「日本みたいにやれや!」〜私のレジスタンス(レジ袋に関するスタンス)1

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  妻の帰宅が遅くなることもあって、お弁当屋さんで母と私の二人分の弁当を買って車に乗り込み、ふと考えてしまいました。

 環境省の専門委員会でスーパーやコンビニのレジ袋を有料化しようと検討しているようですが、お弁当屋さんの袋もなくなってしまうのでしょうか? 汁物もあるので適切な大きさの袋でないと不便もあります。だからといってそれぞれに合わせたバッグを数種類そろえて行くのも簡単ではありません。

 

 

【レジ袋がもらえないと困るでしょ】

 最初から大量の買い物をするつもりで出かけるスーパーマーケットやホームセンターはいいのです。そのつもりで適当なエコバッグや買い物かごも持って行けます。実際、我が家でも妻はそうしています。

 

 しかしよく言われるように、ふらっと立ち寄ることの多いコンビニにわざわざ大きな買い物かごを持って行く人はいないでしょう。都会のサラリーマンが仕事帰りにちょっと寄って缶ビール2本におつまみ2袋、雑誌1冊を買って帰るという時、果たして手元にエコバッグの用意などあるでしょうか? もちろん両手で持つには厄介な量です。

 

 結局、レジ袋を買うかビールを1本減らすか、はたまた買い物そのものを諦めて帰宅するか、それしかなくなってしまいます。店側から見ると袋代5円を余計に儲けるか、ビール1本分を損するか、はたまた買い物客ひとりをまるまる逃すかといった違いになります。

 

 

【レジ袋って必要だよね。ムダにならないよね。】

 正直言って私はレジ袋が大好きなのです。

 夏場など、生ごみは小さなレジ袋に入れてキュッと口を結べば匂いを拡散させずに済みます。ペットのトイレシートも同じです。

 スチール缶やアルミ缶、ビン類は色別にと、きめ細かに行わなければならない分別もレジ袋を使えばたいていは便利にできます。

 

 教員はやたらと持ち帰り仕事が多いので、夏休みの宿題帳だの研究授業の資料だのはすべてレジ袋を使っての移動です。いくらなんでも週に一回は家で洗濯したい運動着、給食着、夏は毎日持ち帰る水着。出張で他校を訪問するためのスリッパ・上履き、研修のためのさまざまな用具、それらも同じです。

 

 そんな素晴らしいレジ袋がなくなるのは困る――それが私の第一のレジスタンス(レジ袋に関するスタンス)です。

 

 

【しかし何か変だ】

 ところでレジ袋の有料化は、プラスチックによる海洋汚染が深刻になる中、レジ袋を含む総合的な対策を進めて汚染防止につなげる2018.10.19 日経新聞)ためだそうですが、これって何か変じゃありません?

 

 アメリカのスターバックスプラスチックストローをやめるというニュースを聞いた時も思ったのですが、皆さん、レジ袋やプラスチックストロー、ペットボトルなど、どうやって始末しています?

 

 日経新聞は、

 国内では年約900万トンのプラスチックごみが排出されており、そのうち約400万トンが包装容器やペットボトル、レジ袋といった使い捨てプラスチックだ。家庭などから出る一般廃棄物の比率が約8割を占める

と言いますが、これって全部川や海に投げ込まれているわけではありませんよね? 大半は、と言うより、ほとんど全部は分別したりしなかったしながらも市町村の収集車に持って行ってもらっていません?

 

 我が家の場合は今年の台風の日、自転車のサドルに雨除けのつもりで被せておいたレジ袋が風でどこかに飛んで行ってしまい、もしかしたらあれが回りまわって川から海まで流れ着いて海洋を汚したかもしれませんが、海洋投棄はその程度です。

 

 日本全体を見回しても、海や川にレジ袋やストローを流しているのは、おそらくごくわずかな不心得者と犯罪的不法投棄者だけです。そんなごくわずかな例外のために、日本全体でレジ袋をなくしていくことにどういう意味があるのでしょう?

 

 日本人は頑張っているのです。にもかかわらず“海洋汚染防止のために日本もレジ袋をなくします”というのは、頑張っている日本人に対する冒とくです。

 

 

【私たちのすべきこと】

 そりゃあアメリカ人はダメかもしれません。アメリカ人に限らず日本人以外全部ダメということもあるかもしれません(2007/9/10信念をもってがんばろう! - エデュズ・カフェが、その場合私たちのすべきは、欧米に合わせてレジ袋やプラスチック・ストローをなくすことではなく、世界にゴミの分別を教え、持ち帰りを奨励することじゃないかと思うのです。

 

 そんなことできるはずがないと言われたら、日本人はやっていると言えばいい。

 やればできる! 日本みたいにやれや! ということです。

 

                            (この稿、続く)