご苦労様でした。 高機能広汎性発達障害の問題は、今後私たちの世界で最重要の課題となりますから、これからもこうした学習会を続けていく必要があります。 先日個人的に出た講演会では、不登校の三分の一は広汎性発達障害との関連性が疑われ、いじめ…

「納得できない」~日本は世界で最も勉強しない国だとか言ってるけど・・・

「発掘!あるある大事典2」で納豆に関するデータの捏造があったとか、視聴率のためなら何でもやるマスメディアの体質が暴露された形になりました。 昔からUFOだとか巨大怪獣だとか、ヒマラヤ山中の原人だのと、あることないこといかにもそれらしく放送し…

「教師の文具術」①〜机の中

事務用机の右下の大きく深い引き出しの中は、フラットファイルでいっぱいです。ところがこのフラットファイル、長く置いておくと全体が丸くなって沈んでしまい、背表紙が見えなくなることがあります。いろいろやってもうまくいかなかったのが、ある日気がつ…

「文具の楽しみ」~私の好きなもの

書店・ホームセンター・電器店・文房具屋さん。私の好きな四つの場所です。ここに行くといくらでも時間を過ごせます。 たいていの男性が「道具」というものが大好きですから、放っておくとどうでもいいようなものをいくらでも買ってきてしまいます。例えば、…

「引継ぎの準備」~今からやっておくこと

3学期となり、外部での仕事のいくつかが最終局面に近づいています。そろそろ引継ぎの準備をしなければならないのですが、ここに来て気づくことは、この時期(ひとつの仕事の終わり)の資料が残っていない、整理されていない、そういうことが非常に多いとい…

「のび太のくせに」~いじめの五つの容態

来週、安部総理直属の教育再生会議の第1回報告が出るそうです。文科省とギクシャクし、中央教育審議会(文科省の審議会)とガタガタし、自民党と不協和音を起こしている上に内部でも対立するというごたごたした会議ですので、来週の報告にも何が出てくるの…

「1月17日」~今日は何の日?

今日1月17日は阪神淡路大震災12年目にあたります。ついこの間のことのように思いますが、私たちが教えている児童の誰一人覚えていない遠い昔の話といういい方もできます。そのとき生まれた子どもたちが、今年新入生として入学してくるのですから。 十周…

「always 三丁目の夕日の頃」~親がそばに居なくても子どもが育った時代

昨年「always 三丁目の夕日」という映画がヒットして日本アカデミー賞を取ったりしました。昭和30年代の前半の東京の下町が舞台ですが、大通りから一歩入り込んだその町の風景を切り取って、田舎の都市の町外れに落とすと、私の生まれた町になります。それ…

「家貧しくして孝子出づ」~沖縄と夕張の成人式を対比して思ったこと

日曜日の朝は、いつもニュースバラエティの「ザ・サンデー」と「サンデー・モーニング」をバチバチとチャンネルを変えながら見るのですが、今週の目玉の一つは、例によって沖縄の成人式でした。 土曜日に映画館に出かけ「硫黄島からの手紙」という映画を見て…

「情けが人のためになる話」~子どもが良いことをしたときも、家庭に知らせよう。

昨日、稲田先生が家庭連絡をしているのを聞くともなく聞いていたのですが、それはこんな素敵な話でした。 一昨日の美術の時間、1年1組の藤原くんが、道具の片付けに手間取っている中山くんの手助けをしたというのです。ご存知の通り、中山くんはそうしたこ…

「やりなおしの日」~鬼が角を生やしてトラのパンツをはく理由

新年の二日間が終わりましたが、生徒たちはどんな様子だったでしょう。 不登校の専門家であるカウンセラーの冨田富士也は、不登校児が「やりなおそう」と思う日が1年間に5回ある、と言っています。最初の三つは始業式。中でも新年と重なる3学期の始業式は…

「体感公教育」~実態とは必ずしも一致しない学校教育に関する印象

今日1月10日は『110番の日』です。 なぜ警察の緊急番号が110になったかというと、ダイヤル式の電話機の時代、番号を回す距離の一番短い「1」を立て続けに回し、一番長い「0」を回して一呼吸、落ち着いて連絡しよう、という配慮だったそうです。 「…

「明けましておめでとうございます」~いのしし[猪]に関する薀蓄

もともとは九州四国など日本の南部に多く、足が短いために豪雪地帯にはいないとされていましたが、最近では新潟県でも生息するようになったそうです。食肉として人気があり、肉食が禁じられていた江戸時代でも密かに食べられたので、そこから「悪事の報い」…