結局、いい仕事なのだ

 ちょうど一週間前、9月26日の朝日新聞「ベテラン教員 すり減る意欲」という記事が出ていました。それによると、 「今の仕事が楽しい」かどうかを尋ねたところ、教員で「そう思う」と答えたのは、30歳未満80%、30代75%に対し、40代67%、50歳以上59%と中高年で急降下した。 「今の仕事を続けたい」も30歳未満、30代ともに76%、40代74%だったのが、50歳以上55%と急落。「今の仕事にとても生きがいを感じる」も30歳未満74%、30代73%に対し、40代69%、50歳以上62%と低下した。 のだそうです。それに対して、  企業の従業員の場合は、「続けたい」と答えたのは30歳未満の39%が50歳以上で52%に、「生きがいを感じる」も30歳未満の23%が50歳以上で32%になるなど、ベテランほど働きがいが増す傾向がある。  ああそういうものかと思う人もいれば、やっぱりそうだよな中高年、疲れているよなと思う人もいるかと思います。しかし朝日新聞の分析はこれでいいのかと首を傾げた人は少なくないはずです。  右はその記事に添付されていたグラフですが、誰が見ても驚くのは教員の仕事に対する意欲の高さです。 「今の仕事にとても生きがいを感じる」などは、企業従業員で最も高い50代と並べてもまだ2倍近くもあります。 「今の仕事を続けたい」が50代で突然落ちるのは、続けたいと願っても続けられない現実があるからでしょう。落ち切ってもなお企業従業員より高い割合を示しています。  教員志望の学生たちに見せてやりたい記事ですね。そしてこんなふうに言うのです。 「あれやこれやと言われても、教員ってこんなにいい仕事なんだよ」ってね。  しかしこの朝日新聞の記事、ついでのように書いてあった以下の部分はとても問題だと思うのですが、どうしてこちらをあつかわなかったのでしょう?  調査では教員のストレスについても調べた。「仕事を終えたとき疲れきっている」は69%(企業従業員50%)、「朝、起きたときから疲れきっている」は44%(39%)、「仕事が忙しいので睡眠時間を削っている」は39%(17%)。特に1日の平均睡眠時間が5時間未満なのは14%だった。