カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「例のあの件はどうなった?」~ホットミルク・異常アクセス・秋ドラマ

 ホットミルクは快眠を保証するか、
 私のブログが中国だけで「バズる」ことはあるのか。
 期待の新鋭脚本家はどんな見通しか――と、
 気になって書いたことのその後、
 ――という話。
(写真:フォトAC)

【ホットミルクは万能じゃない】

『「これを飲んだらいつでも眠れる」~ふたたび“一度起きたら二度と眠れない問題”について』
 夜、何度も目を覚ます。高齢者ですからそれは仕方ないにしても、目を覚ました後、二度と眠れない、そのくせ日中は眠くて困る、居眠り運転も心配だ、そこでふと思いついたのがホットミルク。一度飲んだら驚くほどよく眠れた。目覚めの回数はあまり変わりないが、トイレを済ませて布団に戻るとほどなく眠れる。眠れそうにないと思っていてもいつのまにか寝ている、ホットミルク万歳――それが上の記事の内容です。
 それから一か月、状況はどうなったか。

 簡単に言えば、「睡眠状況は割とうまく進んでいる」ということです。
 ただし、人間の心と体の中で起こるたいていのことには複合的な理由があって、ホットミルクを飲んだ、だから眠れますといった単純なものではないのかもしれません。記事の最後の方にも書きましたが、「眠れないかな?」と思ったときにふと頭に浮かぶ、
《でもホットミルクを飲んで気持ちも落ち着いているから、きっと大丈夫》
という暗示が一番の要因だという可能性もあります。
 また一か月前のあの時期、長年に渡って抱えてきた問題が解決して、夜中に目を覚ましてもそのことを考えずに済む、それも大きな要因かもしれません。いや、それが最大の要素かもしれない。

 先週、大学時代のミニ同窓会があって、そのついでに日中、美術館と博物館をハシゴするという無茶をしてきました。日ごろのトレーニングの甲斐もあって1日に歩いた歩数は1万9500歩。疲れはあまり感じませんでしたが、足の裏がずいぶんと痛くなりました。
 そのあとの飲み会はハイボール6杯を飲みながらの3時間の大激論。10時ごろ世話になっていた娘の家に帰って軽く汗を流し、布団に入ったのですが――、ナント、まったく眠れない。あれほど歩いてあれほど飲んで、ホットミルクまで飲んだのに眠れない。目がランランと輝いて、頭はジンジンと冴えわたり、夜中の2時半過ぎにようやく眠りについたものの午前4時15分に目覚めて起床。その日は1日、ボーっとしていました。
 9時まで議論していたのが一番の元凶かと思うのですが、あれだけの肉体疲労とアルコールにも打ち勝つ興奮というのも説明として不十分のような気もします。
 いずれにしろホットミルクが万能でないことだけは確かなようです。それが結論です。

【異常アクセスの行方】

「私のブログが東アジアに君臨するかもしれない」~技術の進歩がネット社会を腐らせる①
 中国とシンガポールから大量のアクセスがあり、このまま行けば私のブログも古くは「ホンダ」「ソニー」、最近では「BABYMETAL」「ピコ太郎」並みに海外でヒット、逆輸入で国内でもヒット、とんでもない収入をもたらすことになるかもしれないという話でしたが、調べたら中国・シンガポールからの閲覧者は本文を1秒も読まないで帰ってしまう幽霊閲覧者でした。有名になるどころか実際のアクセス数が分からなくなる悪玉閲覧者だったようです。
 現在のアクセス状況(昨日)は下の通り。寂しいですが、これが実際です。

【やはり栴檀は双葉の時から芳しいものだ】

『豪華すぎる、好青年過ぎる、怪しすぎる』~2025年秋ドラマのここがすごい④
 2025年の秋ドラマについて書いている中で、日本テレビの「良いこと悪いこと」について、
「欠点だらけなのに何か引きつける――(中略)『良いこと悪いこと』の脚本家のガクカワサキというのは知らない人ですが、しばらく注視していきたいと思います」
と書きました。しかしとんだ眼鏡違いだったのかもしれません。テンポが良くて場面展開もうまいので、推理物ということもあってグイグイ引き込まれる感じもありましたが、細かなところで破綻だらけ、ツッコミどころ満載といった欠点はそのままで物語の面白さも失速し始めています。
 初期のスピルバーグも欠点だらけでしたが、鑑賞者の気持ちをワシ掴みにして最後まで引っ張っていく力がありました。栴檀はやはり双葉より芳しいのです。ガクカワサキ氏の評価、訂正して、撤回します。
「もちろん大したことのないまま、ということもありますが」と、先に言い訳を書いておいて本当に良かったと思っています。