カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「第二回米朝首脳会談への不安と苛立ち」~ハノイの金正恩を、子どもにどう説明したらいいのか1

米朝首脳会談2日目 私たちが曲がりなりにも受け入れられるような合意はできるのでしょうか 共同声明は発表できるのか なにか背筋の寒い思いでそれを待っているのですが その緊張感とイライラに耐えきれないので 少しスカしておく そういう話。 Embed from G…

「もっとテレビを見なくちゃダメだ!!」~社会科に強い子どもを育てる法

もっとテレビを見なくちゃダメだ お母さん 子どもと一緒にテレビを見ましょう そうすれば社会科に強い子になれる と 熱心に掻き口説いた時期がある しかし自分の子はダメだった という話。 【かつての教え子が覚えていたこと】 今月4日の記事に同窓会に招か…

「親は、子どもの質問にどこまで答えられなければならないのか」~子どもの宿題が分からない!!

学校の出した回答不能の宿題がネット上で笑われている しかしそんな問題が出されたとき 普通の親はどう対処しているのだろう 子どもの問いかけに答えられないとき どうしたらいいのか そのために何を用意しておけばいいのか―― というお話。 (ルノワール 「…

「知のタネは、やはり播かなきゃ芽は出ない」~ハヤブサ2着陸成功に寄せて

「はやぶさ2」の着陸成功は感動の物語だった 離れて暮らす3歳8か月の孫も 興味深くニュースを見たようだ 私が半年前にタネを蒔いておいたから―― それが役立つことはめったにないが タネは播かなきゃ芽は出ない というお話。 (トミカ トミカプレミアム06 …

スマホの持ち込みを許可するだけでなく、それを積極的に学習に取り入れろと訴える人たちがいる

現在のスマートフォン所持率、小学生29.9%、中学生58.1%。こんな状況で授業でも使用するとなると、親たちは一斉に買いに走らなくてはならない。 本来、学校(文科省あるいは教育委員会)が用意しなければならないものを、なぜ親にやらせようとするの…

「グリーン・フィールズーー美しき未来の世界」~21世紀のエレフォン 4 

AIの専門家の描いた 耐えがたいほど暗黒な未来 しかし私はそうならないと思う 科学は思ったほど進歩しない 世界は100年たっても案外変わらない 人間はAIが決して搭載することのない特殊能力をつかって 1000年たっても生き生きと生きて行くだろう…

「Erehwon―ディストピア・ジャパンの人類2・0」~21世紀のエレフォン 3

早ければ2045年 遅くとも2060年には AIとベーシックインカム導入で 働かなくてもいい社会が来る 人々は簡素な部屋に住み VRのヘッドセットをつけて仮想の豊かさを楽しむ 人間よりもAIの方が正しい判断をしてくれるため 人間は肉体を捨て 人類…

「2019年の『1984年』」~21世紀のエレフォン 2

AIによって中国は完璧な全体主義に向かうかもしれない 統一朝鮮もAIの力で同様の成果を上げるかもしれない それぞれの国民にとって それでいいともいけないとも言えるけどさて日本は――というお話。 【2019年の「1984年」】 ジョージ・オーウェル…

いざという時のためにAちゃんもBちゃんも持っている携帯電話を、うちの子に持たせないは虐待だ

文科省! 小中学校への携帯電話持ち込みを認める方向なんて、愚かにもほどがある! 災害が起きた際の児童・生徒の安否確認などに必要なケースもあると言われれば、子どもに携帯を持たせないわけにいかないだろう!? 更新しました。 「キース・アウト」 2019…

「AIを制する者は世界を制する」~21世紀のエレフォン 1

キャッシュレスに無縁かと思っていた私が 10万円の現金を使うのに数カ月かかってしまった キャッシュレス社会は必然だ しかしキャッシュレス先進国の中国では恐ろしいことが始まっているというお話。 【暗唱番号が思い出せない】 先日、銀行ATMの前に立…

「タバコを吸わないことの自由」~嫌煙運動の日に考えた

今日、2月18日は「嫌煙運動の日」の日だそうです 1978年の2月18日に「嫌煙権確立をめざす人びとの会」が設立され、 本格的な嫌煙運動が始まったことが由来だと言います さらにカレンダーによると 今日は 東京の市電で日本初の車内禁煙の行われた日(1904)で…

結局、人員も予算も権限もなく、きちんとした統計をとれと言う方が無理なのだ

更新しました。「キース・アウト」2019.02.16 人口10万人あたり統計職員 英国の5分の1 業務も分散し非効率 PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2019/kieth1902b.htm#i1 スマホ版→http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2019/kiet…

「政治が極端な二者択一になると、世界が割れて取り返しがつかない」~沖縄の知恵に学ぶ

沖縄は知恵を使って決定的な分断を避けたが 世界はそうではない 「国民に問う」「住民に問う」は気をつけないと 取り返しのつかない分断の斧だというお話。(ドラクロア「民衆を導く自由の女神」) 【沖縄の知恵】 普天間飛行場の名護市辺野古移設を問う県民…

「私たちは今もこういう教師を望んでいる(かもしれない)」~ドラマ「3年A組」のリアリティと残念

日本テレビの「3年A組 今から皆さんは、人質です」 教師の一面を鮮やかに映し出したなかなかの作品 菅田将暉をはじめとする若い俳優たちがほんとうにすばらしい けれど私たちだって 昔はあれくらいの情熱で生徒に向かっていたのだ そして それにしても――と…

「文化・文政のピカソと庶民」~文化史をこんなふうに教えておけばよかった3

100年の時間を隔てて、北斎とピカソは似ている 長生きの天才とはそういうものかもしれない それにしても北斎を買い続けた江戸後期の庶民たちもすごいというお話。 (葛飾北斎 諸国瀧廻り) 【20世紀のピカソ】 ピカソの絵は理解できない、1枚も好きに…

「新北斎展を観に行った」~文化史をこんなふうに教えておけばよかった2

森アーツセンターギャラリーの「新北斎展」はすばらしかった 北斎は無茶苦茶すごい そのすごさを 教えられる教師でありたかったというお話。 六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーに「新北斎展」を観に行ってきました。三連休は混みそうなのでわざわざ…

「統計不正・小4虐待・フットボール、トランプに怯える」~今週のまとめ 

今週もさまざまなことがありました ひとこと言いたいこともたくさんあって 来週に回そうかとも思ったのですが 来週は来週でいろいろ起こりそう そこで簡単にまとめて 今週は終わりにしようと思いますということ。 【統計不正と千葉小4虐待事件】 この二つの…

「担当は『学級』という教科担任の創設」~すべてを解決する魔法の方策を考えた!

教科のことだけを考え、教科指導の仕方ばかりを考えていたらきっと幸せだろう 学級担任もそれはそれで面白くやりがいのある仕事だ 教師は世間が思うよりはるかに多方面で多様な仕事をしている それで忙しいのだが・・・私には名案がある! というお話 (ヤン…

「ことのあとさき」~文化史をこんなふうに教えておけばよかった

一昨日の記事で「アンです」だの「ゆうらしいや」だの話しているうちに、ふと社会科の授業について考えた。苦手な世界史も ちょとした工夫でもっと理解できたかもしれない、教える方で専門の日本史も 今となればもっと工夫ができたはずだ、あのころの生徒の…

「私は親の責任を問わない」~同窓会に招かれてこんな話をした

同窓会の席で、一人の女の子(ただし今は40歳)と長い話をしました その子のお母さんの話です 私に大切なことを教えてくれた人ですというお話。 【崖っぷちの子】 およそ3時間余りの同窓会で次々とお酌に来る元生徒たちと話す中で、思わぬ記憶が呼び覚ま…

「子どもたちは覚えている」~同窓会に招かれて意外な話を聞いた

同窓会に招かれ、成人式以来20年ぶりに元生徒たちと会った 中には卒業以来25年ぶりという子たちもいて、 さまざまに真相を聞かされたりもしたが その中に意外な話が出てきたというお話。 【同窓会に招かれて、ちょっと気が重かった】 中学校教師としては最後…

「2月になりました」~もしかしたら歴史に残る月になるかもしれない

先生方が朝の会で話題にするのに都合いいようにと、毎月朔日、または前月の晦日は「〇月になりました(なります)」というタイトルでその月の意味や行事について書くことが多かったのですが、調べてみたら2月については13年間で3回扱っただけでした。そう…