カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2021-01-01から1年間の記事一覧

「新型コロナの『(もう見込みのない高齢者を犠牲にすれば)助かるはずの命』を救え」~テレビはあっさりとそう言う 

新型コロナ感染第5波は天井知らずに増えていく。 医療はひっ迫し、危機的な状況にあると私たちは信じてきた。 しかし実態はそうでもないと、ある報道番組は語った。 見込みのない高齢患者を犠牲にすれば、何とでもなる話だと。 という話。 (写真:フォトAC…

「隻脚のスイマーと家族の肖像」~パラ競技を観ながら思い出したこと

パラリンピックもいよいよ本格的な競技が始まった。 ここに至るまでの本人および家族の人生はいかばかりか。 そうした人々の人生に思いを馳せ、同時にスポーツを純粋に楽しみながら、 今後も観戦していきたいものだ。 という話。 (写真:フォトAC) 【公認…

「萩野の前に萩野なし、萩野のあとに萩野なし」~間もなく日本にスーパースターは現れなくなる

競泳の萩野公介が引退する。 世界のスーパーアスリートになれる逸材だと思っていただけに残念だ。 荻野の前に荻野はなく、萩野のあとに荻野は生まれない。 同じ世代には似たようなスーパースターが目白押しだが、 これからは一人ひとり、消えていくだけで後…

「教員免許更新制度がなくなる」~けっして教師のためではないので、お間違いなく

10年以上続いた教員免許更新制度がなくなる。 多忙な教員の負担軽減のためだといった報道もあるが、冗談じゃあない。 夏休み中に行う研修など大した負担ではない。 制度がなくなるのは、教員ではなく、文科省・教育委員会が困っているからだ。 という話。 …

「パラリンピックが始まります」~子どもにひとこと話しておこう   

今夜、パラリンピックが始まる なかなか光の当たりにくい世界 この際、子どもたちに勧め、注目させ、 今後の指導の糧としよう。 という話。 (写真:フォトAC) 【今夜、開会式】 今夜午後8時より、パラリンピックの開会式が行われます。 紆余曲折はあった…

「子どもをペストのネズミにしてはいけない」~今すぐ二学期を閉じよ、そして始めるな!

いよいよ本格的に二学期が始まろうとしている。 しかしそれでいいのか。 新型コロナの感染状況は今やまったく違った局面だ。 ここでは子どもたちが無自覚の親殺しになってしまう可能性がある。という話。 (写真:フォトAC) 【日本中の多くが今日から新学期…

「夏休み中、気になったこと」~いちおうメモしておきます 

休むときはしっかり休めばよかったのに、 中途半端で消化不良になったこの夏。 心に引っ掛かったできごとを、いちおう書き留めておこう。 忘れないように という話。 (写真:フォトAC) 【今年の夏のブログ事情】 土・日・祭日および長期休業中を除いて、毎…

「二学期が始まる、そしてすぐに長期休業になるかもしれない」~新型コロナウイルス感染のあらたな局面

早いところでは昨日から、遅いところでも2週間後あたりから2学期が始まる。 しかし始まってすぐに長期休業に入るかもしれない。 新型コロナウイルス感染第5波にはそれほどの力がある。 心して迎え撃て という話。 (写真:フォトAC) 個人的ないくつかの…

「アスリートと担当者と、そして無名の人々」~東京2020オリンピック・メモ③ 

東京オリンピック2020がとりあえず、何とか、終わった。 賛否両論、評価はさまざまだが、やはりやるしかなかった。 そして終わった。 大過なく終えることができた、そのこと自体はよかった。 という話。 (写真:フォトAC) 【とりあえず何とか終わった…

「更新しました」~キースアウト

閉会式のバッハ会長の長ったらしい話を、しっかり聞いている日本人アスリートの姿は揶揄すべきものであり、いつの日か他人の話を聞かない世界標準に近づくべきだとマスコミは思っているらしい。 kieth-out.hatenablog.jp

「センスのいい広告主」~コメント欄で宣伝活動をする人  

人のブログのコメント欄に広告を載せる不届き者がいる。 相当に苛立たしいことだが、よく見ると、 意外とセンスの良い対象選びをしているのだ。という話。 【コメントに広告が入る】 基本的には自分のためにやっているブログですから、閲覧数とか引用数とか…

「彼らが興味を感じない、けれど必要な情報をどう届けるか」~情報弱者として若者たち② 

朝から晩までテレビやらをつけっぱなしにし、 新聞を隅々まで読む高齢者は情報弱者ではない。 問題は自主的に情報網を選択し一部を遮断してしまう若者だ。 彼らに必要な情報をどう届けるか という話。 (写真:フォトAC) 【組長になって知ったこと】 町内会…

「彼らはほんとうに分かっていないらしい」~情報弱者として若者たち①

これほどの感染拡大にも関わらず、繁華街で飲み続ける人がなくならない それどころかコロナ対策として打ち出されることごとに、大まじめで反撃する 「いつまでも大人しく従うと思うなよ」と、彼らの自信はどこから来るのか それにしてもすごいことだ という…

「いちおう、お休みにします」~夏休みのお知らせ  

月が替わってようやく先生たちも夏休みっぽくなる。 1学期の超過労働分を取り戻すには十分な時間と考える人もいるが、 4カ月のあいだ過労死直前の生活をされられたあとで、 1か月間の休養をもらってもなあ――しかし休めるときは休め。 という話。 (写真:…

「たった一度の過ちも許されない時代の始まり」~デジタル・タトゥー、誰も忘れてくれない②

現在と価値観の異なる40年前の事案で仕事を失う―― いま始まっているのはそういう時代の到来だ。 私たちがしなくてはならないのは、半世紀のときを経ても、 後ろ暗い部分のない子どもの育成――できるか? という話。 (写真:フォトAC) 【今の価値観で過去…

「『呪われた五輪』の舌禍事件はあれでよかったのか」~デジタル・タトゥー、誰も忘れてくれない①

ようやく始まったオリンピック。 ここまでくる道のりはほんとうに大変だった。 しかし今、落ち着いて考えるとあれでよかったのかと思うことも少なくない。 五輪の呪いは、オリンピックが終われば解けるものなのだろうか。 という話。 (写真:フォトAC) 【…

「できないことは叱ってはならない、やらないことは叱らなければならない」~東京都感染者3000人をどうみるのか

新型コロナ感染者が、東京都でいよいよ3000人にも達しようとしている。 なぜこんなことになったのか。 野党・マスコミは正義を笠に着て、できもしないことを政府・東京都に要求する、 その政府・東京都は、同じくできもしないことを国民・都民に要求する…

「競技場には魔物がいる」~東京2020オリンピック・メモ②

13歳のゴールド・メダリストが誕生した。 競技場には魔物がいて、しばしば人の運命を好き勝手に動かすようだ。 それが苦しいこともあれば、失敗が面白すぎる場合もある。 という話。 (写真:フォトAC) 【13歳の金メダリスト】 いよいよ13歳10カ月…

「やはりやるべきだった東京オリンピックとコソボの娘」~東京2020オリンピック・メモ①

やはり2020東京オリンピックは開かれなくてはならなかった。 5年の長きにわたってすべてを投げ込んできたアスリートのために、 日本の底力を示すために、そして81年前の不始末を始末するためにも。 オリンピックは多くの人々にとって、単なるスポーツ大会…

「更新しました」~キース・アウト

いよいよ小学校高学年の教科担任制が本格的に始まるが、教科担任の手配がつかない。やってもいいという人材も足りないが、教員を雇う予算もない、法律上の制約があってそもそも教員の数が増やせない。こうして学校は死んでいく。誰が学校を殺したのか。 kiet…

「アスリート・ファーストの『ア』の字もない」~それでも私はオリンピックを応援したい

とにもかくにもオリンピックは始まる。 今日まで何も言わず、ひたすら耐えてきたアスリートたちが、 静かに表舞台へ出てくる。 私は彼らを心から応援したい。 という話。 (写真:フォトAC) 開会式まであと二日しかないというのに、東京オリンピック、まる…

「終業式も大切なステップ」~1学期が終わります②

意識させなければ子どもは分からない、 しかし分かればすぐにできることも少なくない。 今日までそのように育てられてきたし、 今日の学びが明日の足掛かりになるのだから。 終業式、しっかりと参加させよう。 という話。 (写真:フォトAC) 【観劇にどんな…

「通知票という私の武器」~1学期が終わります①

通知票、間に合いそうかな? 使い方によっては、児童生徒を生かしも殺しもできそうなこの武器。 私にとっては保護者と直接話すことのできる重要な道具だった。 もっとも現代では他にいくらでも方法はあるが――。 という話。 (写真:フォトAC) 【通知票、間…

「人生の現場を離れると違う価値が浮かび上がってくる」~老い⑤ 

老人は役に立たないと思われる時代が、そう長かったわけではない。 ただ、今がそうだというだけの話だ。 また、価値はひとつではなく高齢者には別の価値がある。 だから後悔することは少ない。 という話。 (写真:フォトAC) 【いつから価値は若者に移った…

「食事が旨くなった・時間は自由に使える・保障された読書」~老い④

退職したら思わぬ発見があった。 仕事を辞めると食事が旨くなること、 「時間をうまく使う」という概念がなくなること、 おもしろい本がどこにあるのか、鮮やかに分かること、 という話。 (写真:フォトAC) 【食事が旨くなった】 妻はもともと家庭科の教師…

「若者よ、しかし悪いことばかりではない」~老い③

年老いた人間の生活を、若者はあまりにも低く評価する。 老いて醜く、誰からも期待されず、 社会に寄与するどころか邪魔にさえなっている――。 だが若者よ、そんなふうに見える高齢者の生活、悪いことばかりではないのだよ。 という話。 (写真:フォトAC) …

「若い人から見ると老人はやはり――」~老い②

若い人たちは私たち年寄りのことをどんな目で見ているのだろう。 歌や漫画に出てくる老人は実年齢よりさらに年老いている。 それはまさに若者が年寄りを見る目そのものではないだろうか。 私たちは思った以上に、つまらない存在と思われているのかもしれない…

「更新しました」~キース・アウト

片方でこの夏も金を払って免許更新をしている教師がいるというのに、 他方、九州では資格のない人に、 ただで教員免許を渡して学級担任をやってもらっているという。 しかも、それには無理なからざる事情があるというのだ。 kieth-out.hatenablog.jp

「老醜を晒す人々――私とアインシュタインとチャーチルと・・・」~老い① 

自覚は薄いが私もずいぶんと老いた――ようだ。 シモーヌ・ド・ボーヴォワールと上野千鶴子が、 偉人でももう老人は役に立たないとガンガン責めてくる。 あの人たちですらダメなのだから、いわんや私をやだ という話。 (写真:フォトAC) 【シモーヌ・ド・ボ…

「更新しました」~キース・アウト

教員免許更新制が廃止になるが、間違っても教師の働き方改革の一環として「先生たちを楽にさせるための政策」と曲げられないように注意しよう。更新制で困っているのは教師ではなく、文科省・教育委員会なのだ。 kieth-out.hatenablog.jp