カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「更新しました」~キース・アウト

ポーツ庁の有識者会議が「部活動の地域移行」を提言する。しかしこの問題、20年以上前から言われているのにうまく行かない。それどころか「地域移行」で教師たちは死の淵に立たされるのだ。そこで私が書いたミニ恐怖小説「部活動の地域移行」。 kieth-out.…

「教育現場の少人数化は集団脳を阻害する」~隣り百姓と集団脳④ 

集団が大きければ大きいほど集団脳は働く。 農耕は人間集団を巨大化し、集団脳をより大きく働かせた。 さらに日本の場合には、集団脳のすべての細胞を働かせる仕組みがある。 したがって学校の少人数化も、必ずしも良いものだとは言えないのだ。という話。 …

「なぜ人間は地球の覇者となりしか――つるむ者が進歩する」~隣り百姓と集団脳③

いよいよ人類は火星移住を目指すまでの進歩を遂げた。 しかしなぜ、私たちだけが進歩の道を歩き続けることができたのだろう。 ネアンデルタール人ではだめだったのか? そこに私たちホモ・サピエンスの特性がある。集団脳だ。という話。 (写真:フォトAC) …

「隣り百姓の何が悪い!」~隣り百姓と集団脳② 

「隣り百姓」という言葉の使われ方が分からないところがある。 しかし私の中では圧倒的に前向きなものである。 「隣り百姓」が日本経済の推進力で、 「隣り百姓」が日本文化の基礎をつくった。という話。 (写真:フォトAC) 【隣り百姓の何が悪い!】 「隣…

「私の家庭菜園農法:隣がやるまで仕事はしない」~隣り百姓と集団脳① 

私の家庭菜園。苗植えや種まきの準備は終わったが、 それ以上は何もしていない。隣がまだだからだ。 農業は本やネットだけではできない。 隣り百姓こそ、農業の神髄だ。という話。 (写真:SuperT) 【隣がやるまで仕事はしない】 我が家の畑、3月に苦土石…

「学校の先生は教養がない」~だから子どもの教養は、家庭で高めてください 

佐々木朗希の二試合連続完全試合の不成立――、 ところが教師たちは多くがそれを知らなかった。 無理もない、彼らはニュースも見なければ新聞も読まない。忙しいからだ。 こんな教師たちに子どもを任せておいていいのだろうか。という話。 (写真:フォトAC) …

「新型コロナ:現状と世界の無関心、それでも罹りたくない」~ハーヴ、コロナ感染のために入学式に出られない

新1年生の孫のハーヴが3月末にコロナ感染し、入学式に出られなかった。 それも可哀そうだが、自宅療養の10日間(家族の待機は8日間)、 家族全員がカンヅメ状態でほんとうにたいへんだった様子。 国内も世界も規制緩和へ向かっていく中での厳しい療養生…

「低学年の指導:理念よりも具体的な方策を」~落ち着いた雰囲気で授業を行う工夫⑤ 

人間は強制や同調圧力によって行動を規定されるべきではない そう考える人たちがいる。もちろんその通りだ。 しかし大人と同じことを年少者に求めることはできないだろう。 小学校の低学年を育てるためには、理念より優先されるものがある。という話。 (写…

「ひとの気持ちを考える教育は必要だが」~落ち着いた雰囲気で授業を行う工夫④

そもそも子どもたちは「私たちと同じ人間」なのだろか? 私たちが同僚に期待できることは、子どもたちにも期待していいのか? これまでのさまざまな経験が教えるところは「否」だ。 たとえ期待できるようなふりをしても、実際にはできない。という話。 (写…

「座る筋肉、お尻をグイッ!」~落ち着いた雰囲気で授業を行う工夫③ 

落ち着きのない子の落ち着かない理由を、心の問題として考えると厄介だ。 しかしまったく違った方向から考えると、答えはむしろ近いのかもしれない。 つまりこうだ。 さあ姿勢を正すぞ! 座る筋肉、お尻をグイッ!という話。 (写真:フォトAC) 【言葉だけ…

「子どもは案外“ためになる話”が好き」~落ち着いた雰囲気で授業を行う工夫②

“この人は意外と面白い話をする” 子どもにそうした予断を持ってもらえば、とりあえず聞いてもらえる。 そのためにはまだ白紙に近い朝の耳と頭に言葉を入れること。 子どもは案外、ためになる話が好きだ。という話。 (写真:フォトAC) 【いい意味での予断を…

「面白い話と聞く姿勢の“タマゴとニワトリ”」~落ち着いた雰囲気で授業を行う工夫① 

昔からそうだが、とにかく子どもたちはひとの話を聴かない。 聴いてもらえないからついつい教師も固くなる、気が許せない。 しかしそれはタマゴとニワトリの関係なのだ。 面白い話をすれば子どもは聴く、聴いてくれれば面白い話も出てくる。という話。 (写…

「更新しました」~キース・アウト

つい最近まで10年おきに更新しなくてはならなかった教員免許が、もはやどうでもいいものになりつつある。 東京都がついに免許なしでも教員になれる道を開いたのだ。 大国ロシアが隣の小国を踏み潰したように、大東京都が地方の教員採用を破壊する。 kieth-…

「子どもとのやり取りには定石がある」~天才でない限り、それを学ぶしかない 

親として、教師として、先輩として、常に正しい言葉の使える天才がいる。 ただし凡人は真似できない。ただ学ぶだけだ。 天才や先達の技を学び、訓練して使えるようにしておく。 そのためにはいつも誰かのそばにいて、教えを乞うしかないのだ。という話。 (…

「『命がけで産んだということを忘れないでほしい』と母親は言った」~命を守る教育の本質的なひとつの答え 

ウクライナの取材から戻った若きジャーナリストの記事を読み、 その誠実で勇気ある態度に感心した。 この人はどんな育ち方をしてきたのだろう。 そのヒントは記事の中にあった。親たちがそのように生きてきたのだ。という話。 (写真:フォトAC) 【ウクライ…

「令和がどんな時代になるのか見えてきた」~平成の終わりから、世界のあり方が変わってきて

日本の元号が変わると、もしかしたら世界全体も変わってしまうのかもしれない。 その予兆は改元の数年前から現れている、 明治も、大正も、昭和・平成もそうだったように。 そして令和は新型コロナとウクライナ侵略が象徴することになるに違いない。という話…

「決めるのは私たちで、責任を取らされるのは子ども」~戦争は始まったらおしまいだ③

満足はできなくとも前提とするしかなかった世界のあり方。 しかし今、それが根底から覆されそうになっている。 さて、これからの日本をどうしていくのか――。 しかしその議論は、大人が進めて子どもが責任を取らされるのだ。という話。 (写真:フォトAC) 【…

「『他人事ではない』ということの意味」~戦争は始まったらおしまいだ② 

日本の西には核兵器をもった権威主義の国が三つもある。 分かっていたことだが改めて見ると慄然とさせられる。 それがロシアのウクライナ侵略がもたらした新たな視点だ。 これからの私たちは、何を考えて生きて行ったらいいのか。という話。 (写真:NHK+) …

「ロシア兵の気持ちも分かる」~戦争は始まったらおしまいだ① 

ウクライナの首都キーウ周辺で、大勢の民間人の遺体が見つかった。 拷問され、あるいは焼かれた遺体も少なくないという。 世界はロシア軍の戦争犯罪を厳しく糾弾している。 しかし、戦争とはそういうものなのだ。という話。 (写真:フォトAC) 【ロシア兵の…

「せめて最後の一年くらい」~中学校・高校の新三年生に注目したい 

2年前、全国一斉休校の中で小中学校をあわただしく卒業し、 それぞれ進学した子どもたちが3年生になった。 新型コロナ感染も第6波を越えたが、まだまだ終わりは見えない。 なにも良いことのなかったこの子たちのために、私たちが頑張る時期になった。とい…

「それぞれの四月」~令和4年度が始まる

ウクライナ情勢を気にし、新型コロナ感染リバウンドに心悩ませ、 ついでに畑を整え、ジャガイモを植えたりしているうちに春休みが終わり、 それぞれの四月が始まった。 私の家にも周辺にも、小さな変化が起こりつつある。という話。(写真:SuperT) 【新学…