「家庭菜園の今年の作付けが終わりました」~前向きになれない日々とこころ折れた話

 1a(アール)ほどの家庭菜園の作付けが終わった。
 今年は天候に恵まれたこともあって、
 いつに増してきれいな畑が保てている。
 しかし私には前向きになれない事情もあるのだ。

という話。

f:id:kite-cafe:20210524072715j:plain(写真:SuperT)

 


【今年の作付けがほぼ終わりました】

 今年も、春の作付けがほぼ終わりました。
 これまで種を蒔いたり苗を植えたのは、
 ジャガイモ、長ネギ、サヤエンドウ、ナス、キュウリ、ブロッコリー、レタス、トマト、ミニトマト、ダイコン、はつか大根、人参、小松菜、ほうれん草、オオバです。ほかに、昨年の秋に植えてそろそろ収穫期が近づいている玉ねぎ、つい最近まで収穫のあったプランターのイチゴもあります。

 いずれも自家用が基本ですが、ダイコンも人参も毎週一本ずつ収穫期を迎えるということはなく、穫れるときは一気にドカンという感じですから、人におすそ分けということも少なくありません。妻に知己が多く、持って行けば嫌がられることもないので、毎年あまってこまるということもありません。

 これから蒔いたり植えたりする予定があるのはモロヘイヤやオクラ、サツマイモ・落花生といったところです。今からやってもいいのですが、ひとつには玉ねぎの畑が空くのを待っていること、もうひとつは、早く植えても意味のないものは早く植えない方がいい(管理が面倒くさい)から、ということもあります。

 典型的な例はオクラで、4月当初から苗屋の店先に並んでいますが、植えたところでまったく成長しない。4月・5月・6月といつまでも小さなままで、その6月の後半になると突然スイッチが入ったようにグイグイ伸びてきます。だったら最初から6月のタネ播きでいいのです。
 
 

【前向きになれない日々と心折れた話】

 「気候の条件がそろわないと絶対に成長しない」という鉄則は、好ましいともウンザリするとも言えます。
 耕作者の努力が実を結びやすいという点では好ましい性質ですが、だれでもマニュアル通りきちんとやれば、(自然災害のない限り)確実に一定の収穫があるというのは。達成感や自己効力感を薄めます。初心者のうちはうまくいかずにあれこれ苦労するのですが、そのうちコツを覚えてきちんとできるようになると、あとは機械的な作業になってしまうのです。

 もちろんこれが商品でしたら、より高値で売れる時期に合わせるとか、より見栄えのいい、味の良いものをつくるとか、努力・工夫すべきことは山ほど出てきて、そこがまた面白いということもあるのでしょうが、売る気のない作物づくりはすぐに限界を迎えます。
 要するに「飽きちゃった」わけです。

 今年は天候に恵まれたこともあって雑草取りが例年になく丁寧でき、きれいな畑となりました。しかしそれ以上ではありません。

注:私がこれほど前向きな気持ちを失っているのには理由があります。大型連休のあたりのことですが、私が1個60円のレタス苗を5個買ってきて、明日は植えようと思っていたら、夕方、買い物に行っていた妻が、大きなレタスを3玉抱えてニコニコ顔で帰ってきたのです。
「見て! 見て! こんなに大きなレタスが3個で100円だった!」

 その時折れた心が、いまだに回復していないのです。