カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「真田 de GO!」〜ポケモンGO!②

結局やってみて分かったことは「ポケモンGO」も多くの人にとっては他のブーム同様、一過性で終わるだろうということです。 50代、60代、70代でも皆夢中になってポケモンを追いかけているといったアメリカ発のニュースも、最初の2週間について語られた…

「ピカチュウは我々田舎人に何をもたらすか」~ポケモンGO!①

「ポケモンGO」――配信開始から1週間がたとうとしていますが、相変わらず「困った」「困った」で建設的な意見が出てきません。例えば広島市が祈念公園や原爆資料館をポケストップやジムから外せというのは分かるような気もしますが、最高裁までもが全国の裁…

「狂気のラスコーリニコフ」~相模原やまゆり園で何が起こったのか

ドストエフスキーの小説「罪と罰」の主人公ラスコーリニコフは奇妙な論理に捉われます。それは、“世の中にはナポレオンのような偉大な人間と、強欲な金貸しババアのようにくだらない人間との二種類がいる”“選ばれた非凡な人間は、新たな世の中の成長のためな…

「完食指導はこうする」b〜学校給食の話⑤

昨日は、「二度目のクラスの学級担任になったとき、心の中に立てた誓いのひとつは『給食を残さないクラスをつくる』ということでした」と、書きました。しかしこれは驚くほど簡単なことでした。 目標を達成するのに要した日数はゼロ。つまり初日からできたの…

「完食指導はこうする」a〜学校給食の話④

現職時代、私は給食を食べさせるのがとても上手でした。私のクラスでは一年を通じて残食が出ることはありません。残食率0%です。 ある時など昼休みにしなければならない仕事があったのでわずか数分で食事を終え、いったん教室を離れて後で戻ってきたところ…

「『ポケモンGO』〜ピカチュウは医療費問題と引きこもりを救う(かもしれない)」

土日は原則的に更新しないつもりなのですが以前にも申し上げた通り、この国だけでも1憶2600万人もいるのです。私が考えそうなことは他の誰かも必ず考えてどこかで発表してしまうので、あとから書いてパクリだと思われるのもシャクだし、だからといって…

「残食0%は目指すべき目標か」〜学校給食の話③

環境省が把握している学校給食の残食率(給食の、提供量に対する残された量の割合)は、把握できている全国約3割の市区町村で平均6.9%でした(JBpressの記事より)。これは克服すべき課題なのでしょうか? 残食率0%は目指すべき目標でしょうか? 評論家の…

「残食率はどれくらい?」〜学校給食の話②

JBpressの『給食の「食べ残し」はどうすれば減らせるのか』について記事を書いたとき、私は目先のことに気持ちを奪われて丁寧な読み込みをしていなかったようです。というのはそこに現れる数字の奇妙さに気づけなかったからです。 例えば、 環境省は2015年4…

「学校給食の話」①

7月9日の土曜日にWebサイトの方でJBpressの『給食の「食べ残し」はどうすれば減らせるのか』を扱って、「結局、食べないのはわがままなのだから教師たちは頑張って食べさせろ」みたいな記事を書いたのですが、その発売中の『週刊新潮』(2016年7月14日号…

「先週末三題」

先週末から今週の頭までに心動かされたことについて。 【仏ニース・テロ】 フランスで14日(木)に起ったテロは16日(土)に至ってISが犯行声明を出したとはいえ、どう見てもニースの変人が単独で起こした非政治的犯罪としか思えません。秋葉原事件と大…

「参議院選挙終わる」④〜18歳選挙権

非常に気持ちの乗らない今回の参議院議員選挙でしたが、ただひとつ心躍らせたのは18歳選挙権での初めての国政選挙だということです。 18歳選挙権へ期待は今年の1月12日のブログ「成人の日あれこれ」 - カイト・カフェで次のように書きました。「18…

「参議院選挙終わる」③〜ちょっと寄り道、都知事選

一応現在も「学校教育関係ブログ」のつもりですから、参議院選挙が終わった感想の最後は本丸でもある「18歳選挙権」について書く予定だったのですが現実はどんどん動いてしまい、もはや参議院選はとうの昔、今は都知事選の話題でもちきりです。 東京都民で…

「参議院選挙終わる」②〜二大政党制のやるせなさ

現在、憲法改正についてアンケートを取ると「改正すべきだ」と「改正すべきではない」はほぼ拮抗しています。「どちらとも言えない」も含めた割合が3:3:4であったり4:4:2であったり、一方が多少増えたり減ったりすることはあっても“拮抗”という状況はあ…

「参議院選挙終わる」①〜投票証明書

選挙に行って「投票証明書」というカードをもらってきました。もらってきたといっても入り口に山積みになっていたのをペロンと持ってきただけのことです。名刺大で美しい風景写真と市のキャラクタが描かれています。裏には今後予想される選挙日程が書いてあ…

「花嫁になる若き女性への手紙」~幸せになりなさい

娘のシーナの友だちのエリカが結婚式を挙げます。今週末のことです。 大学時代は同じサークルで特に仲良く、一緒に海外旅行に行ったりシーナの結婚式の際は友人代表のスピーチやら二次会の余興やらと八面六臂の大活躍をしてくれた人です。また、そのお母さん…

「個人に寄せて個人から見る」〜有志の人々、テロリスト群像④

バングラディシュ人質襲撃事件の容疑者の父親は、「恐ろしい銃を持って笑っている・・・、とても美しい子だった。とてもいい子だった。信じられない」と言いながら、インターネットを通じて過激思想に染まったのではないかと話した」といいます(TBSニュ…

「IS勝手連とバングラディシュ・テロ」~ 有志の人々、テロリスト群像」③

まだ事実が出そろっていないということもありますが、今回のバングラディシュのテロ事件、分からないことが多すぎます。 もちろん海外で起こった事件ということで割愛する部分が多くなるのも当然ですが、例えば日本人はすべてJICAの関係者だとして、9人もい…

「攘夷派ヘンリー・ヒュースケンの死」~有志の人々とテロリスト群像」②

純粋で献身的な若者が途上国の発展のために身を投じるということは簡単に想像できましたが、60歳を過ぎて、さらに80歳にもなる人が貧しい国のために汗を流しているということを知って驚かされました。わが身を恥じ入るばかりです。 しかしそういう立派な…

「バングラディシュ、レストラン襲撃事件」~有志の人々とテロリスト群像①

バングラディシュのレストラン襲撃事件はまだ詳細が出てこないので何とも言えませんが、一説に欧米文化に汚されてイスラムの伝統が失われることに危機感を持った若者が、ISに触発されて行ったテロルだという話があります。もしそれが本質だとすると日本の…

「先週末、考えたこと」~ボリス・ジョンソンとサッカー・ウェールズチーム

教員時代の習慣をそのままに「学校の休日には休む」を原則にしてきたのに、ここのところ興味深い出来事が金曜日に集中するので困ります。 先週の金曜日に飛び込んできたビックニュース、というよりは「呆れたニュース」はイギリスにおけるEU離脱派の重鎮ボリ…

「更新しました」

「キース・アウト」 2016.07.03 テレビに映った母親の言葉にはっとさせられ…学校が一夜で避難所に 教師の視点生かす

総理大臣官邸は「炉心溶融」の隠ぺいを指示したのか?

6月20日のブログ記事 kite-cafe.hatenablog.comについて、それをほぼ裏付ける記事と動画が出ましたので紹介します(同じものです)。総理大臣官邸は「炉心溶融」の隠ぺいを指示したのか? 元内閣審議官が明かす舞台裏と真相(記事) 総理大臣官邸は「炉心…

「戦国と現代の母の物語」~真田丸の竹内結子がとてもよかった

今週日曜(6月26日)の「真田丸」のラストシーン(ダイジェスト:3分40秒あたりから)は、とても感動的なものでした。 豊臣秀吉の初めての子である鶴松が2歳2か月で死に、悲嘆にくれる太閤は遺骸の横ででんでん太鼓を鳴らす。ところが母親である茶々…