カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「小学校英語が始まります。しかし・・・」~人が興味を持つのはどう語られるかではなく、何が語られるかだ

ALT(assistant language teacher)のリンダさんは無茶苦茶に日本語がお上手ですが、私は彼女の流暢な日本語を聞きたいと思ったことは一度もありません。私が興味あるのは、彼女がどう話すかではなく、何を話すかです。それは誰にとっても同じでしょう。真に…

「叱ることと怒ること」~決定的に違うので注意!

1989年に起こった有名な「女子高生コンクリートづめ殺人事件」の犯人が、取調官とこんなやり取りをしています。 おじいちゃんに怒られた記憶は?「ないです」 ただやさしかった?「いけないことをすると、怒られるんじゃあなくて、叱られた、という感じ…

「雪にまつわるエトセトラ」~雪に関するウンチク

今日も雪です。 考えてみたら「雪」などというものを辞書で引くことはありませんので、今日はちょっと調べて記録しておきます。子どもとの話題にしてください。 雪というのは空気中の水蒸気が「水」の段階を通さず、直接凍ったものを言うのだそうです。それ…

「言葉そのものに、単純に反応してはいけない」~保護者と対立したとき考えたいこと

以前「となりのクレーマー」という本についてご紹介しましたが、学校に対するクレーマーに関する本、小野田 正利 著 「悲鳴をあげる学校―親の“イチャモン”から“結びあい”へ」(旬報社 2006)も、かなり面白かったので紹介しておきます。 この本は「第1章 悲…

「こんなのいかが? 教師の整理術⑤」~カッティングマットとナイフ、スケール。

カッティングマットは娘が小学校の時に使っていた「こうさく板」をきれいにして用いています。 カッターはごく常識的なもの。 自慢は、スケールです。 なぜかというとこのスケール、背の部分に金属が貼ってあって、カッターを当てても傷がつかないようになっ…

「我が、敗北」~我が家のウイルス内戦②

面目ない。 T家(私の家)、「ノロとの戦い」に玉砕です。 (けっこう自信あったんだけどなあ・・・) 上の子のセンター試験が終わったあとでよかった。 今日も早くに休みます。

「自分に合った、核となることをもつ」~学級を抑えるコツ

子どもを伸ばそうとするとき、全部を高めようとする必要はありません。伸びそうなところをちょいとつまんで引き上げてやれば、あとはすうっとついてくるのです。 初めて持ったクラスが大荒れに荒れて大変苦労しました。 そうなると多くの先生方がたくさんの…

「ノロとの戦い」~我が家の対ウイルス内戦①

【我が家のノロ内戦】 私事ですが・・・。 一昨日の夜、息子がいつまでもだらだらしているので注意したら、「何か気持ち悪くて・・・」とか言いながら尚も態度を改めないので、私もいい加減イラついてきて速射砲みたいに罵声を浴びせ、勉強をさせて寝させま…

「天からの預かり物」~子どもを見る新たな視点

家庭科準備室の片づけをしてくれたのは浜田先生と中野先生でした。ありがとうございました。 さて、卒業式までもう間もなく40日を切ります。 国語界の重鎮、故大村はま先生は「教えるということ」の中で、こんなことを言っています。『私は卒業式の時、若…

「やりたいこと」~この学校から汚れたものをすべてなくす

用があって本当に久しぶりに家庭科準備室に入ってびっくりしました。あれほど雑然としていた準備室がすっかり片付いているのです。テーブルの上に積み上げられていた鍋やフライパンがきちんと棚に収められ、見るからに衛生的な感じです。 どなたがやってくだ…

「親のできないことは、子どももできなくてよいのか?」~子どもの禁煙教育について

昨日、6年生の禁煙教育の授業がありました。 かなりショッキングな映像が盛りだくさんで、子どもたちは「絶対にタバコなんか吸うまい」と堅く決心したことと思います。ただし、喫煙の始まりは常に好奇心と人間関係ですから、2年後、3年後、もしかしたらあ…

「阪神淡路大震災の教訓」~日本の学校教育の成果

明日1月17日は、阪神・淡路大震災の13年目の祈念日です。 1995年(平成7年)の1月17日火曜日、午前5時46分52秒、淡路島北部を震源とするM7・3の地震によって、阪神淡路地域は壊滅的な打撃を受けました。死者は6400名余、負傷者は4…

「子ども時代の延長」~大人になるのにあまりにも時間がかかる

今日1月15日はかつての成人の日です。 旧暦の小正月にあたり、平安時代以来、15歳になった男子はこの日に「元服」という儀式を行い、一人前の男と認められたようです。 15歳といえばいかにも早すぎるようにも思えますが、奈良時代の班田収受の法でも…

「絶対に引きこもらせない」~私は子どもの魂の死を許さない

青森県で18歳の少年が弟と妹それに母親を殺して火を放ち、逮捕されたというニュースがありました。 一家を知る近所の人は「長男は以前は引きこもりで、家庭内で暴力をふるい、次男にナイフを突きつけたこともあった」と言う。(毎日新聞) 真相はこれから…

「三猿の教え」~悪いことを見ない、悪いことを聞かない、悪いことを口にしない

日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」について、私は長いこと、社会に背を向け、できるだけトラブルに巻き込まれないように小さく生きる、それが正しいんだというような、卑屈な教えだと思っていました。 サルといえば諺や慣用句にも「猿知恵」だとか…

「やり直しの日」~新学期の準備の話

昨日の見回り当番はいつもよりずっと時間をかけて回りました。黒板に書かれた絵や文字が楽しくて、ついつい足を止めてしまったのです。 たくさんの先生たちが、温かな言葉で、新学期を迎える子どもたちを包んでやろうとしている様子がうかがえ、私自身も心暖…

あけまして、おめでとうございます

いよいよ明日から新学期が始まります。 今年もよろしくお願いします。 今年、児童・生徒向けに作った年賀状を紹介します。 毎年イラストをひとつ入れ、あとは干支にちなむ話で文字をビッシリ埋め尽くすようにしています。 ―----------------…