カイト・カフェ

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「ジジイが自分の時代の終わりをAIに描かせる」~AIが人間に近づいてきた話⑤

 AIに絵を描かせるといっても、結局は人間だ。
 凡才が指示しても傑作は生まれない。
 私の描かせた絵は私レベル。私をはるかに越えた作品は、
 AIといえど生み出すことはできない。
という話。(写真:フォトAC)

【あくまでも人間が上に立つ】

 私の撮った写真がフォト・コンテストで入賞する可能性はあるのか――これはおそらくあります。私がいいと思った風景や光景を数千枚も撮り貯めて、プロに渡して選択してもらえばいのです。私だって何も考えずにシャッターを押しまくるわけではなく、一応「いい感じだな」と思うものを選んで撮影しているわけですから、その中に数千分の一の奇跡で、芸術的な1枚が紛れ込んでいる可能性もないわけではありません。プロは常に一定水準以上のものを仕上げてきますが、素人もまぐれ当たりでヒットを飛ばすこともあるのです。

 ところでこの場合の受賞の栄誉は、撮影した私に与えられるべきものでしょうか、それとも私に代わって選んでくれたプロの写真家の方でしょうか?
 もちろん後者です。プロの感性で選んだから受賞できたのであって、私に十分な芸術的センスがあったらそもそも何千枚も取る必要はなかったのです。せいぜい数百枚も撮ったところで満足して、大したことのない作品を応募していたに決まっています。

 昨日とりあげたAIを使って描いた絵で賞を取った話*1にしても、誰が優れていたかは、同じAIを使えば私にも同じレベルの作品が創れるかどうかと考えれば、自ずと答えが出て行きます。AIは「指示された通りに描く」「瞬時に描く」という点では人間を越えたかもしれませんが、芸術的に優れているのはやはり人間の方なのです。
 では、芸術というほどではない作品だったらどうでしょう?
*1:「AIに対する過剰な期待と怖れがあった」~AIが人間に近づいてきた話④


【作品「間もなく私たちの時代が終わる」】

 右は私がMicrosoft社のAI(Copilot)を使って描かせた「巨大隕石の落ちてくるのを不安に見上げる恐竜」の絵です。私の現在の心境「もうすぐ自分たちに時代が終わる」を表そうと描き始め、最初の絵から5回修正をかけて6枚目に提示されたものです。
 
 私としてはもっと緑の多い地球で、数十頭の首長恐竜の中の1頭だけが隕石に気づき、不安そうに空を見上げる、という絵にしたかったのですが、指示を出す度に変えなくてもいいところまで変えてしてしまう(首長恐竜が突然ティラノサウルスになってしまうなど)ので、ホトホト疲れ果ててこの辺りで妥協したのです。というか最初から、「この辺りで妥協」できる程度の気持ちしかなかったのです。ですからこの絵はこれでいいのですが、AIが万能ならもう少し気合を入れて頑張ってみたいと思うイメージも実はあるのです。それは関ヶ原の戦いです。

 私は歴史愛好家で、なおかつ映画「ジュラシック・パーク」で恐竜たちが一斉に動き始めて以来のCG(コンピュータ・グラフィック)ファンです。実写版の「宇宙戦艦ヤマト」でヤマトが浮かび上がるだけで涙があふれかけ、「ロード・オブ・ザ・リング」では「ペレンノール野の合戦」や「黒門の戦い」で何十万という兵士たちが一斉に動くさまを見て、完全に呑み込まれてしまうような人間です。あの迫力で関ケ原の合戦で表現できないか。
 できれば合戦の場にドローンを飛ばして、思い切り自由に空撮できればそれに越したことはありません。そこで――。

【短編CGドラマ「関ヶ原の戦い」の可能性】

問い:生成AIは、ネットで関ヶ原の戦いについて調べ、現地の写真を参考にして、戦いの最初から最後までがダイジェストで見られるような10分程度のCG動画をつくれるか。

回答:生成AIは、ネットで関ヶ原の戦いについて調べ、現地の写真を参考にして、戦いの最初から最後までがダイジェストで見られるような10分程度のCG動画を作成することが可能です。以下はその手順の概要です:

  1. データ収集: まず、関ヶ原の戦いに関する情報や資料をインターネット上で収集します。これは、歴史書、論文、記事、ウェブサイトなどのデジタルコンテンツを含みます。

  2. 現地の写真参考: 次に、関ヶ原の現地の写真や地図を収集します。これにより、戦場の地形や重要なランドマークをCGで再現することができます。

  3.  シナリオ作成: 収集したデータを基に、関ヶ原の戦いの流れをシナリオとして整理します。これは、戦いの重要なイベントや戦術を含むものです。

  4.  CGモデルの作成: シナリオに基づいて、戦場や兵士、武器などのCGモデルを作成します。このプロセスでは、3Dモデリングソフトウェアが使用されます。

  5.  アニメーションの作成: 作成したCGモデルをアニメーション化し、戦いのシーンを再現します。これには、キャラクターの動きや戦闘シーンのシミュレーションが含まれます。

  6. 編集とレンダリング: 最後に、アニメーションを編集し、10分程度のダイジェスト動画としてレンダリングします。音声や効果音、テキストの追加もこの段階で行います。

 このように、生成AIとCG技術を駆使すれば、関ヶ原の戦いのダイジェスト動画を作成することができます。しかし、高度な技術とリソースが必要となるため、専門のCG制作会社やAI開発チームが関与することが一般的です。
 他にも知りたいことがあれば、何でも聞いてくださいね。

 ホラね。やはり一から十まで丁寧に指示して教えてやらなければ、何もできないじゃないですか。教えれば完璧にやるとは思いますが。
(この稿、終了)