2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
現在と価値観の異なる40年前の事案で仕事を失う―― いま始まっているのはそういう時代の到来だ。 私たちがしなくてはならないのは、半世紀のときを経ても、 後ろ暗い部分のない子どもの育成――できるか? という話。 (写真:フォトAC) 【今の価値観で過去…
ようやく始まったオリンピック。 ここまでくる道のりはほんとうに大変だった。 しかし今、落ち着いて考えるとあれでよかったのかと思うことも少なくない。 五輪の呪いは、オリンピックが終われば解けるものなのだろうか。 という話。 (写真:フォトAC) 【…
新型コロナ感染者が、東京都でいよいよ3000人にも達しようとしている。 なぜこんなことになったのか。 野党・マスコミは正義を笠に着て、できもしないことを政府・東京都に要求する、 その政府・東京都は、同じくできもしないことを国民・都民に要求する…
13歳のゴールド・メダリストが誕生した。 競技場には魔物がいて、しばしば人の運命を好き勝手に動かすようだ。 それが苦しいこともあれば、失敗が面白すぎる場合もある。 という話。 (写真:フォトAC) 【13歳の金メダリスト】 いよいよ13歳10カ月…
やはり2020東京オリンピックは開かれなくてはならなかった。 5年の長きにわたってすべてを投げ込んできたアスリートのために、 日本の底力を示すために、そして81年前の不始末を始末するためにも。 オリンピックは多くの人々にとって、単なるスポーツ大会…
いよいよ小学校高学年の教科担任制が本格的に始まるが、教科担任の手配がつかない。やってもいいという人材も足りないが、教員を雇う予算もない、法律上の制約があってそもそも教員の数が増やせない。こうして学校は死んでいく。誰が学校を殺したのか。 kiet…
とにもかくにもオリンピックは始まる。 今日まで何も言わず、ひたすら耐えてきたアスリートたちが、 静かに表舞台へ出てくる。 私は彼らを心から応援したい。 という話。 (写真:フォトAC) 開会式まであと二日しかないというのに、東京オリンピック、まる…
意識させなければ子どもは分からない、 しかし分かればすぐにできることも少なくない。 今日までそのように育てられてきたし、 今日の学びが明日の足掛かりになるのだから。 終業式、しっかりと参加させよう。 という話。 (写真:フォトAC) 【観劇にどんな…
通知票、間に合いそうかな? 使い方によっては、児童生徒を生かしも殺しもできそうなこの武器。 私にとっては保護者と直接話すことのできる重要な道具だった。 もっとも現代では他にいくらでも方法はあるが――。 という話。 (写真:フォトAC) 【通知票、間…
老人は役に立たないと思われる時代が、そう長かったわけではない。 ただ、今がそうだというだけの話だ。 また、価値はひとつではなく高齢者には別の価値がある。 だから後悔することは少ない。 という話。 (写真:フォトAC) 【いつから価値は若者に移った…
退職したら思わぬ発見があった。 仕事を辞めると食事が旨くなること、 「時間をうまく使う」という概念がなくなること、 おもしろい本がどこにあるのか、鮮やかに分かること、 という話。 (写真:フォトAC) 【食事が旨くなった】 妻はもともと家庭科の教師…
年老いた人間の生活を、若者はあまりにも低く評価する。 老いて醜く、誰からも期待されず、 社会に寄与するどころか邪魔にさえなっている――。 だが若者よ、そんなふうに見える高齢者の生活、悪いことばかりではないのだよ。 という話。 (写真:フォトAC) …
若い人たちは私たち年寄りのことをどんな目で見ているのだろう。 歌や漫画に出てくる老人は実年齢よりさらに年老いている。 それはまさに若者が年寄りを見る目そのものではないだろうか。 私たちは思った以上に、つまらない存在と思われているのかもしれない…
片方でこの夏も金を払って免許更新をしている教師がいるというのに、 他方、九州では資格のない人に、 ただで教員免許を渡して学級担任をやってもらっているという。 しかも、それには無理なからざる事情があるというのだ。 kieth-out.hatenablog.jp
自覚は薄いが私もずいぶんと老いた――ようだ。 シモーヌ・ド・ボーヴォワールと上野千鶴子が、 偉人でももう老人は役に立たないとガンガン責めてくる。 あの人たちですらダメなのだから、いわんや私をやだ という話。 (写真:フォトAC) 【シモーヌ・ド・ボ…
教員免許更新制が廃止になるが、間違っても教師の働き方改革の一環として「先生たちを楽にさせるための政策」と曲げられないように注意しよう。更新制で困っているのは教師ではなく、文科省・教育委員会なのだ。 kieth-out.hatenablog.jp
パンデミック下における初めてのオリンピック、パラリンピック。 日本だからできる、日本だからできたと世界に示す絶好の機会だったのに、 東京の第4回目の非常事態宣言とオリンピックの無観客決定。 残念だ、残念だ、残念だ――という話。 (写真:フォトAC…
学校は朝から晩まで道徳教育をやっている場だというと、 それであの程度かといった話になる。 しかし人間を道徳的にするには時間がかかるのだ。 大谷家のような、学校に対する信頼と自覚があればこそなのかもしれないが――。 という話。 (写真:フォトAC)…
アメリカ人の心を震わせる大谷選手の言動も、 日本国内ではさほど珍しいものではない。 この国では多くの若者がそのように育てられて来るからだ。 その中心に、学校がある。 という話。 (写真:O-DAN) 【私たち教師が大谷翔平を育てた】 大谷選手が高く評…
世界に誇る日本人の美質をDNAのせいにして、 自然に備わったかのように説明する人たちがいる。 しかしそんなことはないだろう。 日本人の道徳性は、誰かが真剣に考え、教え、訓練してきたのだ。 という話。 (写真:O-DAN) 【日本人の道徳性はDNAのお…
大谷翔平選手の活躍に、世界の注目が集まっている。 そして彼の人格も高く評価されている。 もちろんそこにはご両親教育と家族の支えがあったに違いない。 しかしそれがすべてだろうか。 という話。 (写真:フォトAC) 【天は時にひとりの人間に何物でも与…
児童玄関の靴がそろっているクラスには、必ず直してくれている児童がいる。 個々の自覚に任せたら、絶対にそろいはしない。 クラスの弱い部分を支えるそうした“縁の下の力持ち”がたくさん育てば、 担任のイライラも半分以下に減ろうというものだ。という話。…
子どもに限らず、人を変化させ、成長させるのは難しい。 ところが家庭ではできない子どもの成長を、学校が簡単に果たすことがある。 街の空き地のジャイアンは歌が下手でも、 音楽の時間にはそれなりに歌っているのだ。 という話。 (写真:フォトAC) 【す…