カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2019-01-01から1年間の記事一覧

「教員採用試験競争率2.8倍は、採用数増加のせいではない」~終業式だというのに腹が立つ

終業式の午後は、教師にとって至福の時間。 教師がお互いに「ご苦労さん」とねぎらい合えばいいだけなのに、 どうにもこうにも腹の立つことが多すぎて、 今日も話が長くなった。 という話。 (「学校の階段・踊り場」PhotoACより) 【終業式:先生方、ご苦労…

「昭和の忘年会と文化の終焉」~#忘年会スルーに始まって

「#忘年会スルー」が話題となって、忘年会の見直しが始まる様子。 しかしすでに、昭和の忘年会文化は消えつつある。 合理からすればなくなって当然の会だが、 その役割は、ほんとうに終わってしまったのだろうか。という話。(「銀山温泉の夜景(山形県尾花…

「大人の相談はどこに持って行けばいいのか」~人生の最期をきれいに終わらせるために

今年起きた老人による二つの大きな事故・事件。 「東池袋自動車暴走死傷事故」と「元農水事務次官長男殺害事件」。 もちろんよそ事ではないが、我が身に置き換えたとき、 どう対処したらよいのか。という話。 (「夕空と木の側のベンチと老人」パブリックド…

「更新しました」

「キース・アウト」 先生たち! 教育委員会が「『小児性愛』の傾向が自分にあるのか自覚してもらう」とか言ってるよ。 PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2019/kieth1912b.htm#i3 スマホ版↓ kieth-out.hatenablog.jp

「子どもに話そう冬至のあれこれ」~世界の冬至、柚子、カボチャ

明後日(22日)は冬至。 春分・秋分と違って休日でもなく(今年は日曜日だが)、 クリスマス直前で気持ちが入って行かない。 しかし日本ばかりでなく、世界にとって古くからある大事な行事。 ひとこと子どもに話しておこう。という話。(「ゆず湯 露天風呂の…

「まず隗(かい)より始めよ」~東京都教育委員会の迷走を止めろ!②

大学生にどんな甘いささやきをしても必ずばれる。 彼らも真剣に調べているのだ。 本当に人材が欲しいなら、それなりに組織を変化させていくしかない。 教員志望がゼロになる前に、 急げ! フラッグ・シップ東京都。 という話。 (「ライトアップされた東京都…

「教員採用選考、受験倍率2.0倍の哀れ」~東京都教育委員会の迷走を止めろ!①

東京都教育員会が、来年の教員採用試験受験予定者の説明会を開いた。 ずいぶん調子のいい話をしたようだが、参加者もごく少数。 今さらどうやって教職に学生たちを引き寄せられるというのだ。 という話。 (「東京都庁」photoACより) 【東京都教委、来年度…

「都会で育つこと、都会で子育てできることが、今更ながら羨ましい」~ゴッホを見てきた

ひょんなことから上野の森美術館の「ゴッホ展」に行ってきた。 ゴッホは何度も見てきたが、行けばやはりそれなりの学びはある。 それにしても、都会の子の、都会で子育てができる親の なんと羨ましいことか。 という話。 (上野の森美術館「ゴッホ展」) 【…

「マネ『フォリー・ベルジェールのバー』の不快と愉しみ」 

東京都美術館にマネを観に行ってきた。 以前から気になっていた「フォリー・ベルジェールのバー」に会うためだ。 今はデジタル画像がいくらでも手に入る時代だが、 実物を観て初めて分かることも多い。 という話。 (マネ「フォリー・ベルジェールのバー」)…

「才能ハインリヒの法則と膨大な科学のすそ野」~ノーベル賞の取れる国とPISAや英語で成績の取れる国② 

芸能界を目指す人が増えて初めて、芸能界のレベルが上がったように ノーベル賞受賞者を輩出するためには、科学の広いすそ野がなくてはならない。 しかしそれぞれの国には基本的な文化や歴史があるのだ。 そう考えると、ノーベル賞受賞者数も、 PISAや英…

「ノーベル賞は取れるが学力は上がらない」~ノーベル賞の取れる国とPISAや英語で成績の取れる国①

吉野彰さんのノーベル賞授賞式があった。 日本人としては25人目。 21世紀に入ってからの日本の受賞者はアメリカに次いで第2位だそうだ。 それにもかかわらず日本人の英語力は「低い」レベルで、“読解力”は崩壊状態。 これはどういうことだ? という話。…

「選挙に無関心でいられる、嘘をつかずに済む」~この国の平和ボケも悪くない  

明日、英国下院総選挙。 しかし選挙予想、あたるのだろうか? 世界中の国々で、投票前調査で嘘をつかざるを得ない状況がある、 無関心でいられない状況がある。 それに対して我が国は・・・ という話。 (「ロンドンブリッジ夜景」PhotoACより) 【選挙予想…

「どちらに転んでも国民の半数が不満という苦渋」~子どもと一緒にブレグジットについて学ぼう 

明後日、いよいよ英国下院の総選挙が行われ、 EU離脱問題に決着のつきそうな雰囲気。 子どもたちと一緒に歴史の一場面に立ち会うとともに、 国を二分することの危うさについて学ぼう。 という話。(「夜のロンドン イメージ 3」PhotoACより) 【子どもたち…

「更新しました」

kieth-out.hatenablog.jp

「神戸市立小学校同僚いじめ事件はここまで罰しなくてはいけなかったのか」

神戸市東須磨小教員いじめ事件に関して いよいよ校長たちの賞与まで減額されるみたい。 頭に血が上った市当局と議会が 考えうるすべてのことを実行に移しているとしか思えない。 「神戸方式」もやめて市教委で人事をするそうだが そんなこと 可能だろうか? …

「読解力低下は”テストに飽きちゃったから”か?」~PISA 2018の結果が公表された② 

PISA(国際学習到達度調査)2018年版“読解力”惨敗 その原因が読書力と関係ないとしたら 他にどんな理由が考えられるのだろう そもそも子どもたちは あんなテストに答えられる勉強をしてきたっけ? ・・・いや したことはあったなという話。(「試験…

「“読解力”は読書では伸びない」~PISA2018の結果が公表された①

「教員の働き方改革法案」もあっけなく可決してしまい いよいよ教員は追いつめられる さらにPISA2018“読解力”惨敗を受けて 「読書指導の徹底」なんて話が持ち出されかねない雰囲気 しかしPISAの“読解力”って そういうものだったっけ?という話。…

「ウサギの夢を見る」~この夢にどういう意味があるのだ? 

最近、寝付きもよく 夜中に起きてもまたすぐに眠れるようになった そしてたくさんの夢を見る 不思議な夢ばかりだが それぞれどんな意味があるのだろう? という話。 (「月光/山からの月」PhotoACより) 最近、肉体的に確実に違ってきたことのひとつは、二度…

「更新しました」

「キース・アウト」日本人の英語力が伸びないのは教育のせいではない 2019.12.03日本人の英語力、世界で53位は低いのか?9年連続下落中のランキングを止めるには。 [シェアーズカフェオンライン12月 3日] PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiet…

「会議は延びる、ひとは疎外される」~教員の働き方改革で教師がいなくなる②

「変形労働時間制」で会議は延び 実働時間は増える それ以上に問題なのは 育児や介護を抱えた教員が疎外されることだ 若い教職員はそれに耐えられない という話。 (「夕暮れの日差しが差し込む廊下」PhotoACより) 【会議は延びる】 「変形労働時間制」が実…

「教師の時間外勤務が劇的に減るらしい」~教員の働き方改革で教師がいなくなる① 

通知表記入の季節 今後は「特別な教科=道徳」の記述評価 小学校ではプログラミングや英語の評価 で、教員の仕事は増える一方なのに なぜか教員の時間外労働は劇的に減るらしい という夢(悪夢)のような話。 (「夕暮れの街」PhotoACより) 【12月23日は書…

「時代遅れの提案と最新の情報、そしてほんとうの決め手」~子どものSNS問題について②(最終)

ルールなんてつくっても守れない 守らせ切らない 警察が膨大な予算と人員を使っても犯罪がなくならないように 親たちが必死になってもSNS犯罪はなくならない だとしたらどうしたらいいのか 私が古典的アイデアと 最新情報と 究極の対策をお教えしようという…

「連続猟奇殺人犯はとなりの席にいる」~子どものSNS問題について① 

大阪で行方不明になって栃木で見つかった小学6年生 以来 子どもとSNSに関する話題が情報番組で沸騰している しかしもともとスマホを持たせたがったのはおとなたちではないか 親と政府と財界が 子どもを悪魔に差し出した という話。 (「光の青いネットワー…

「メインサイトの20周年」~ありがとうございます

メインサイト「ああ言えばこう言う辞典」が本日で20周年です。 長い間ありがとうございました。 そして、 今後ともよろしくお願いいたします。

「死に逝く者にも義務がある」~カフェは月に逝った③(最終)

金曜日の深夜に倒れて 4日かけてウサギは死んだ 時間に余裕のあった分 家族として できるだけのことをしてあげることができた 私もそんなふうに 程よく病んで 程よく迷惑をかけ きれいに死んで行きたいものだという話。 (シーナの結婚式の引き出物に添える…

「暖かな陽だまりに包まれたように」~カフェは月に逝った② 

最初の危機から一カ月余り ウサギの死は目の前に迫った しかし命は簡単には消えない 死ぬためにもやらなければならないことはあるのだ それがどんなにたいへんでもという話。(カフェ=4歳のころ) 【ついにその時が来た】 普段、私は夜の時間を実家で過ごし…

「ウサギが来た日、消えていく命」~カフェは月に逝った①

カフェは私のウサギです 7年前に我が家にやってきました その小さな生き物が 弱って 死ぬまでの日々(カフェ:4歳ごろ) 【ウサギが我が家に来た経緯】 飼いウサギのカフェが月に向かいました。 ピーター・ラビットのモデルとなったネザーランド・ドワーフ…

「AIのものはAIに、人間のものは人間に」~教師がAIに取って代わられる日③ 

人間並みの表情をもったロボットが生まれない限り AIに人間教師の代わりは務まらない しかしAIにしかできないことも多い だから AIのものはAIに 人間のものは人間にという話。 (「ヒト型ロボットの目」パブリックドメインより) 【統一されないAI…

「AIはAIを愛さない」~教師がAIに取って代わられる日② 

人間やサルにあってAIにはないもの それは本能とその先にある欲望や感情だ これらはいずれも合理を破壊することがある だから AIは心を持てない という話。 (「AI 26」PhotoACより) 【AIは欲望に支配されない】 “心の理論”=「他者には自分と異なる…

「AIは電気羊の夢をみるのか?」~教師がAIに取って代わられる日①

オックスフォード大の研究によると 今後10~20年程度で 地球上の半数の仕事がなくなってしまうという 荒廃した日本の教育も AIに取って代わられる日がくる そんなふうに考える人もいる 果たして という話。 (「AI 7」PhotoACより) 【教師はAIにとって代わ…