カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ハロウィンって何だったっけ?」~いちおう、正式に調べてみよう

今夜はハロウィンです。 とは言っても今朝あたり子どもたちに聞けば「昨日やったよ」とか「土曜日にやっちゃった」といったふうに、仮装してあちこち歩き回る行事の大部分は土日のうちに済んでしまっているのかもしれません。 ハロウィンは10月31日の夜なの…

「大川小学校の悲劇は防げたか」

東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁(高宮健二裁判長)は26日、市と県に約14億円の支払いを命じた…

「元ヤンの娘」~これも人の子③

息子のアキュラが生まれたとき、二人部屋で妻の隣にいた人は二十歳そこそこの元ヤンみたいな女性でした。当時の田舎としては珍しい完全な金髪で、目にも鋭い光がありました。 ただ、妻とは気が合ったみたいで、様々に話をしたようです。「十代の恋は死ぬか孕…

「親の願いを一身に背負った子たち」~これも人の子②

シーナの出産の際、集中的にサイトやブログを調べたこともあって、以後、私は出産や乳幼児の養育・保育に関するネット上の記事を読むことが多くなっています。 多くはハーヴと同じ年頃の子を持つ親のブログですが、子は同い年でも親の年齢にはかなりの開きが…

「『いのちのこと』、ハーヴの物語の現在」~これも人の子①

しばらく以前、タレントの壇蜜さんが、「嫌なことがあったときは、“これも人の子”と思うことにしています」といった話をしておられました。「どんな嫌な奴にも親はいるのだ。その人に免じて少し許してやろう」 そんな意味かと思います。いい話だと思いました…

「映画の題名に関するちょとしたウンチク」~つまらない原題に、なんという素晴らし日本語題名をつけたのか!

先週話題にした10月7日のNHK「歴史ヒストリア(「"日本語"を切り開いた"マンネン"な人びと」)」は今年89歳になった私の母も見ていて、「日本語を創った人たちがいたのには驚いた」というような話になりました。 そこで元社会科教師、ウンチクタレの私とし…

「そろそろイライラしてきた」〜日本人はウソをついてはいけない

今週18日にIOCのトーマス・バッハ会長が来て、「東京が(招致レースで)ほかの都市に勝って選ばれたのは、非常に説得力のある提案を出したからだ。(あとになって)競争のルールを変えてはいけない」と言ったとき、私は深く傷つきました。他の人たちはどう…

「日本語の創造者たち」④〜和製漢語の話

私は何もいっさい外国語を使うなと言っているわけではありません。 戦時中おこなった、野球のセーフを「よし」、アウトを「ひけ」と言うような愚かさはもちろん避けなくてはなりませんし、母国語にこだわるあまり極端に英語を排斥したフランスは、ITの世界で…

「日本語の創造者たち」③〜和製漢語の話

「レガシー」「ダイバーシティ」「ワイズスペンディング」「ホイッスルブロワー」 最近、ニュースの中をやたらと飛び回っている言葉ですが、それは最初たった一人の女性の口から発せられたものでした。小池百合子東京都知事です。 めったにないことですが、…

「日本語の創造者たち」②〜標準語の制覇

私は、明治期における日本語の統一ということには無頓着でした。 もちろん日本語表記の方の問題性については承知していました。 木版印刷の時代には問題とならなかった異体字(例えばひらがなの「な」も、元となった漢字の「奈」から「な」に至る中間的な文…

「日本語の創造者たち」①〜日本語の統一

国土を失ったユダヤ人が千数百年の時を経ても民族として生き残ることができたのはなぜか、という問いがあります。ユダヤ教を核心とする考え方もありますが、棄教した現イスラエル国民もいますから必ずしも宗教がすべてではありません。 答えは「言語を失わな…

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「キース・アウト」 2016.10.15働き方変わる? 都庁「残業ゼロ・午後8時退庁」へ挑む

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「キース・アウト」 2016.10.14 いじめ情報共有、怠れば懲戒処分 文科省、教員に周知へ

「人は結局、自由よりも制服が好きなのかもしれない」~自由制服の話④

いわゆる「70年安保闘争」を、私は高校一年生で経験しました。 とは言ってもそれはテレビや新聞の中だけでであって、田舎はいたって平和なままでした。「安保」についても直接話したり誘ったりしてくれる人もいないので、私などには何が起きているのかさっぱ…

「制服をなくしたら制服が返ってきた」~自由制服の話③

私の理解が間違っていなければ、コギャル・ファッションというのは90年代半ば、茶髪・金髪に長めのつけまつげ、色黒メイクにボディコン、ミニスカートというギャル・ファッションが、高校生のレベルまで降りてきたところから始まりました。 それまでも髪を…

「制服を巡る教師と生徒の仁義なき戦い」~自由制服の話②

私自身が高校生のころ、巷に広がりつつあった不良服は「長ラン」といってコートのように長い学生服で、裏地に龍やら虎やらの刺繍をあしらったものが最高級ということになっていました。それがカッコウイイと教えられて育ったので、教員になったころ、子ども…

「ナンチャッテ制服の怪」~自由制服の話①

30年以上前の話――。 当時、中学校で担任していたクラスのN君はほんとうに勉強ができませんでした。 今でいえばLD(学習障害)なのでしょうが当時はそんな概念はなく、ただ、生活力は旺盛で友だち関係も豊かだったので、今でいう特別支援学級に入れるつもり…

「公務員は手を汚さない」〜豊洲・五輪・全国学テ⑤

全国学テの成績を上げるために、半年以上前の今から準備をしてほしい、試験対策をしてほしいと依頼した3人の先生たちは、しばらくして私を訪れ、「先生、あれから3人で検討しましたけど、あの『全国学力学習状況調査』テスト、試験対策によく馴染むんです…

「公務員は手を汚さない」〜豊洲・五輪・全国学テ④

先週の金曜日、「平成28年度全国学力学習状況調査」の結果公表に関するニュースを、作業をしながら見るともなく見ていて、思わず振り返り、釘付けになる場面がありました。それは、「算数Aでは石川・福井・秋田・沖縄が上位に入り・・・」 という部分です。…

「公務員は手を汚さない」〜豊洲・五輪・全国学テ③

豊洲の地下空間問題について、それを決めた人や組織はありませんが責任者はいます。少なくとも当時の市場長と都知事の責任は免れません。 縦割り行政の問題点といった話は昔からあったのですから、横の連絡が密になるような組織づくりは常に心掛けるべきで、…

「公務員は手を汚さない」〜豊洲・五輪・全国学テ②

豊洲問題について、メディアは相変わらず公務員の隠ぺい体質と言い、一般市民の口を借りて「着服があったに決まっているじゃないですか」と言わせ、小池都知事も、「誰が、いつ、どこで、何を決めたのか、何を隠したのか。原因を探求する義務が、私たちには…

「公務員は手を汚さない」〜豊洲・五輪・全国学テ①

先週書いたように、私の家は公務員一家で半分は教員です。 したがって公務員、特に教員にかかわる事件や事故、問題が発生した場合はとりあえず公務員(教員)側に立ってものを考えます。より有利な方向で推論するわけです。 社会は公務員に対して往々にして…