共にがんばろう


 わがままで身勝手、自国の利益にならないと一銭も出さないのに儲け仕事となるとあたりを憚らない、そのくせ偉そうに説教をたれたり正義をぶち上げたりする――アメリカは私にとって、そういう印象の国です。しかし一昨日のオバマ大統領就任演説を聴いていたりすると、やはりトップがこんなふうに、希望や団結を語る国はうらやましいなと思ったりもします。  中でも、マスコミで取り上げられた以下の部分は、甘いことばかり言う政治家とは異なり、ともにがんばろうとする若い指導者の、気概を感じます。  いま求められているのは、新たな責任の時代だ。困難を乗り越えるために全力を尽くすことが最も精神を満たし、人格を鍛えるのだと信じるすべての米国人が、不承不承ではなく、むしろ喜びをもって進んで責務を果たすことだ。  私は政治家ではなく一介の教員ですから、語りかける相手はせいぜいが児童か保護者です。しかしそういう児童や保護者に対して、夢や希望を語り、辛苦を共にすることを誓い、強い意志を示す、そんなときがあっていいはずだ、いや、なければならないとそんなふうに思いました。  子どもたちよ、お父さんお母さんたちよ、この苦難の先にきっとすばらしいことがある。そのためにも一緒にがんばろうよ、ということです。