カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「仕事に役立つ文具術」⑥〜書く

【ボールペン】

 赤も黒もペンテル社の「Hybrid」を愛用しています。

 水性で万年筆で書いたのとよく似た味わいがあり、滑りすぎず引っかからず、非常によい感じで手になじみます。慣れということもありますがこれ以外のボールペンの使用は考えられません。
 据え置き用と持ち運び用で、計6本を常に置いています。

 ところで若いころ、私はボールペンをほとんど使いきったことがありませんでした。すぐになくしてしまうのです。ものの扱いがしっかりしていて軸の中でインクがとても短くなったボールペンを持っている人が、ほんとうに格好良く見え、羨ましかったものです。

 ところがある時、ふと思いついてボールペンに名前をつけるようにしました。付箋紙を短く切って印を押し、軸の中に入れておくだけのことです(写真の丸印のところ)。ところがこれが効果てきめんで、置き忘れたボールペンはほぼ100%確実に戻ってくるようになりました。以後ボールペン購入は芯だけとなっています。芯だけですから名札を入れ直すこともありません。
 私の発明の中で、もっともすぐれたものだと自負しています。

【マーカー】

 ペンテル社Handy-line黄色を使っています。
 マーカーは10年以上前から黄色しか持ちません。黄色にはほかの色にはない特別に優れた性質があるからです。コピー機にかけたとき、黄色は検出できないのです。

 何か書類をもらってそれをマーキングし、あとで誰かに増し刷りしようとしたとき、マーカーの跡は非常に邪魔です。汚れのように映し出されて見にくいし、マーキングは個性ですから読み取られるのもいやです。そんなとき黄色はとても便利です(ただし蛍光色のマーカーは一部薄く検視しますし、濃い黄色もだめです。そこで多少の選択が必要になってきます)。

 写真のマーカーはたまたま景品としてもらったものですが、驚いたことにノック式です。マーカーを使うときは同時にペンを使って激しく持ち替えている場合が多く、キャップを外して机上に置いたマーカーが書類を汚したり、放置しているうちに色が濃くなったりと困ることが少なくありませんでした。ノック式だと問題はほとんどなくなります。色合いもちょうどいい感じでした。ただしHandy-lineはやや乾きやすく、長持ちしない印象もあります。

 黄色のマーカーはコピーを騙す、というのは私の全くのオリジナルな発見で誰も知らないだろうと自負していたのですが、ある日気がつくと大部分の人たちが黄色になっていました。やはり自然に気がつくものなのですね。

シャープペンシル

 シャープペンシルは基本的に使いません。しかし必要なこともあるので持つようにしています。
 写真は、これももらいもので、ボールペン(赤・黒)とシャープペンシルが、一本の軸に入っています。「TANIEVER 4F-CL」という商品ですが、何がいいかと言うと軸のお尻の部分がシャチハタ式の印鑑になっているのです。印鑑は持ち忘れも多いものですから、シャープペンと一緒だと非常に便利です。