カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「結婚ノ ススメ」~恋愛フォビアと結婚願望」③

私は34歳と11か月12日、つまりあと20日足らずで35歳になるというときに結婚しました。当時としてはそこそこ遅い結婚でした。なぜそんなに遅れたかというと、モテなかったからと言えばそれまでですが結婚したい気持ちがなく、寂しくもなく、不便もなく――要す…

「こうなったら相手はだれでもいい」~恋愛フォビアと結婚願望②

恋愛をして相手を十分理解したうえで結婚しても、それで幸せが保障されるわけではない。現代の若者たちが無意識に親から学んだのはそういうことです。もちろん親から学んだかどうかは別にしても、それは真理です。そこから恋愛なんて必要ないという考え方が…

「恋人がいらないらしい」~恋愛フォビアと結婚願望①

先週木曜日(11月24日)のNHK「クローズアップ現代+」は「恋人いらないってホント?出現!“いきなり結婚族”」という題名で、今日の若者の恋愛・結婚事情について、新たな観点からルポルタージュしたものでした。 サイトの紹介によると、「恋愛が面倒」「セ…

「教師の役得」〜かつて映画の招待券をもらっていたことがある②

かつて映画館の招待券が学校に置いて行かれたことがあったというお話をしました。 たいていの教員は年中忙しがっていますからその券も無駄になることが多かったのですが、私の数少ない趣味のひとつが映画鑑賞でしたから、けっこう便利に使わせていただいてい…

「教師の役得」〜かつて映画の招待券をもらっていたことがある①

11月も押し迫り、そろそろお歳暮のことを考えなくてはいけない時期になりました。我が家の場合はもう何年も前からミカンと決まっていて(別に産地ではないのですが)、「どうせ今年もSuperTさんのウチから来るに違いない」とアテにして買わない家もあるとか―…

「更新しました」

「キース・アウト」 2016.11.23 引きこもり仕組み、一端解明へ 京大教授らマウスの脳内変化確認

「おやおやおや」~今日はブログ10周年でした

このブログの元となった原稿は今から12年前、当時勤務していた学校内で書き始めたものです。もともとネット上に上げるつもりはなく、毎日のん気に思うところを書いていたのですが、それから一年半ほど経った頃、私の運営するサイト上でちょっと厄介な問題…

「更新しました」

「キース・アウト」 2016.11.22「AIの性能を上げている場合ではない」 ──東ロボくん開発者が危機感を募らせる、AIに勝てない中高生の読解力

「拾遺」〜アメリカ大統領選挙の憂鬱6

いつまでもアメリカ大統領選挙にこだわっていても埒があきませんので、せっかく調べたのに文の中にうまく収まらなかったものを列挙してこの問題から一応撤退したいと思います。もっとも相手がトランプですので何を言い出すかわからず、せっかく心落ち着けた…

「果たして人間は平等なのか」〜アメリカ大統領選挙の憂鬱⑤

自由とか平等とかは基本的人権の中でも最も基本的なものです。 しかし果たして本当に人間は自由であり平等なのか? トランプ現象が突き付けるのはそうした本質的な問いです。 しかしこれについてはきちんとした証明、もしくは説明はないのです。 これについ…

「アメリカ大統領選挙の憂鬱」④〜トランプは何を開いたのか

一週間がたちました。 私も落ち着きましたが、トランプ当選以来、次期大統領に対する凄まじい見直しが始まり、「政府内部でも『トランプも案外悪くない』『ヒラリーよりはむしろいい』といった声が上がっている」といった噂がまことしやかに流れたりしていま…

「家族葬という形式」③〜冠婚葬祭の経済学

披露宴をきちんとやる方が楽、金もかからない、という先輩の忠告は四半世紀を経てシーナの結婚式の際にも確認しました。結婚式・披露宴の費用というのは招待客の人数に比例しないのです。 人数が増えるほど請求額も支払も増えますが主催者の懐の痛み具合は変…

「家族葬という形式」②〜やったこと、困ったこと

義母の死は半ば予告されたものでしたので一応の下準備はできていました。 私も駆り出されてシニア・カレッジ「家族葬講座」などといったものにも出席してきましたが、そこで聞いた話も義姉たちの聞いてきたものとほぼ同じでした。 葬祭センターとしてはお寺…

「更新しました」

「キース・アウト」 2016.11.14マンション住人同士「あいさつ禁止」 神戸新聞投書が大波紋

「家族葬という形式」①

義母の葬儀も無事終わりました。 無事と言っても細かなことを言えばかなりの不手際があったのですが、みな、無視できる範囲と言えます。 葬儀の当事者になるということは、そうたびたびあっていいものではありません。みな初心者で不慣れであることの方が幸…

「白鳥の歌」〜義母の指

妻の母が亡くなりました。94歳の大往生ですがここ10年余りは認知症も進み、寝ている時間の方が圧倒的に長い生活でした。 私はこの義母がとても好きで、マスオさん状態で一緒に過ごした3年間に、さまざまな話を聞きました。その一つひとつは実に味わい深いも…

「アメリカ大統領選挙の憂鬱」③〜世界はどうなっていくのだろう

世界は変わってしまった深い海の底で地中、奥深くで大気の中でそれを感じるかつて存在したものは消え失せた今は誰の記憶にも残っていない 映画「ロード・オブ・ザ・リング」のオープニング・ナレーションです。 今回のアメリカ大統領選挙、仮にクリントンが…

「アメリカ大統領選挙の憂鬱」②〜子どもに説明できない

この文章を書いている日本時間8日夕刻にはまだ投票すら始まっていませんが、アメリカ大統領選挙の帰趨を考えると心の底から憂鬱になります。 24時間後の9日夕方にはすでに新大統領が決まっていて、その名がドナルド・トランプだっら本当に気が重い。今でも…

「ブログを如何にせん」②~アクセス数の問題

何かずいぶん後ろ向きの記事を書いたら、何人かの方から励ましをいただき、少し元気が出ました。 さて、娘のシーナのブログが一日平均900アクセスで、それでもシーナ自身はまったく多いとは思っていないというお話をしました。「もっとすごい人、いっぱいい…

「ブログを如何にせん」①~娘に負ける

娘のシーナが子育て記録というか、子育てを通しての自分の成長記録というか、そんな感じのブログをやっていて、それが先日一周年になったそうです。 本人に言わせると、「つい先日、ひっそりと開設一周年を迎えました」 しかしその下に書いてあった数字を見…

「絵画鑑賞の喜び」③〜ピカソは何をしたのか

三十代も半ばを過ぎてスキーを始めました。 娘が生まれて、いつかこの子にスキーを教え一緒に滑りたい――が表向きの理由ですが、腹の底には別の思いもあったのかもしれません。というのも、あとで気づくとそのしばらく前に映画「私をスキーに連れてって」が大…

「絵画鑑賞の喜び」②〜モネ

三十数年前、私は十年以上住んだ東京を離れ、田舎に帰る決心をしました。それなりに傷ついた帰還でした。 その最後の年は“とにかく遊ぼう、東京を満喫しよう、学校や職場とアパートを往復するだけの生活を見直し、ここでなければできないことをしよう”と頑張…

「絵画鑑賞の喜び」①〜ダリ

東京の国立新美術館に「ダリ展」を見に行ってきました。 今回は娘夫婦と孫、息子、つまり勤務のある妻を除く家族全員が一緒です。 「今回は」と書いたのは10年前、上野の森美術館で開かれた「ダリ回顧展 生誕100周年記念展示会」にも私は行っていて、いたく…