2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
世間の耳目を集める大きな事件が起こると 議論は急速に高まって あらぬところに私たちを連れて行ってしまう しかし学校の安全対策に これ以上の力を使ってはならない 人的手当のない対策の上乗せは 学校や子どもを疲弊させるだけ で長続きもしない そんなこ…
私に子どもを亡くした経験はない しかし家族を亡くすかもしれないという想いはいつもあった そして私の場合 子どもが死ぬことを乗り越える方法はひとつしかないと思っていたというお話 (アルベルト・エデルフェルト 「子供の葬式」) 私に、子どもを亡くし…
私は宗教に心を寄せるが しかし信じない それは多くの宗教が 正義の実現を来世、またはいつか分からない未来に置くからだ 私は待てない 特に子どもの死を 神が放置するとしたら そんな神様は 私はいらないというお話 (ピーテル・パウル・ルーベンス 「ソロ…
乙姫というのは 悪意の誘惑者かもしれない 10歳の不登校Youtuber「少年革命家ゆたぽん」を支持する人々も そしてゆたぼん君自身も 無意識の あるいは悪意の誘惑者かもしれないというお話。 【悪意の城『竜宮』の罠】 「私家版:浦島太郎」を書いたのはもう…
10歳の不登校Youtuber「少年革命家ゆたぽん」とかいうのが出てきて 「宿題を強制する学校に嫌気がさした」とか 「先生に従う同級生がロボットにみえる」とか騒いで 盛り上がっているらしい 「学校は行きたいときに行く」主義らしい その主義を掲げて Youtu…
中国の諺に曰く 「上に政策あれば 下に対策あり」 家庭訪問はぜひとも必要と思う教師がいて どうしても来てほしいと願う保護者がいれば 「訪問は玄関先で」などと決めても自然に漏れていく 引き留める保護者を無碍に振り切って関係を悪くすることもない それ…
どうしようもないバカ息子にキレて・・・ しかしそれでも私の人生はうまく回る それとは別に この慌ただしい一週間の経験を通して 一番大切な人生の知恵は こういうことだったと 改めて思うことがあった というお話。 【トボケた息子に父親がキレる】 粗大ご…
息子のアキュラが突然九州へ転勤 学生時代から住み慣れた東京のアパートを去ることになった 知識があればアタフタせずに済んだのに 経験がないばかりにたいへんなことになる 特にリサイクル家電と粗大ごみの始末が・・・ というお話。 【アキュラ、東京を離…
この一週間 家族にさまざまなことがあってなかなか大変だった そこで学んだこと もしかしたら世の中に人には「あったりまえ」なのかもしれないが 世間知にはときどき大穴があったりして困ることも多いので いちおう列挙しておく というお話。 【紹介状を持っ…
ゴールデン・ウィーク中に ハーヴと一緒に池袋の「プラレール博」に行ってきた。 その会場情報(来年のために)と そこで見た子どもたちについて考えたこと というお話。 【池袋サンシャインシティ「プラレール博」】 大型連休中の話ですが、孫のハーヴを連…
クリムトの生涯は ウィーンの再開発とともにあった ウィーンの興隆がモダニズムを支えた そしてウィーンが終わるとき ウィーンモダンもクリムトも エゴン・シーレも終わってしまった というお話。 (グスタフ・クリムト「ベートーヴェン・フリーズ」《左側》…
国立新美術館の「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」は クリムトが時代と社会からどういう要請を受けて生まれてきたかを提示する そこには悲劇の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が生み出した新生ウィーンの たくましく発展する姿が重なる という…
東京都美術館で「クリムト展 ウィーンと日本 1900」を観てきた どんな場合も本物を観ることは重要なことだ 分からなかったものが 鮮やかに理解できることがある 都美術館では「ベートーヴェン・フリーズ」が圧倒的だった 壁のあの高さ あの大きさの「ベート…
文在寅大統領やドナルド・トランプ大統領の支持率は なぜ下がり切らないのだろう 今の状況は 私の学んできたことに あまりにも反する 少し立ち止まって考えてみることにした というお話 (エドワード・ジョン・ポインター 「シバ女王のソロモン王訪問」) 【…
もっとも児童虐待を発見しやすい組織が学校である したがって教師は 真剣な目で子どもたちを見続けなくてはならない しかし現在の状況で 果たして危うい命をすべて救い出すことができるだろうか 仕事を増やす一方で人は増やさず それで責任を負えというのは…
ほんとうにやりきれない交通事故が続いている しかしそれは必ず克服されるはずだ 場合によって 科学の進歩は驚くほど遅いが これまで思いもしなかったやりかたで 一気に時代を進めることもある 怖れず 令和の時代を生きて行こう というお話 【重大事故が相次…
平成は東アジアの安定が一気に崩された時代だった 世界で最も安定していた地域が 一気に流動的になった 令和はその流れを引き継ぐだろう 日本はその東はずれにあって 動かないことで東アジアの安定を主宰するだろうというお話 (ヘリコプター搭載護衛艦「い…
令和になって確実に言えることのひとつは 外国人労働者が増えること そしてその子弟が学校にくること しかしそれは必ずしも悪いことではない 子どもの教育を通して 外国人を日本に適応させることができるからだ きっとうまく行く ただひとつの不安要因を除き…
令和が始まって一週間 まだその姿は見えてこない しかし「令和はこうなる」と言った予兆は数年前からあった そのひとつは もう日本人は、第二次世界大戦の責任を引き継がないと心に決めた おそらくそういうことだというお話。 【大型連休明け。先生方、とに…
学校の登校日に合わせて書いているこのブログ 10連休も一緒に休むつもりだったけれど 改元の雰囲気が これほど盛り上がるとは思わなかった これを見過ごしてはいけない やはりこの機会にひとこと書いておこうというお話 【単なる時の変わり目が、人々の意…