カイト・カフェ

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「ブログを如何にせん」①~娘に負ける

 娘のシーナが子育て記録というか、子育てを通しての自分の成長記録というか、そんな感じのブログをやっていて、それが先日一周年になったそうです。
 本人に言わせると、
「つい先日、ひっそりと開設一周年を迎えました」
 しかしその下に書いてあった数字を見て、私はぶっ飛びました。
 投稿数 135、総アクセス数326,340(本日まで)

 私のブログは、先週末で
 投稿数2,468 総アクセス数341,579
 まもなく10周年を迎えます(ブログは10周年、文章自体は11年7か月)。
 シーナの10倍の歳月と18.3倍に及ぶ投稿数で築き上げてきた34万アクセスという数字を、二十歳そこそこのガキ娘(と言ってももう26歳ですが)が軽々と抜き去ろうとしているのです(もしかしたらもう抜かれている)。

 もちろん相手は子育てブログなので、「読者の多くは産育休中で日長一日いつでもPCやスマホを開ける人たちだから」とか、「少子化の日本で子育ても一人目か二人目、お互いに情報を求めてネット社会を駆け回っているからだ」とか、「目隠ししていないハーヴの写真をそこそこ載せていて、それがドラえもんミッキーマウスのような“ちょっといいキャラ”になっているからだ」とか、いろいろ難癖はつけられるのですが、
「一日のアクセスは900くらい。いい記事を書くと1,300とか1,500近くになることもある」
などと平然と言われると息を飲みます。しかもシーナはその数を多いとも思っていないのです。私のブログでは見たこともない数字なのに。

 もとを質せば学校で若い先生たちに語りかけるために書いた文章を、ネットに上げるようになっただけのものです。この世界で力を示そうというつもりはありません。
 それ以前のサイト中心時代も、結局は自分の思考の整理とか鍛錬とか、あるいは知識の記録庫として運営していたもので、アクセス・カウンタにはさほど興味もなかったのです。宣伝のための営業に出たこともありません。

 一度浮気をしてブログ・ランキングに登録してみたのですが、あれは結局自分のブログのカウンタを上げたい人の集会所ですから、他人のアクセス数を増やすために頑張ってくれたりはしません。それに小さなカテゴリに登録したらあっという間に1位になってしまい、それにしてもすごすぎるなと思ったら大半が――というより9割がた休眠状態なので1位になるのも難しくはなかったのです。それでやめました。

 そんなこんなしながら、しかし今も毎日100人を越える人が来てくれるからいいやと、至極満足していたのです。ところが娘の「一日平均900人」を聞いて、驚くことに何か心折れた感じになってしまったのです。
 何のために続けているのか。

 ブログをこれから如何にせん、サイトを如何にせん、自分自身を如何にせん――しかし何の妙案も浮かんでこないのです。

 ハァ。