教育・学校・教師
教科書はそもそもデジタルに向かないバイキング。 しかしデジタルにはデジタルの凄さがある。 その両方が中身を棲み分けて生き残ればいいが、 さて、そんな贅沢が許されるかどうか。という話。(写真:フォトAC) 【教科書はバイキング書籍。通読して捨てる…
デジタル書籍にも紙の本にも、 それぞれメリット、デメリットがある。 しかしその双方が同時に、 教科書として子どもの前に提示されると――、という話。(写真:フォトAC) 【デジタル書籍のメリット、紙の書籍のメリット】 デジタル書籍のメリットについては…
もっぱらインターネットに頼り、 紙の本はほとんど読まなくなった。 しかしそれでも紙でなくてはならないことが、 山ほどある。という話。(写真:フォトAC) 【文字にはものすごく触れるが本は読まない】 本というものをほんとうに読まなくなりました。定期…
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昔の保護者は狭い地域の同質性に縛られていた。 だから学校はそれに合わせて行けば良かった。 しかし現在は世界中のさまざまに考えに、 支えられたいろいろな人々がやってくる。という話。(写真:フォトAC) 【老人カードと最先端技術】 何年振りかでガスト…
バブルの間じゅう、教職は忘れ去られた職業だった。 それがバブル崩壊とともに人気の職業となり、 人々から妬みそねまれるようになる。 私たちは二度と社会と仲良くできないかもしれない、という話。(写真:フォトAC) 【1980年代前半、バブルを目前に会社…
かつて社会全体が不合理の中にあった。 なあなあ、ズブズブ、ドロドロ――。 それが今、合理的な世界に生まれ変わろうとしている。 人々はあらゆるところで賢い消費行動をとるようになった。という話。(写真:フォトAC) 【限りなく透明であることへのあこが…
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昔の教師だって暇だったわけではない。 しかし気持ちに余裕があった。 指導のためにたっぷり時間は使っていても、 子どもたちのためにもう一肌脱ごうと思うことができた。という話。(写真:フォトAC) 【誰が私たちを引き離したのか】 ほとんどの教師の一番…
町内会の朝清掃で、中学生の子どもを持つ保護者と話をした。 子どもの通う中学校では、部活とPTAが同時になくなったという。 保護者は放課後や休日の子どものあり方に悩んでいる。 私は学校の行く末が分からなくなり、ただ茫然としている。という話。(写…
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早ければ今日から入学式が行われる。 様式化した難しくない行事だが、校長はやりにくい。 担任発表も何かと話題になる。 しかし子どもたちは驚くほど前向きで、そこにいる。という話。(写真:フォトAC) 【入学式の話】 何時も参考にさせていただいている日…
今日、4月1日生まれの子はひとつ上の学年に入れる。 まさかエイプリル・フールの悪ふざけではないだろう。 しかしどうしてそうなるのか。 そもそもエイプリル・フールってなんだ?という話。(写真:フォトAC) 【4月1日の学校の様子(以前の記事へ)】 4…
明日から4月。生まれ変わりのとき。だが、 子どもたちは新たな春の誕生に気がつかない。 大人が気づいて春を拾って帰り、 子どもたちに教えてあげなくてはならない時代だ。という話。(写真:フォトAC) 【生まれ変わりの4月】 2024年度が終わります。 日…
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年金支給が65歳まで引き上げられたのに、 定年延長は容易に追いつかない。 そこで教師の60歳代は、とても複雑になった。 とりあえず、見てみよう。という話。(写真:フォトAC) 【教員の定年って何歳? 定年延長って何?】 公立学校の教員(公務員)の定年…
バブル経済の爛熟期に教職につき、 最も苛酷な時代に教育の最前線に立って、 学校の要となった終末期にコロナ禍を迎えた、 その教師たちが今、定年となっていく。という話。(写真:フォトAC) 【今月定年退職する先生方へ】 今月いっぱいで定年退職される先…
あれほど綿密に計画し、練習して臨んだ証書授与、 それでも事故が起こるときは起こる。 こんなことがあるんだ。それなぜ思いつかなかった? そんな卒業式事故のあれこれ。という話2。(写真:フォトAC) 【マイクがない!】 絶対に事故の起きないはずの学校…
あれほど綿密に計画し、練習して臨んだ証書授与、 それでも事故が起こるときは起こる。 こんなことがあるんだ。それなぜ思いつかなかった? そんな卒業式事故のあれこれ。という話。(写真:フォトAC) 【卒業証書、授与手順】 卒業証書授与式の中心は言うま…
一年の中で最も丁寧に計画され実行される卒業式。 しかしその裏では多くの先生たちが一生懸命働いている。 感動的な式が演出され、離任式が行われる そして卒業生担任は、子どもたちに最後の授業を行う。という話。(写真:フォトAC) 【これまで書いて来た…
容易に変化しようとしない学校の儀式。しかし一時期、新しい形の卒業式が流行ったことがあった。卒業生が主役の対面式。ただ必ずしもそれは子どもたちのためではなかった。という話。(写真:フォトAC) 【平成10年前後、学校教育の曲がり角】 「卒業式の形…
卒業式シーズンの真っただ中、 しかしその本質的な意味は浸透していない。 何も無理して教職員や学校に感謝する必要はないが、 教育を支えてくださった市民には感謝してほしい。という話。(写真:フォトAC) 【中高の卒業式は上級学校の入試の日程で日が決…
強い労組を失った教師たちは惨めだ、 自分たちの大切なことが雲の上で決められていく。 危機に際して必須のものが、平時にお荷物に見えた、 そんな私たちの過ちを、キミたちは繰り返さないでほしい。という話。(写真:フォトAC) 【知らないうちに追い詰め…
東日本大震災の5日後、私の勤務校で終業式があった。 そこで私は子どもたちにこんな話をした。 事実と、心寄せることと、 私たちには希望があること、という話。(写真:フォトAC) 【いま、世の中で起きていること】 この3学期の初め、1月6日の始業式で…
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政府は万民のための教育を諦め、人材確保に舵を切った。 優秀な人間を育てれば、他は自然に引き上げられるという。 親が学校から手を引き、学校は家庭から手を引く、 そして子の将来を決める要素が、家庭のあり方のみになる、という話。(写真:フォトAC) …
学校にまかせておけば、子どもは何とか育つ。 ――そうは言っても小中学校の保護者の仕事は多い。 そして現代、そのコスパの悪さに苛立つ親たちが出て来た。 彼らは言う。学校のことは学校で完結してほしいと、という話。(写真:フォトAC) 【学校に任せると…
日本の学校が家庭教育に出しゃばり、 口出しするようになったことには、 それなりの歴史的経緯がある。 つまり国と親との利害の一致、という話。(写真:フォトAC) 【必ず邑(むら)に不学の戸(こ)なく、家に不学の人なからしめん】 私がこれまで読んでき…
1980年代に「新学力観」が示した目標は、 私の教え子たちには高すぎた。 私と子どもたちは、もっと下の方で悪戦苦闘している。 どうしてそんな乖離が起こったのだろう? という話。(写真:フォトAC) 【そもそも子どもを型にはめて何が悪い――と思っていた】…
今は死語と化した教育用語に「新学力観」がある。 知識・技能を偏重したかつての教育に対する反主題として、 1980年代に出された新たな学力観だ。 それが私にはまったく理解できなかったという話。(写真:フォトAC) 【謎の「新学力観」の話】 「新学力観」…