カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

親子・家族・子育て

「17歳の栄光と影」~オリンピックについて話したいことがたくさんあるが

ミラノ・コルティナオリンピックが終わった。 私には話したいことがたくさんある。 しかしいま思うのは光り輝く17歳のこと、 そしてその反対側にいる17歳のことだ。 (写真:フォトAC) 【ミラノ・コルティナオリンピックが終わる】 ミラノ・コルティナ冬…

「未来は明るくない(学校も子どもや親を支えない時代)」~『償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って』を読む⑤

もちろん犯罪者のための更生教育よりも、 子どもの教育の方がたやすいに決まっている。 しかし子どもを犯罪者にしないための教育は、 今や学校から切り離されようとしている。 (写真:フォトAC) 【誰が“教育”を怠ったのか】 犯罪に繋がるような性格の偏…

「綾瀬事件の元受刑者たちをどう社会に戻せばよかったのか」~『償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って』を読む③

刑務所における更生プログラムの充実、 人格障害の治療、出所後の元受刑者支援の拡充。 それで再犯は防げたのだろうか。 できたとしても、実現可能な解決策と言えるのだろうか。(写真:フォトAC) 【社会復帰した元受刑者に再犯をさせない三つの方策】 代…

「なぜ彼らは償いの道を歩み切れなかったのか」~『償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って』を読む②

綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件の、 4人の主犯のうち3人が新たな犯罪に手を染める。 彼らはなぜ更生の道を歩まなかったのか。 私たちに、できることはなかったのか。 (写真:フォトAC) 山﨑 裕侍 (著)「償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺…

「53年妻と暮らす:何事をもなさぬにはあまりにも長い」~新たな時代の幸福観の話④

子どもを持てなかった人は別だが、持つ気のない人に告ぐ。 夫婦で過ごす年月はざっと半世紀以上。 成すべき大業のある夫婦は別だが、ない者には長すぎる。 せめて子どもでももうけて、面白おかしく生きなさい。 ――という話。(写真:フォトAC) 【子どもを…

「ディンクス:契約満了!」~新たな時代の幸福観の話②

自分の今後にも関わるというのに、子に、 「子どもを産む気はないのか」と訊けない。 敢えて産まない決心をしていそうな子に対しても、 考え直そうと声もかけられない。 ――という話。(写真:フォトAC) 【自分の子の人生設計をわが子に訊けない】 昨日は…

「70歳代は家族を持っているヤツが勝ち」~新たな時代の幸福観の話①

70代は家族がいるかどうかが勝負の分かれ目――、 言われてみれば確かにそんな感じもある。 しかしそれはわずかな時間の差が生み出した、 大きな悪戯でしかなかったのかもしれない。 ――という話。(写真:フォトAC) 【70歳代は家族を持っているヤツが勝ち】…

「二年参りをどうするか」~私の正月行事①

初詣を深夜に行う「二年参り」、 いつから、なぜ始まったのだろう。 深夜零時の寺社参りなんて、 過去はもちろん、現代だって尋常じゃない。――という話。(写真:ChatGPT) 【二年参り】 赤穂浪士の討ち入りは旧暦元禄15年12月14日の未明と言われていますが…

「勉強のときだけ協力できる子たちって、嫌じゃない?」~誰が私たちを日本人に育てたのか③

受験は団体戦だ。 仲間が信頼し合い、支え合ってこそ勝てる。 しかし普段から協力することのない集団が、 受験の時だけ団結するなど、できるはずがないだろう。――という話。(写真:フォトAC) 【保護者と学級担任の奇妙な飲み会の話】 息子のアキュラ(仮名…

「二週続きの快哉!」~誰が私たちを日本人に育てたのか①

二人の科学者がノーベル賞を受賞した翌週、 サッカー日本代表は初めてブラジルに勝ち、 大谷翔平は八面六臂の大活躍をする。 そんな日本人を育てたのはだれだったのか?――という話。(写真:フォトAC) 【二週続きの快哉!】 先々週はノーベル賞ウィークで二…

「大丈夫、幸せになるかどうかは別問題だ」~若者の問いに答えるために⑤

多くの場合、遺伝子と環境に恵まれた者が勝者になる。 スポーツも芸能も勉強も。 しかし人生は勝ち負けではないだろう。 幸せになるかどうかは、別問題だ。――という話。(写真:フォトAC) 【努力をすれば誰でもプロのスポーツマンになれるのか】 あなたのお…

「自由の鎖、あれかこれか」~若者の問いに答えるために④

私たちは自由だ。何を選んでもいい。 しかしひとつを選んだ以上、 他のすべてを諦めなくてはいけない。 それが自由の鎖、あれかこれかの問題だ。――という話。(写真:フォトAC) 【青い鳥を求めて】 誰でも内容は知っているのに、実際に本物を読んだ人はほと…

「この国の文化:未熟が前提の、子どものための成長物語」~若者の問いに答えるために②

三谷幸喜は「物語の9割は自分探しが主題だ」という。 それは言い過ぎだが、未熟な子どもを中心に置き、 その成長を見守るというのが日本文化の一部の特色だ。 そうしたアニメ・アイドル文化の中で、子どもは育って来る。――という話。(写真:フォトAC) 【成…

「何のために生まれて、何をして生きるのか」~若者の問いに答えるために①

この齢になってもなお、 何のために生まれてきたのか分からない。 人生もあとわずかだというのに、 何をして生きるべきかも分からない。――という話。(写真:フォトAC) 【アンパンマンマーチの話】 最近はそうでもないと思いますが、ひところ小学生が40人い…

「孫が孫に読み聞かせをする」~子や孫に、本と読書の習慣を贈る⑤

教育や子育ては恐ろしく効率の悪い仕事、 本を与えたところで習慣となるかはわからない。 しかし蒔かない種は芽を出すことはない。 子や孫の誰かにいつか、それが実を結ぶかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【教育はとてつもなく効率の悪い仕事】 …

「読み聞かせ:日本語の愉しみと役を演じる面白さ」~子や孫に、本と読書の習慣を贈る④

本の読み聞かせは、読み手にも幸せをもたらす。 読むことで日本語を愉しみ、 読むことで演じることを楽しむ。 しかし多忙な今日、学校の時間割に読書は入りきらない。という話。(写真:フォトAC) 【教職:すべての経験が役に立つ】 10代の最後と20代の大部…

「巨大な書籍の森の住人、本を手放さない人」~子や孫に、本と読書の習慣を贈る③

大切なのは子に金を残すことではなく、 よく練られた才覚や人間性を残すことだ。 学業成績を伸ばすのもいいし運動能力を高めるのもいい。 しかし言わずして、子どもの能力を高めている人たちもいるという話。(写真:フォトAC) 【残すべきは才覚と人格】 施…

「孫たちに本を贈る」~子や孫に、本と読書の習慣を贈る②

私自身が子に与えた本を、いま、孫たちにも贈る。 それは世代を越えて価値を共有することだ。 三世代が同じ物語を聞き、 同じ思い出を持つことになる、という話。(写真:フォトAC) 【え、知らないの?】 娘のシーナ一家や、シーナにとっては義妹・義弟にあ…

「図書カードとファーストブック」~子や孫に、本と読書の習慣を贈る①

間もなく新学期。しかし暑さのため、 子どもたちは外にも出られない。 だったらエアコンのよく利いた部屋で、 読むことのできる本を贈ろう。という話。(写真:フォトAC) 【子や孫に図書カードを贈ろう】 「我が家では一泊以上の遠出の旅行ほとんどしなかっ…

「教師は理想の教育を、わが子にしか施さない」~余裕もなければ望まれもしないから

人の人生は、どこの家に生まれたかで決まる。 それを平準化するのが学校教育だった。 しかしいまや理想の教育は、 教師の家庭のみで行われる奇習となった。という話。(写真:フォトAC) 【私の運命論】 私は運命論者で、人生の進むべき方向はその人の生まれ…

「子どもたちは聞いている」~何の気なしに語る親の言葉の重み

子どもの耳は、いつも親の言葉をとらえている。 そこに注ぎ込まれるのが、 心地よい音楽なのか毒なのか――、 育つ家ごとでずいぶん違っているだろうという話。(写真:フォトAC) 【父親のいない三日間】 娘夫婦と三人の孫(ハーヴ・イーツ・ドリ)がそろって…

「素晴らしい経験も、子どもたちに伝えられない」~楽しいことを分かち合いたい②

結婚は素晴らしい、親となることも素晴らしい、 そんな素晴らしさを素直に伝えたいのだが、 結婚と出産を勧める話は今やタブー。 だれも若者の背中を押してはならぬ。という話。(写真:フォトAC) 【兄弟はいるが、従兄弟はいない】 生後2か月の孫3号、ド…

「結婚は生まれ変わること、子育ては繰り返される脱皮」~楽しいことを分かち合いたい①

生涯で一番幸福な瞬間はいつだったか――、 私の場合は結婚がそれだった。 結婚生活が楽しく面白かったからではない。 人生がそれで一気に展開し始めたからだ。という話。(写真:フォトAC) 【人生最良の瞬間】 古希の祝いの際に「70年生きてきて、最も幸せだ…

「お盆明け、そして誰もいなくなったが、それでも幸せ」~親の考える安全保障としての結婚問題

お盆が過ぎて、 帰省していた家族が一斉にいなくなってしまった。 寂しいことだが来てくれただけでも贅沢だ。 あとのことを考えずに済む。という話。(写真:フォトAC) 【再び二人ボッチに戻る】 5人になった娘のシーナの一家と、シーナの配偶者エージュの…

「娘は保育園に育てていただきました」~31年前に保育園へ出した感謝の手紙

引っ越しのために娘を転園させる際、 保育園に出した手紙が31年ぶりに出てきた。 親がひたすら園を頼り、 園がそれに応えようとした蜜月の時代があった、という話。(写真:フォトAC) 【意図しないポスト・カプセルが出てきた】 終活はありませんが、二人の…

「”きちんと話が聞けるようになってから入学しなさい”も不登校の原因となる、そんなヤワな世界の話」~子どもを頑張らせてはいけないらしい

「キースアウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

「なぜ『つゆ』は『梅雨』と書くワケ? なぜ雨ばかり降ってるの?」~こんな本を出版したらどうかな②

子どもにじっくり考えさせたくても、 子どもはすぐに検索したり生成AIに訊いてしまう。 だったらさっさと教えてしまえばいい。 ただしそこには人間にしかできない配慮が入る。という話。(写真:フォトAC) 【今はさっさと教える時代】 昨日から「いかにも子…

「いかにも子どもが訊きそうな質問への答え100選」~こんな本を出版したらどうかな①

本を出したいと思う。 「我が家の不良息子と対決する方法」「教師のための文具術」 「いかにも子こどもが訊きそうな質問への答え100選」 以上、妄想三冊。という話。(写真:フォトAC) 【本を出したい】 若いころから本を出したいという願いがあって、学生…

「これからの時代の出産、奇跡と科学の賜物」~娘が無痛分娩で三人目の赤ん坊を産んだ話④

無痛分娩の開始からわずか4時間半の出産。 前回・前々回と違って、 シーナはただ、ただ幸せに浸っていればいいだけだった。 それが奇跡と科学がもたらした賜物、という話。(写真:エージュ) 【当日、朝】 計画出産当日の午前11時直前、シーナが送ってきたL…

「出産直前の妊婦本人から中間報告がくる」~娘が無痛分娩で三人目の赤ん坊を産んだ話③

計画無痛分娩では、子の誕生日が生まれる前に決まる。 その日まで事故のないように静かに過ごし、前日入院。 カテーテルだのバルーンだのと準備をして、一晩、 朝は早い時刻から、魔法にかかったような時が流れる、という話。(写真:シーナ) 何かの役に立…