「後期研修がんばろう」~おかげで海外旅行にも行けないけれど

 夏休みがあっという間に終わり、後期研修が始まります。

 

 特にここ10年余りは、「公費で賄っている教員を夏中遊ばせておいていいものか」という世論を慮り、できる限り教員を学校に留め研修を受けさせようといった施策が数多く打たれるようになっています。おかげで1ドル=76円台だというのに本校の先生のだれ一人海外旅行にも出られず、聞けば“一日だけ遊びに行ってきました”だの“お盆は実家でゆっくり過ごさせてもらいました”だの、小ぢんまりとした報告しかさっぱり伝わってきません。

 しかしこんなことでいいのでしょうか?

 

 だれも問題にしようとはしませんが、ドイツに行ったこともない者がルール工業地帯やマルチン・ルターについて語り、合衆国に行ったこともない者がアパラチア山脈がどうだのリンカーンがどうだのと言っているのは、やはり何か筋が違うような気がします。

 

 しかし「教師の指導力が高まらない! 毎年5人に一人くらいの割合で海外研修を積ませるべきだ!」といった世論はさっぱり起こってきませんし、自費で行こうにも行くだけの時間的余裕を与えてくれません(8月11日と15日に重要会議を入れるな!)。

 やはり何か間違っていますよね。

 

 例年と同じく、何かすっきりとしない夏の終わりですが、ま、しかし間もなく子どもが学校に来ます。その子たちの笑顔を励みとして、後期研修もがんばって行きましょう!