カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

教育・学校・教師

「お子様無罪・造反有理」~札幌市内中学校の個人情報漏洩問題。情報を落とした教師は有罪だが、盗んで拡散した生徒は無罪というマスコミの偏向

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「反省文という文化・現場検証のススメ」~指導助言の質を高める方法⑦

人が反省し後悔するのは、論理のためではない。 事実の積み重ねだけが罪深さを教えるのだ。 そのために学校では「反省文」という文化が育ち、 事実を見据える教育が行われてきた、 という話。(写真:フォトAC) 心の中にある不安や恐怖、怒り苦しみなどを…

「心の中の曖昧模糊を、外に取り出して“モノ化”する」~指導助言の質を高める方法⑥

見えないはず心の中を“見える化”すれば、 自ずと問題のちっぽけなことに気づかされる。 ”モノ”のようになった不安や苦しみからは、 問題のほんとうの深刻さも解決策も見えてくる、という話。(写真:フォトAC) 【正体が見えないから恐ろしい】 「幽霊の …

「認知(行動)療法と警察の取調室」~指導助言の質を高める方法⑤

認知療法は認知心理学に由来するものではなく、 精神分析学や行動療法の限界を越えて出てきたものだ。 その方法は記述と評価と対話。 警察の取り調べに似て、実に興味深い――、 という話。(写真:フォトAC) 【「認知」「療法」という矛盾】 認知療法とい…

「1分で終わる超速心理学入門と学校教育」~指導助言の質を高める方法④

学校教育と心理学の間には深い因縁がある。 もしかしたら心理学が成立する以前から、 学校教育の各所に心理学は入り込んでいたのかもしれない。 精神分析学も行動主義心理学も、そして認知心理学も――、という話。(写真:フォトAC) 心理学の成果が学校教…

「心の“見える化装置”としての制服」~指導助言の質を高める方法③

一クラスに30人も40人もの生徒がいる中で、 問題を抱える子を見つけ出すのは容易ではない。 そこで見えない心の中を「見える化する装置」が必要になる。 それが制服を始めとする外見に関わる決まり事だ。 という話。(写真:フォトAC) 【心の“見える化…

「私語の多い子には何と言って注意するの?」~指導助言の質を高める方法②

集中力がなく、何度言っても私語の止まらない子、 そんな子に言ってやらなければならないことがある、 行うべき対処法がある。 みんな大学の講義で学んだことだけどね、という話。(写真:フォトAC) 【私語の多い子には何と言って注意するの?】 私は若いこ…

「思ったことをすぐしゃべってしまう子をどう指導したらよいのか」~指導助言の質を高める方法①

先週24日(金)の「チコちゃんに叱られる!」 話題になったひとつは、 思いついたことをすぐ言葉にしてしまう自分の扱い。 チコちゃんの聞いて来た答えがよかった。 という話。(写真:フォトAC) 先週5月24日のNHKバラエティ「チコちゃんに叱られる」…

「調整ができていなかったのか? 猿芝居なのか? いずれ教師は何でも言うことをきくと思っているのか」~《教職調整額10%以上》に財務省が待ったをかけた。

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「あれこれ掘ってメディアは繰り返し『教師になってはいけない』と叫び続ける」~教師は年に100万円もの自腹を切っているらしい?

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「みんなが人の心を読み誤っている」~人生の答え合わせ⑥

人生の答え合わせをしていて痛烈に思うことは、 心を素直にして、 もっともっと話し合わなければならなかったということだ。 みんながみんな、人の心を読み誤っているという話。(写真:フォトAC) 【クラスを見る大人の視点】 昨日は、「子どもたちはクラ…

「子どもたちの社会は大人には閉じられているが実は広い」~人生の答え合わせ⑤

子どもたちは弱い。 だから大人たちは守ってやらなければならない。 外敵から、そして自身の弱さからも。 しかし弱さゆえの子ども社会の強さもある という話。(写真:フォトAC) 【「弱き者よ、汝の名は女」】 シェークスピアの「ハムレット」に出てくる…

「ほんとうに大切な言葉は血肉となって、意識のレベルには浮かんでこない」~人生の答え合わせ④

学生時代の仲間と飲み、翌日は会社員時代の先輩・同僚と昼食。 一日おいて翌々日には昔の教え子が訪ねて来た。 わずか4日間で、 人生の20年分ほどを振り返ることになった、 という話。 (写真:フォトAC) 【元教え子たちが訪ねてくる】 既に一週間以上…

「現状で教師は増やせない、しかし仕事は絶対に減らさない」~定額働かせ放題はそのままに、調整額4%が10%以上に上がるらしい

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「それでも教師の金銭感覚は狂っている」~人生の答え合わせ3・5の②

常識を知らない教師がいるからと言って、 教師全体が非常識なわけではない。 しかし金銭感覚に狂いのある場合は少なくないかもしれない。 何しろ民間とは全く異なる、雲の上みたいな世界だからだ、 という話。(写真:フォトAC) 【結局、特殊な事例】 ほ…

「教師は意外と世間を見ている」~人生の答え合わせ3・5の①

学校を出てそのまま学校に入った、 だから教師は世間知らずーーそうか!? そもそもキミたちの知っている学校と、 私たちの知っている学校とはまるっきり違うのだがね、 という話。(写真:フォトAC) 【大型連休後半の「私の人生の答え合わせ週間」】 5…

「愛知は、10連休に、燃えているか」~先生たちは大型連休が嫌いなのに

意外なことに教師たちは春の大型連休を嫌う。 せっかく作り上げた子どもの習慣が簡単に崩れてしまうからだという。 ところが愛知県は子どもにも教師にも、10連休を強く勧めている。 それぞれ自主的にゆっくり休めと――。大丈夫か? という話。(写真:フォ…

「腹をくくった講師にとって、むしろ教採は受けやすくなった」~文科省、教員採用試験を5月に前倒しする

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「今日も心病んだ教師のもとで、何十人もの児童生徒が不安定な教育を受けている」~東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職した②

最初から早々に辞めるつもりで入社してくる若者がいる。 教員はなかなか辞めない分、代わりに病んでいく。 今日も心病んだ教師のもとで、 何十人もの児童生徒が不安定な教育を受けている。という話。(写真:フォトAC) 【最初から辞める態勢】 新年度早々、…

「たくさんの若者が消えていく社会」~東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職した①

昨年、東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職したという 教員ばかりでなく、社会のあちこちで若者が神経をすり減らし、 叩かれ、潰されている。 いったい何が起こっているのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【新任教員の20人にひとりが1年…

「カンニングは叱る必要がなかった」~大阪超進学校におけるカンニング・自殺事件の教訓②

悪いことを悪いと知りつつやっている子を、叱る必要はない。 “叱る”は、厳しく強い調子で”教えること”だからだ。 教える必要のない子に与えられるべきは、 罪と罰の整合だ。 という話。(写真:フォトAC) 大阪市の私立清風高校で起こったカンニング・自殺事…

「人格を叱るのではなく行動を叱るということの意味」~大阪超進学校におけるカンニング・自殺事件の教訓①

大阪の超進学校で起こったカンニング・自殺事件。 いったい何が起こり、何が悪かったのだろうか? ほんとうに指導に問題があったのか、 別に正しいやり方があったのかどうか、 という話。(写真:フォトAC) 【超進学校におけるカンニング・自殺事件の顛末】 …

「校長は『残業手当が尽きたから、通知票は書かなくていいや』と言うだろうか」~調整額10%以上の提案は「撤回しろ」と教師は言った。

調整手当増額が、教師たちに著しく不評だという。 はて? それでいいのか? 大変だぞ。 教師たちも正当な代表者を失い、 あらゆる人たちが、教師を代表する。という話。(写真:フォトAC) 【「調整手当10%以上」は撤回してください】 先週4月20日朝のテ…

「公立学校にまた新しいポストがつくられる」~誰も楽にならず、教師は分断される

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「自信崩壊:『いう(言う)』と『ゆう』」~日本人にも難しい日本語②

Facebookの元教え子の日本語表記が気になる。 「ゆう」は「いう」、「そうゆう」は「そういう」に、 それぞれ書き換えるべきではないか―― そう思って調べたら、とんでもない事実が判明した。 という話。(写真:フォトAC) 【四半世紀前の教え子にいうべきか…

「いずれにしろ、始めるもやめるも学校の身勝手みたいな話にはしないでくれ」~集団登校が揺れているらしい

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「私たちが奴隷になっていくことへの憤り」~人生のハンドルを自分で握る者②

文明社会で人は依存的に、つまり幼児のようになって行く。 大人になるべき時にも、その機会を取り逃す。 長じては自ら進んで人生のハンドルを放棄してしまう。 私たちはただ、誰かの恩情にすがる奴隷となりつつあるのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【文…

「誰のためのPTA・自治会か」~人生のハンドルを自分で握る者①

知らないうちに私の地元の小中学校からもPTAがなくなった。 保護者を代表する人がいなくなったことに、誰も怖れを感じない。 その事実が、また私には恐ろしい。 同じく自治会も消されようとしているが、それも怖い。といういつもの話。(写真:フォトAC)…

「出口なし、八方塞がりのいじめ事件。結局、道はひとつしかなかった」~困った子、困っている子の話③

文科省の定義に対照すれば明らかないじめ事件。 しかし解決の道がない。 どうなればいいのか、本人にも分からない。 結局、その子が別の道を探すしかなかったのだ。という話。(写真:フォトAC) 【定義に照らし合わせるとやはり“いじめ”】 異動で移った時に…

「私が思い出したあるいじめ事件の話」~困った子、困っている子の話②

孫2号の不機嫌のベースには、 昼寝をしなかったことによる寝不足がある。 と、そのとき思い出したのは、遠い昔のいじめ事件。 あの時のあの子も、ほんとうは眠かったのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【原因は睡魔という不条理】 昨日、娘や孫…