カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ビートルズがやってきた!」〜ヤァ!ヤァ!ヤァ!

今日6月30日は51年前、ビートルズが最初で最後の来日をし、第一回の日本公演を行った日です(6/30・7/1・7/2の3日5公演)。 記録によるとブルーコメッツやブルージーンズが前座を務めたのはいいとしても、ザ・ドリフターズも出演したということになっ…

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「キース・アウト」 2017.06.29 沖縄県内教員、非正規16% 公立小中校全国ワースト 文科省調査

「ボケたのかもしれない」〜自分のありか

一か月ほど前、少し風邪っぽいこともあって近くの開業医にかかりました。いわば私の主治医のような医者です。 毎回のことですが「ついでに血圧もみましょう」と言うので台(注射台というのだそうです)の上に腕を載せると医者が怪訝な表情をします。 なんの…

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「キース・アウト」 2017.06.28 非正規の小中教員、4万人…担任や部活を指導諭

「昭和のサニブラウンは何をしていたのか」〜混血のスーパーアスリートはなぜ今日まで出なかったのだろう

昔、東南アジアのある国を旅行した際、ホテルの近くのコンビニに出かけて買い物をした帰り道で、現地の人にあいさつをされたことがあります。「おはようございます」 それがあまりにも流暢な日本語だったので思わず、「おはようございます」と返すとがっかり…

「独りぼっちの魔女」〜二人の女性の幸福と孤独②

高速道路でハンドルを5度傾けたまま走れば、いくらも進まないうちにガードレールか側壁にぶつかってしまいます。5度が3度でも、1度でも結果は同じです。わずかその程度の傾きでも大きな事故につながってしまうのです。 人間の性格とかこだわり・思い込みとい…

「幸福の王女」〜二人の女性の幸福と孤独①

先週金曜日の朝はいつものように、コーヒーを飲みながらテレビニュースを耳で聞き、手は携帯でニュースやらブログやらをチェックしていました。 毎朝、必ず確認しなければならないものがいくつかあるのです。 そのひとつが「KOKORO〜小林麻央のオフィシャル…

「なかなか大変な一週間だった」〜「バカが世界を動かしている」part2

妻の友人で数年前、長く続けたパートを辞めて家業である農家の仕事に勤しんでいた人がいます。農業でも力の発揮できた人のようです。 その人がこの秋から、『直売所+ミニレストラン・カフェ』のようなものを始めるのでパンフレットをつくってほしいという話…

「スズメを捕獲する」〜スズメの話③(最終)

スズメは昔から人間のそばで数を増やしてきた生き物です。 「雀百まで踊り忘れず(幼い時に身につけた習慣や若い時に覚えた道楽はいくつになっても直らない)」とか「欣喜雀躍(きんきじゃくやく:小躍りするほど大喜びをする)」とか、ことわざや四字熟語に…

「スズメはどこへ消えたのか」〜スズメの話②

上野公園の入り口の石囲いされた樹の陰で犬やハトやスズメのことをボンヤリと考えていた私は、そのあととんでもないことに気づきます。 ――そう言えばここ何年もスズメの群れを見た記憶がない・・・。 スズメと言えば「舌切りスズメ」の童話にあるような私た…

「オマエ、近づきすぎじゃないか?」〜スズメの話①

ブリューゲルの「バベルの塔」を見るついでに、もうひとつ美術展を見ておこうと計画したのが国立西洋美術館の「アルチンボルド展」。ところが何たる調査不足、上野公園の入り口のチケットセンターで入場券を買おうとしたらこれが20日(本日)からの開催な…

「バベル」〜東京都美術館『ブリューゲル「バベルの塔」展』

東京都美術館にブリューゲルの「バベルの塔」を見に行ってきました。 この絵自体は子どものころから知っていて、当時は画集か何かでドキドキしてみたものですが、大人になってからは印象派以降の絵画に心惹かれるところがあって、ルネッサンスだのバロックだ…

「バカが世界を動かしている」〜バカな子、オタクな子、意地悪な子

たいていの男の子がそうであるように、18歳の私はとても神経質で弱気で、そして根性なしの情けない青年でした。 その私に、今の私が駆けつけて何かアドバイスをするとしたら、それはこんなことです。「そんなに思いつめなくてもいい。世界はキミが思ってい…

「アウフヘーベン」〜遅れてきた人々の夢想

小池百合子という人はどうも日本語に難があるみたいで、ときどきとんでもないところに難しい英語を差し挟んで私たちを混乱させます。 ただしおそらくそれで相手を煙に巻こうとしているとか教養をひけらかしているとかではなく、ものを考えるときいつも英語が…

「アルバイト学生はどこに消えたのか」〜超売り手市場の狭間で④(拾遺)

現在の雇用状況と私たちの子どもたち(教え子や元教え子)について考えてきて、一応ケリをつけたつもりだったのですが、突然積み残したことがあることに気づきました。 この一連の文章の始まりは、予約を入れようと思った居酒屋が休業で、どうも原因は人手不…

「『予言:10年後の世界』なんてあてにならない」超売り手市場の狭間で③(最終)

「ニューヨークのビルのガラス扉の前で立ち止まったり、真っすぐ歩いて行ってぶつかったりするヤツはトーキョー帰りだ」というジョークがあるそうです。何しろ東京ではタクシーまで自動ドアですから。 歌手のマドンナは12年ぶりに来日した際、最初に発した…

「軽々に判断してはいけない」~仙台 中学生自殺事件③(最終 )

「仙台 中学生自殺事件」のような「いじめ」がらみの自殺事件があると、学校や教育委員会は大変な非難を受けることになります(不思議なことにこの国では、加害の児童生徒やその保護者が非難されることはありません)。 特に担任教師は鬼畜のごとく扱われ、…

「時間軸の問題」~仙台 中学生自殺事件」②

学校における「いじめ」が社会問題となってから少なくともすでに30年にはなります。 この間、子どもたちも学校もたくさんのことを学びました。 子どもたちは「いじめ」がいかに残酷な仕打ちであるか、重大な人権侵害であって時には友だちを死に追い込むこ…

「あまりにも残酷な風景」~仙台 中学生自殺事件①

「超売り手市場の狭間で」というタイトルでもう一回書く予定でしたが、緊急のことがあって先に延ばします。 緊急のことというのは「仙台 中学生自殺事件」あるいは「仙台 中学生 体罰いじめ 自殺事件」と呼ばれるニュースで新たな進展があったからです。 【…

「それですべての子どもたちが幸せなわけではない」~超売り手市場の狭間で②

6〜7年前の話です。 当時特別支援学校の高等部に勤務していた私の妻は、就職相談のため近隣に企業巡りをしていました。その日、訪れたのは国内でも有数の大企業の子会社で、説明に「○○株式会社 特例子会社」という表現がつく、従業員の大部分が障害者とい…

「それですべての子どもたちが幸せなわけではない」~超売り手市場の狭間で①

トランプ大統領がパリ協定からの離脱を宣言したことについてはアメリカ産業界からも危惧する声が出ていて、そのひとつは「省エネ産業の発展は80万人の雇用を生み出す可能性がある(それを見逃す手はない)」というものです。現在合衆国で石炭採掘に従事す…

「忖度」〜子どもの発言力と国会の行方

かつてこの言葉がこれほど評判になったことはなかったでしょうが、今やニュース番組を見ていると一日に何十回も聞かされます。 以前はほとんど使われることがなく読みも分からないという話もあります。しかし私の記憶によれば大学の入試の漢字練習帳には必ず…

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「キース・アウト」 2017.06.03 生徒に体罰、事情説明中の母にもけがさせる 長野の教諭

「取手市教委で何があったのか」〜事務局のいら立ち、学校の憂鬱

一昨年、茨城県取手市の中学3年生女生徒が自殺した問題で、これまでいじめを認めてこなかった取手市教育委員会が態度を一転、いじめを認め、両親に謝罪したことが波紋を広げています。 【経緯】 経緯を簡単にまとめると、 一昨年11月、女生徒が自宅で自殺…

「6月1日の話」〜1円玉の蘊蓄

6月になりました。衣替えです。 このブログ(元は私の勤務校で発行していたもの)では毎月朔日は「○月になりました」といった題で、wikipediaなどを参考に月名の由来だとか英語名の意味だとか、あるいは主な行事を列挙してところどころで蘊蓄を垂れ、一日分…