「レジ袋悪者説、小売店捏造疑惑について」

 レジ袋有料化の現場に立って
 やはりこれは何かおかしい
 もしかしたら誰かの仕掛けた
 陰謀なのかもしれないと思った

というお話。

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【エコバッグ生活】

 また改めて書くこともあろうかと思いますが、事情があってここ10日間ほどを、東京で生活しています。
 ほぼ毎日買い物をして三食つくって食べていますが、妻が料理上手ということもあって日ごろは台所に立つことがなく、自炊生活は十数年前の単身赴任以来です。

 料理といっても大したことができるわけでもなく、超「具だくさん」の味噌汁をつくってあとは1~2品の総菜といった感じで(それでいいと料理研究家土井勝先生が言っていた)結構いい加減なのですが、十数年前の自炊とは一つだけ違っていることがあります。
 それはスーパーに行く際エコバッグを持て行かなければならないことです。正直に言えば、エコバッグを持っていくつもりでしばしば忘れる生活をしている、ということです。

 忘れると当然レジ袋を購入しなければならないのですが、その代金が6円。ごみの分別や保管に便利なのであるとありがたく、欲しいことは欲しいのですが、6円という金額にはやはり抵抗があります。

 東京の郊外の都市の、繁華街の外れにあるスーパーで、そこより先はずっと住宅街なので終始人が絶えない、たいへんな人気店です。
 もちろん常連客ばかりなのでエコバッグの持参者の方が圧倒的に多いのですが、かつてこの人たちに無料でレジ袋を渡していた時期、店はどれくらいの経費を使っていたのかと考えさせられました。

 ものすごく少なく見積もって1日3000枚、原価1枚2円として1日6000円、年間で219万円になります。レジ袋有料化でそれが1銭もかからなくなると同時に、私のような間抜けが毎日30人ほどいて(それだってうんと控えめな数字ですが)1枚6円で買ってくれるとすれば差し引き4円の儲け、1日120円、年間42720円です。払わなくて済むようになったお金と入るようになったお金、合わせて2232720円は全部店の儲けです。

 一店でやれば客を逃すだけですが、みんなでやれば怖くない――。

 環境保護のためのレジ袋を削減しようと呼びかけたのは、もしかしたら世界中の小売業者の組合ではないかと私が疑うのはそのためです。
 犯罪捜査の基本は、誰がその犯罪で得をしたのか、疑うことから始まります。

【レジ袋有料化に対する疑念】

 このブログではレジ袋有料化にについて、昨年二回にわたって扱いました。

kite-cafe.hatenablog.com

kite-cafe.hatenablog.com さらに今回調べなおしたら、10年前の7月にも一度、触れています。

kite-cafe.hatenablog.com レジ袋の廃止という話はずいぶん昔からあった話なのです。

 ただ10年前は今のようにマイクロプラスチックが何とかという話ではなく、レジ袋をなくせば原料のナフサ、ひいては原油の節約になるという説明でした。店に持参するバッグがが「エコバッグ」と呼ばれたのはそのためです。
 しかし私は、こういう話になるとトンとついていけないのです。

 私の頭の中にある“原油”というのはナフサやガソリンや軽油重油などが混ざり合ったもので、原油全体の使用量を減らさないとナフサも減らない、逆に言えば「ナフサはもう半分でいいから半分にしよう」というと、ガソリンも軽油重油もみんな半分になってしまうものです。

 確かにこれだと節約になりますが、ガソリンや灯油がレジ袋のせいで半分になっていいのかと首をかしげたものでした。

【マイクロプラスチック海洋汚染説】

 最近のレジ袋廃止論は海に流されるマイクロプラスチックを減らすためということですが、これも私には分からない。マイクロプラスチックの何が悪いかの、よく理解できないのです。

 ネットで調べると、マイクロプラスチックはまず魚介類の身体に蓄積・凝縮され、その魚介を食べた人間の体でさらに蓄積・凝縮される、とあります。その段階でもうわからなくなってきます。
 蓄積される――どこに? ということです。

 マイクロプラスチックは環境中に存在する微小なプラスチック片で、水にも溶けず分解さえることもないとされています。いわばプラスチックの砂です。

 ところで先日、料理はうまいものの仕事の雑な妻が、砂抜きをいい加減にしたままシジミの味噌汁を作ったのです。それを面倒くさがり屋の私が大部分飲み干してしまったのですがあの時の “砂”はどこに蓄積されているのでしょう?

 一番考えやすいのはニワトリやアヒルのような砂嚢(いわゆるスナギモ)が人間にもあって、マイクロプラスチックとともに砂はそこに保管されている、ということになりますが、そんな内臓、勉強したような、しなかったような、あれ? 膵臓って何をする臓器だっけ?

 さらに調べていくと、マイクロプラスチックはPCBやダイオキシンといった猛毒を付けやすく、人間に害を及ぼすのはマイクロプラスチック本体ではなくそこに付着する猛毒の方だという話が聴こえてきます。
 ほら見ろやっぱり出てきたダイオキシンです。

 日ごろはまったく注目されていないのに、時々金科玉条のように出てくる猛毒ダイオキシン
 青酸カリの60倍を超える毒性をもち、普通の焼却炉等だと何を燃やしても必ず出てくる恐ろしい物質。そこで学校はいち早く焼却炉を閉じ、おかげで児童名簿だの成績表だの、マル秘文書だらけの学校は機密保持にたいへんなエネルギーと金を注ぐことになったのです。それまではただ燃やせばいいだけだったのに。

 以来二十余年。
 何を燃やしても発生するということでいえば最もハイリスクな消防士、あるいは焼き鳥屋、ウナギ屋など日常的に煙を浴びる職業の人たちが一人もダイオキシンで死ななかったせいか、いつの間にかこの問題は消えてしまいました。

 ダイオキシンについて誰も何も言わなくなったのは、ちょうど全国の地方公共団体に大規模なごみ焼却システムが整い、効率の良い収集システムが完成したころです。

 どうやらダイオキシンは大した問題ではないらしいということになったのですが、しかし焼却炉は復活せず、教員にとって今も機密保持は複雑で面倒な仕事のままです。
 ちなみに焼却炉が復活しないのは、煙害のせいだといいます。煙害のせいでなくしたわけではなかったはずですが。

【コンビニ弁当はどこへ行く?】

 さて、そこで再びマイクロプラスチックです。
 レジ袋がマイクロプラスチックとなって海洋を汚染する仕組みについてネットでは、
 「例えばコンビニでお弁当を買って公園で食べるとしますよね。そのあと出たごみをどうしますか? 公園の植え込みの中に隠すでしょ?」
 それが風雨で劣化して細かなプラスチック片になり、側溝を流れ川に入り、山を下り、谷を走り、海に流れ込むころにはマイクロプラスチック微細粒子になる、と話は続くのですが、その前に言いたいことがあります。

 コンビニで買った弁当、食べ終わった後で植え込みになんか置いたりしねーよ! 海の中には大量のプラスチックゴミがあってそれがマイクロプラスチックとなって海洋生物の体内に入る、そこまでは同意しても良いのですがその前後のこと、
 大量のプラスチックごみはどのようにして海に入るのか
 少なくとも日本人はどれほどのプラスチックを海に投棄しているのか
 そしてマイクロプラスチックは人間にどのような影響を与えるのか、
 その部分に明確な説明のない限り、私は「レジ袋悪者説、小売店捏造疑惑」を取り下げる気には、まったくなりません。