カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「鬼とピエロ」~虐待親と号泣議員

不登校が社会問題となったのは私の記憶によれば1975年以降のことです。 当初は親のしつけのまずさや子どものわがまま・怠けの問題としてとらえられていたのが、次第に「学校の受験偏重主義と管理教育」の問題になり、受験競争が廃れ校則が過剰なまでに減…

「キレる」~怒りに、瞬間的に我を忘れる人たち

一昨日のニュースに「大分子供4人焼死 父親、起訴内容を大筋で認める 初公判」というのがありました。 それによると、 昨年7月に大分県杵築(きつき)市の民家が全焼し、子供4人が焼死した火災で、重過失失火と重過失致死傷の両罪に問われた父親で海上自…

「野蛮人でいいや」~まずひとにやってもらうことを先に考えるのが文明人なら

「三寒四温」・・・辞書には「冬季、三日間ぐらい寒い日が続き次の四日間ぐらいが暖かく、これがくりかえされること」とあります。確かに冬の天気はそんなふうです。 ところが、子どものころは気づかなかったのですが「3+4」は「7」です。つまり「三寒四…

「ブラック&ブラック」~企業倫理を考える

息子のアキュラが大学3年生でいよいよ就活の時期となりました。「今どんな様子?」とLINEで訊くと、「他の人はもう第一コーナーを回ってた」「おまえはどのあたりなの?」と訊ねると、「発馬機は出た」 うかつにもスケートか何かの第一コーナーのことを…

「雪の日の暗い空の下で思いだしたこと」~良きことはすべて子どものところに残してきた

雪のせいか何か心が沈み、身体も重くなります。めったに過去を振り返るということのない性質ですがこうなると何かと想いが昔に向かいます。 現職中、私は人生の半分を学校教育にかけ、もう半分を自分の子どもの子育てに尽くしてきたと考えていました。他に何…

「更新しました」

「キース・アウト」 (2016.01.23) <教科書閲覧問題>不適切行為12社 文科省調査

「古き良き時代のセーフティ・ネット」~大雪の朝に③

私は田舎の市営団地で生まれ、中学生の半ばまでそこで暮らしていました。今思い出すとその生活は、映画「Alweys三丁目の夕日」にほんとうによく似たものでした。 二軒一棟の平屋の建物が12棟ほど集まった新開地では、車のほとんど通らな道路は子ども…

「地域社会を想う」~大雪の朝に②

二重生活をしていて週日の夜は母のいる“実家(先日問題にした概念)”にいるので大雪が降ると大変です。 月曜日もいつもより早い4時に起きて“実家”の前の道の雪かきをし、取って帰って自宅の雪かきをし、職場に行って周辺の雪かきをし、さらにもともとは“年…

「情報番組のコメンテーターが馬鹿に見える」~大雪の朝に①

一昨日、1月18日月曜日の朝は全国的に大雪に見舞われ、東京都心でも8㎝の積雪があって大混乱だったようです。娘婿のエージュもいつもより1時間も早く出勤したのに、いつもより1時間遅い時刻でも駅構内にすら入れない状況だったと言います(その後いつ…

「一期一会」~軽井沢スキーバス事故から

先週の金曜日、軽井沢で若い12の命が失われました。ほとんど全員が即死状態だったといますから、瞬間的に命が奪われたわけです。心の準備がなかったのはかえって良かったのか、やはり不幸なのかよくわからないところです。 私は10代の終わりごろ、他人の…

「鬼畜」~誰か児童虐待を説明してくれ!

かつて映画や小説の大きな主題は犯罪と性でした。 財もあり地位もある人たちがなぜああも易々と犯罪にはまっていくのか、なぜ女ひとり(男ひとり)のためにすべてを投げ出してしまうことができるのかが、大きな謎だったからです。実際に体験してみるわけには…

「男の子に『実家』はあるのか」~若きママたちの義兄弟②

若いママさんたちがブログなどで使う用語――「義実家」「義両親」などに違和感がある、というお話をしました。「だったら義実家のことは普通はなんて言うの」という娘の問い合わせに対して、「夫の実家」と返事をしておいて、しばらく後にこれにも違和感を持…

「義実家・義兄弟という新語」~若きママたちの義兄弟①

若いママさんのブログばかりを集中的に読んでいくと、そこにはそこの独特な用語や表現のあることに気づきます。その世界でしか通用しないものですから、これはもう隠語とか符丁とか言ってもいいようなものなのかも知れません。 たとえば「完母(かんぼ)」。…

「現代の分かち書き」~スマホで見られる紙芝居の話

「分かち書き」というのは例えば、ひらがなしか学んでいない小学校1年生の教科書で、「きょうは がっこうで かきぞめを しました」というふうに、文節ごと(正確に言えばそうでない場合もある)に空白を入れて読みやすくする書き方を言います。 ローマ字や…

「成人の日あれこれ」

昨日は成人の日でした。 各地で記念行事が行われ、例年のように一部の自治体ではアホな子どもたちが暴れまくったり、ほとんどの地域で美しく着飾った娘さんやぎこちない背広姿の少年たちが、公設同窓会よろしくうれしそうに交歓する様子がテレビに映し出され…

「更新しました」

キース・アウト 2016.01.12相次ぐ入試の不正 腕時計型端末への対応も)

「スポック博士の育児書」③

スポック博士は子どもに冷淡で残酷な人なのか、愛と優しさに包まれた暖かな養育を勧めた人なのか、もう少し文を拾ってみます。 こどものしつけには、ふだん、わりにのんびりしている両親、たとえば人なつこい子だったら行儀がわるくても何ともいわないとか、…

「スポック博士の育児書」②

子どもへの対応があまりにも冷淡、母乳よりミルクを優先させる誤ったやり方を推奨したなど、ネット上ではさんざんなスポック博士ですが、私の知っているスポック博士とは正反対と言っていいような印象です。私の記憶によれば彼は子ども中心・子ども本位で、…

「スポック博士の育児書」①

今日は昨日の続きで、10年前の三つの小1女児殺害事件によって日本中が小パニックとなって各種安全対策が取られた、その結果、四六時中、大人に見守られ保護されるようになった日本の子どもたちはどうなっていくのだろう、といった話を書くつもりでした。 …

「2005年のころ」

この「カイト・カフェ」は前身を「デイ・バイ・デイ」と言って2006年の11月からアップしはじめたものです。ただしその下敷きとなる文章は2005年4月から書き続けていましたので、いわば1年7か月分ほどのストックがありました。 10年も前のもの…

「2016年」

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 さて、かつて学級担任をしていた頃は児童生徒から年賀状をもらうことも多く、その子たちには子ども用を別に作って、返事としていました。たいていは干支にちなんだ豆知識やその年に計画され…

「あけまして」

おめでとうございます オリンピックの年ですので、「金が、信念!!」