カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「不審者が、いつまでたっても不審のまま!」~小学校一年生の不思議な証言

 一昨日の夕方、1年生の女の子が不審者に腕をつかまれという話があり、昨日、調査しました。話を聞いてもさっぱり要領を得ないので現地まで行って丁寧に実況見分すると、犯人は・・・
「つかんだ手しか見ていないのだけれど、それは私よりちょっと大きいくらいの手で、大学生みたいな、白いキャップをかぶった、女にしか見えない、男のおばあさん」
ということでした(ほとんど怪物状態)。

 仕方がないので家まで行くと、ちょうどお母さんがおられて「その話なら分かってます。知らないおばあさんにお菓子をもらったので、その方にはお礼を言い、この子には知らない人からお菓子などをもらってはいけない、と言っておきました」とのことでした。

 そういえば先々週の不審者情報の犯人は
「黒い帽子に黒い手袋、黒いシャツに黒のズボンをはいた、サングラスにマスクをかけた男」
でした(絵に描いてもこうはならない)。
 何か怖いと思うようなことがあったのは事実でしょう。しかし1年生の記憶はどこかむちゃくちゃです。

 思い出せないことを訊ねられるとどんどん記憶をつくってしまい、自分でも信じ込んでします。低学年児童の記憶というのは、こういうものだと。勉強を教える上でも役に立つことのように思いました。
(それにしても捜査の30分間はたいへんでした。トホホ)