人間として、日本人として、男性としてあるいは女性として、またあるいは大人として、小学生として、社会人として・・・あたまにつく言葉は何であってもいいのですが、ある立場から見て当たり前のことが何の苦もなく平然とできるとしたら、あとのことはずっとやり易くなるはずです。
「凡事徹底」というのは、当たり前のことを当たり前にやる、徹底してやることをいいますが、子どもたちにその意味と価値を知らせることは容易ではありません。
「当たり前のこと」というのは、誰にでもできることでありかつ生きていく上で大切な事柄です。誰にでもできる事ですから普通の子はできなくてはなりません。
それを一所懸命頑張るところにその人間の価値が生まれます。そこには誠実であること、努力家であること、物や事や人に対して真摯でありまじめである様子が伺えます。
私たちの子どもはそうでなくてはいけません。
これについて昨日、私は実にすてきな言い方を教えてもらいました。それは、
「当たり前のことを、バカみたいに、きちんとやる」
というものです。
「凡事徹底」よりは遥かに分かり易く、美しい言葉ではありませんか。