カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

歴史・歳時・記念日

「日本の上にアメリカは乗らない」~囁く天使と怒れる菩薩②

守護天使のあの冷ややかな感じ、 欧米諸国にはびこる児童虐待や子殺しを、 私たちはどう理解したらいいのだろう? 翻って我が国では、子どもたちにどう対応してきたのか――。という話。(写真:フォトAC) 【守護天使は警告する】 若いころキリスト教について…

「10月2日、今日は守護天使の日」~囁く天使と怒れる菩薩①

今日は守護天使の日、キリスト教で守り神の記念日。 しかし天使は、力づくでキミたちを悪から守ってくれるわけではない。 そこが仏教の、愚かな衆生も縄をもて導き、地獄までも救いに行く、 菩薩とは違うところだ。という話。(写真:フォトAC) 【守護天使…

「社会科:やせ細る教科の話」~今日は道徳の誕生日

今日は「道徳」の誕生日。 64年前の今日、道徳が授業として進められることが決まった。 その陰で仕事の奪われた教科がある。社会科だ。 社会科はその後も、守備範囲をさらに縮める。という話。(写真:フォトAC) 【今日は「道徳」の誕生日】 今日、8月2…

「お盆が終わって・・・もう新学期が始まっている学校があるよ」~日本の教育制度、どうなっているのだ?

盂蘭盆(ウラボン)と聞いて「裏本」を思い出す罰当たりは地獄へ行け! 一年に一遍、祖霊を迎える日だぞ。 そしてお盆が終わると早くも新学期のはじまる自治体がある。 今月いっぱい夏休みの地域と何が違うのだ? という話。(写真:フォトAC) 【盂蘭盆(ウ…

「戦勝を誇る国、戦争を悔いる国」~終戦記念日(全国戦没者追悼式の日)

今日は終戦記念日、全国戦没者追悼式が開かれる日だ。 一年に一度、戦争でなくなった人を悼み、戦争を憎む日を持つ国。 その未来は戦勝を祝う国と自ずと変わってくるだろう。 それにしても子どもの夏休み中とは、返す返す残念だ。 という話。(写真:SuperT…

「ロダン作『カレーの市民』の話」~8月3日の《今日は何の日》

夏休みのために子どもに何かを語りかけることのなかった8月、 だから調べることもなかったが、けっこう心動かされる出来事がある。 今日8月3日はカレー包囲戦の終結した日。 あの国立西洋美術館の入り口に立つ群像のきっかけとなった日だ。という話。(写…

「私のフランス革命はどこから来たのか」~今日は革命記念日。世界がとても単純だった時代に学んだこと

インターネットのなかった昭和の時代、世界は今よりずっと単純だった。 テレビを見てラジオを聞き、新聞と雑誌を読んでおけば、 世界とそれに対する自分の位置が分かった。しかしそれにしても、 当時なぜ私たちはフランス革命なんぞに興味をもっていたのか。…

「『そんなの当り前じゃないか』という非論理の論理性と人生」~明日はアメリカ独立記念日

明日6月4日はアメリカ独立記念日。 その独立宣言は入試でも採用試験で、最も重要な項目。 なぜなのだろう。 そしてそこから学ぶべきことは・・・という話。(写真:フォトAC) 【アメリカ独立記念日】 明日7月4日はアメリカ独立記念日。アメリカ独立宣言…

「6月が終わり、7月になります」~7月のウンチクと特別な記念日

祭日がまったくない長い長い6月が終わり、7月が来る。 間もなく鬱陶しい梅雨が終わり、夏祭りが始まり、 大きなスポーツイベントも行われる。そして、 7月6日は特別な記念日・・・という話。(写真:フォトAC) 【6月が終わり、7月になります】 ブログ…

「誰が笛を吹いて子どもたちを連れ去ったのか」~739年前の今日、ハーメルンで起こったこと

1284年の今日6月26日。 ドイツのハーメルンで130人の子どもが忽然と消えた。 以来740年近く、真実はわからないままだ。 いったいあの日、あの町で実際に起こったのは何だったのか――。という話。(写真:パブリックドメインQ) 【「ハーメルンの…

「沖縄に借りがあるが、返すアテがない」~沖縄慰霊の日に

今日は沖縄慰霊の日。78年前の今日、沖縄戦が終結した。 私たちは沖縄に借りがある。しかし国際情勢はそれを返すことを許さないのだ。 せめて亡くなった人たちの死がムダにならないよう、 きちんとした国を維持し、先に繋げていこうと思う。という話。(写…

「明日は夏至・日の出が一番早く、日の入りが一番遅い、わけではない」~夏至のウンチク

明日は夏至。 影の薄い二十四節季のひとつで、これといった行事もない。 これといったウンチクもないが、ただひとつ、 子どもに話す価値のある話がある。という話。(写真:フォトAC) 【明日は夏至です】 明日は夏至です。二十四節季のひとつで、一年で一番…

「6月になりました」~6月のウンチク  

毎日となるとブログも苦しい。 しかし月替わりには1日だけ余裕の日が生れる。 月のウンチクについて語る日だ。 今日、ようやく6月のその日になった。という話。(写真:フォトAC) 【「6月になりした」~6月のウンチク】 このブログはちょうど40年前、…

「特別な2月が終わる」~今月の暦に関するウンチクと四方山話

長く一緒に暮らしたペットの死んだ特別な2月が終わる。 しかし考えてみれば2月はここだけ30日に満たない特別な月だ。 なぜそうなのか、閏年とは何か、 2月29日生まれの人の齢の取り方ってどうなのか、考えてみた。 という話。(写真:SuperT) 【特別…

「テレビの登場と進化の話」~テレビ放送70年目の誕生日に①

今日、2月1日は70回目のテレビの誕生日。 1953年のこの日、NHKが初めて本放送を始めた。 それから70年、テレビに色がつき、やがて薄型化していく。 それにしても時間がかかったものだ。 という話。(写真:フォトAC) 【今日はテレビの誕生日】 今…

「来るはずの年賀状が来なくて怯える」~大黒さんは何処(いずこ)に①

年賀状を“虚礼”という人は実のないものしか書いてこなかった人だ。 賀状にはさまざまな意味があって大切にしている人もいる。 そしてひとたび途絶えると、 それがとてもたいへんな場合だってある。 という話。(写真:フォトAC) 【年賀状を虚礼というのは無…

「今年の年賀状」~2023年

2023年は、こんな年賀状を出しました。 ワールドカップサッカーの会場で「自分が汚したところは自分で清掃をするのは”ATARIMAE”」で欧米に人々は納得したようですが、それが「当たり前」だと教育したのは私たちだと繰り返し伝えたいのです。

「2023年」~新年のご挨拶

あけまして おめでとうございます本年もよろしくお願いいたします。

「年賀状じまいの作法」~ショートメールで連絡が来て腹が立った話

お互いに年賀状はやめしょうという話がショートメールできた。 いきなりのぶっきら棒なやり方に腹が立った。 ことを進めるには手順があるじゃないか――。 そこで私は考えた。 という話。(写真:フォトAC) 【年賀状じまいの通知がショートメールで来た】 突…

「コロナウイルスに初心な中国はこれから大変なことになる」~(付)江沢民(こうたくみん)が死んだ。倖田來未じゃなくて

国民の大規模なデモによって、中国政府はゼロコロナ政策を見直すらしい。 しかし緩和は、この国に莫大な災厄をもたらすかもしれない。 しかも国民は、デモによって政治が変わることを覚えてしまったのだ。 そんな時期に、江沢民元総書記の死亡も伝えられた。…

「皆既月食のウンチク」~今夜は皆既月食

今夜は皆既月食(6時9分ごろから)。しかし月が太陽の反対側に来るのは毎月のことじやないか?なぜ月食は毎月起こらないのだろう?という話。(13年前の記事ですが) kite-cafe.hatenablog.com

「ロシアの弱さと強さ、つるふさの法則、そして権力者の顔」~ウクライナ戦争を巡る断想②

ウクライナ侵攻を通して見えてきた、ロシアの軍事力の弱さと経済力の強さ。それにしても「つるふさの法則」に揺れ動いてきたこの国は、どうしてプーチンのような権力者しか生み出すことができないのか。という話。(写真:フォトAC) 【驚くべきロシアの弱さ…

「エリザベス二世、逝去される」~そして女王陛下の007

エリザベス女王が亡くなった。政治に深く関与することもなく、歴史を大きく転換させた人でもないが、やはり必要な人だった。これで世界はどう変わっていくのか。そして007のこと。という話。(写真:フォトAC) 【女王、逝去される】 イギリス女王エリザ…

「今日は夏至です」~体験すれば学べるというものではない

今日は夏至。 信じがたいことだが、今日を境に日がだんだん短くなっていく。 しかしそんなことも意識させないほどに夏至は地味だ。 忘れやすい節気だが、学校では扱う価値がある。という話。 (写真:フォトAC) 【2022年の夏至】 今日、6月21日は…

「なぜ人間は地球の覇者となりしか――つるむ者が進歩する」~隣り百姓と集団脳③

いよいよ人類は火星移住を目指すまでの進歩を遂げた。 しかしなぜ、私たちだけが進歩の道を歩き続けることができたのだろう。 ネアンデルタール人ではだめだったのか? そこに私たちホモ・サピエンスの特性がある。集団脳だ。という話。 (写真:フォトAC) …

「令和がどんな時代になるのか見えてきた」~平成の終わりから、世界のあり方が変わってきて

日本の元号が変わると、もしかしたら世界全体も変わってしまうのかもしれない。 その予兆は改元の数年前から現れている、 明治も、大正も、昭和・平成もそうだったように。 そして令和は新型コロナとウクライナ侵略が象徴することになるに違いない。という話…

「それぞれの四月」~令和4年度が始まる

ウクライナ情勢を気にし、新型コロナ感染リバウンドに心悩ませ、 ついでに畑を整え、ジャガイモを植えたりしているうちに春休みが終わり、 それぞれの四月が始まった。 私の家にも周辺にも、小さな変化が起こりつつある。という話。(写真:SuperT) 【新学…

「戦争に負けるということの意味」~ウクライナは簡単に白旗を挙げない

日露戦争でも太平洋戦争でも、 おそらく日本は敵国の首都まで占領するつもりはなかった。 しかしナポレオンはモスクワに入り、ヒトラーはパリを陥落させた。 戦争に勝つということ、負けることの意味が違うのだ。という話。(写真:フォトAC) 【第二のシ…

「3・11:私たちが何者であるかを知った日」~悲劇の中にも救いはある

11回目の東日本大震災の祈念の日。 あの日、東北の地では筆舌に尽くしがたい悲劇が続いていた。 しかしその中にも救いはあった。 あの日、私たち日本人は自分たちが何者かを理解したのだ。という話。(写真:フォトAC) 【11回目の祈念の日】 3月11日…

「歴史は繰り返さないが、この風景は似ている」~1905年と2022年のロシア 

歴史は繰り返さないが、歴史の風景はしばしば似てくる。 2022年のロシアの姿は、1905年のロシアに似ている。 現代のツァーリ(皇帝)の運命は、 帝政ロシア最後のツァーリと同じかもしれないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【3月3日、ウクラ…