カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2019-01-01から1年間の記事一覧

「ナビ不明、振り回されての石巻」~まじめな旅行のあきれた事件簿②

「街や道路の様子が変わってしまい ナビが利かないよ」 そんなアドバイスを受けて出かけた東北旅行 しかしここまで振り回されるとは思わなかった という話。 他に石巻の様子など。 (石ノ森キャラいっぱいの石巻駅) 【有益な二つのアドバイス】 私より少し…

常識的に考えてありえないことは、実際にない

更新しました。 「キース・アウト」 2019.09.25教員4人が同僚にいじめ「羽交い締めされ激辛カレー」 [朝日新聞 10月 4日] PC版 ↓ www5a.biglobe.ne.jp スマホ版 ↓ kieth-out.hatenablog.jp

「とぼけた話の往路四題」~まじめな旅行のあきれた事件簿①

往路は歴史と文学の旅 帰路は震災を想う旅 かなりまじめな旅行のつもりだったが事故は起こる 「そんなアホな」と思うことの往路4連発! 『知らなければ観光地ですらない』 『制限速度120㎞/hの不満』 『Uターンを2回』 『寝室 奇抜』 という話。 (見る…

「指の間から零れ落ちていく命」~被災地をめぐる旅⑦ 

2011年3月11日 大川小学校職員はとんでもないミスによって 74人の尊い命をなくしてしまった しかし彼らだけが愚かだったわけでも 無知だったわけでもない それはわずかな運命の差でしかなかったという話。 (写真ACからの写真) 【他の学校の実際】 大川小学…

「完璧な避難・心の準備」~被災地をめぐる旅⑥

突然の地震・津波であったにもかかわらず 十分な計画と準備のできていた学校がいくつかある 彼らはどのようにして準備を重ね 避難することができたのだろうか というお話。 (仙台市立荒浜小学校屋上から海を望む) 【石巻市立門脇小学校から】 一日目の終わ…

「大川小学校の校長に責任がある」~被災地をめぐる旅⑤ 

高台に避難せず校庭に留まった空白の50分間 教頭はさかんに校長に連絡を取ろうとしていた そのとき校長はどういう対応をしたのか―― 今となってはわからないが いずれにしろ 校長に責任がある というお話。 (石巻市立大川小学校跡地《パノラマ画像3》) 【校…

「誰も書かなかった『あのとき大川小学校でほんとうに起こったこと』」~被災地をめぐる旅④

なぜあの日 大川小学校の職員はぎりぎりまで子どもを避難させなかったのか なぜあの時 目の前の山に登ることを考えなかったのか なぜ 大した高台でもない「三角地帯」をめざしたのか なぜ 県道を通らず 細い裏道を通って避難しようとしたのか ――私は知ってい…

「旅の目的、繋がらない大川小学校の記憶の断片」~被災地をめぐる旅③ 

石巻市立大川小学校跡地にきて ようやく旅の目的に気づいた 私はここに来たかったのだ ここにきてあの日を感じたかった 同じ教師として あの日の大川小学校職員がどう誤ったのか それを感じ取りたかったというお話。(石巻市立大川小学校跡地《パノラマ画像…

「危険な場所こそ安全という逆説」~被災地をめぐる旅② 

「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」は 校舎が丸ごと津波に飲み込まれた気仙沼向洋高校を震災遺構として残したもの ここではきちんとした避難マニュアルと教職員の臨機応変な判断 教師たちのプロフェッショナルな行動力と若干の運によって 全員無事避難で…

「何もない・すべてが新しい」~被災地をめぐる旅①

岩手で参加した結婚式の帰り道に 東日本大震災の被災地を巡ってきた 復興が進み 震災の爪痕はほとんど見られない ただ不自然に何もない土地が広がっていたり 巨大造成地のような新しい町並みが広がっているだけだった・・・がというお話。(陸中海岸) 【そ…

「『永訣の朝』と宮沢賢治三昧」~記念館と童話村

宮沢賢治と聞くと まず胸が苦しくなる 「決別の朝」に関する苦い思い出があるからだ そのことを思い出しながら 「宮沢賢治記念館」と「宮沢賢治童話村」を回ったというお話。(「宮沢賢治記念館」玄関にて) 【「永訣の朝」のこと】 宮沢賢治については手痛…

「義経と、金売り吉次と、マルコ・ポーロ」~中尊寺で思い出したこと

中尊寺へ行ってきた 私にとっては小学生のころから ずっと気になっていた場所だ 耳に笛と琵琶の曲が流れる 金銀螺鈿(らでん)で飾られた数百の塔楼が見える 野に武者たちの死体が累々と重なりながら広がる そういう幻想を見た というお話。 【NHK大河ド…

教師はすべてのルールを説明可能なものにしておくことが望ましい・・・が。

更新しました。 「キース・アウト」 2019.09.14 筆算の線、手書きダメ? 小5、160問「書き直し」 [西日本新聞 9月24日] PC版 ↓ www5a.biglobe.ne.jp スマホ版↓ kieth-out.hatenablog.jp

「行きたいところが多すぎて立てられなかった旅行計画が、一発で決まってしまった話」

結婚式のために岩手まで行くことになった せっかくのことだから観光も そう思ったが行きたいところがたくさんあって計画が立てられない ところが秘策があって それですべてが一発で決まってしまった というお話。 (photoAC より) 【旅行計画が立てられない…

「久しぶりに招かれて、結婚式や披露宴はやはりやっておくべきだと思った」

久しぶりに結婚式に招かれて考えた やはり人並みに 式と披露宴はやるべきだ それは本人のためでもあるが 周囲を幸せにする 絶好の機会だからだというお話。 【久しぶりに結婚式に招かれた】 岩手県で結婚式があって夫婦で参列してきました。娘婿のエージュの…

「私のキャッシュレス元年」  

東京に行って ひょうんなことから キャッシュレス生活が始まった 私にもできる しかしこの違和感は何なのだろう?というお話。 【交通キャッシュレス】 東京に行くのに珍しく指定席を取りました。いつもと違って空いている時間を選ぶことができなかったから…

「『芸術の価値の分からない人間』の芸術的価値について」

国立西洋美術館に「松方コレクション展」を観に行ってきた そこで自分がいかに芸術の分からない人間か痛感してきた しかしそんな私でも 役立っていることがあるに違いないというお話。 【国立西洋美術館「松方コレクション展」に滑り込む】 国立西洋美術館に…

「自分の子どもを東大か医学部に入れる(ほぼ)確実な方法」~佐藤ママとボーク重子さんの話

優秀な子どもを育てた母親の持てはやされる昨今 しかし私は疑問だ まったく違う育て方で 同じように優秀な子が育つというところがわからない もっとも 答えは案外 簡単なのかもしれないというお話。 (オックスフォード クライストチャーチ 写真ACより) 【秀…

「祭りの準備に船頭が多すぎた話」~敬老の日に重ねて

地区の祭りの準備に行ってきた 参加者は老人がほとんど しかし口は多い 船頭多くして何とやら なかなか面倒くさいが 年寄にはそれが必要なのだ というお話。 (写真ACより) 【祭りの準備に行ってきた】 地区の神社が秋の大祭で、その準備に行ってきました。4…

「学校の働き方改革は、学校と教員と地域とPTAを潰すことにしかならない」という件について 

更新しました。 「キース・アウト」 2019.09.14 教員志望者を増やしたいなら、やりがいを伝えようとするだけではダメだ [Yahoo! Japanニュース 9月13日] PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2019/kieth1909b.htm#i2 スマホ版→https://…

「子どもたちに改めて伝えたいこと」~働く日本人の話③

畑は一日たりとも疎かにできない だから農耕民族は勤勉にならざるを得ない 古来、日本人は家族とともに働き 家族の中で生きてきた 家族の持つ職業の中で自己実現を図るのが当然だった その遺風はいまも残っていて だから職場は居心地がよく だから働くことは…

「世の中は大したものではないと、子どもたちに教えたい」~働く日本人の話②

社会は甘くない 怠けるやつはすぐに蹴落とされる だから今のうちから実力をつけておけ ――私たちはついついそんな言い方をしてしまうが 考えてみると世の中 中途半端な大人は山ほどいるじゃないか 世の中は案外、大したことではなく楽しいものだと教えたいと…

「会社は僕らのコミックマーケットだ」~働く日本人の話①

台風15号の去った後の首都圏では 駅前に鉄道やバスの再開を待つ人々が長蛇の列をつくった その列を見て首を傾げる人 呆れる人 怒る人・・・ しかし私には並ぶ人の気持ちの方がよく分かるのだ というお話。 (写真はイメージ。津田沼駅とは関係ありません) …

「校則はくだらなければくだらないほどいい」~校則の話⑦

スカート丈や髪染め、下着の色指定などが理不尽な校則だとして ブラック校則批判の人たちは どこまで子どもを自由にしたら納得するのだろう 小中学生のピアスやタトゥーも許されるべきなのか そう考えていくと いかにもくだらない現在の校則の価値が見えてく…

「デビューさせるな=『下着は白』の誕生」~校則の話⑥

(ジョン・エヴァレット・ミレー「連隊の子」) 【統合の象徴としてのファッション】 先週の最後の一節は、 ファッション・アイテムが指定暴力団の金バッジのような働きを担うようになる というものでした。 これは普遍的といってもいい継続的な傾向で、古く…

「“その他大勢のひとり”でいるのは嫌だ!」~校則の話⑤

すべて子どもは、誰かに誉められたいと思っている いい奴だ すごい奴だと言われたいと思っている 学校の場合 勉強のできる子 スポーツや芸術で活躍できる子 特別の趣味を持っている子は いきいきと生きていける しかしそうでない子は 何を以て差別化を図れば…

「心のサインの発生装置」~校則の話④

「子どものサインを見逃すな」と言う しかし教室というところは 有象無象のさまざまなサインが同時に出ている場所なのだ その中から 重要なサイン 危険なサインを紡ぎ出すには サイン発生装置・識別装置が必要になってくる “校則”は その装置の 重要なひとつ…

「校則には四つの目的がある」~校則の話③

校則には四つの目的がある 秩序をまもること 危険回避 公平を守るため そしてもうひとつ 目的が四つもあるから内容は山ほどになってしまうが しかし大丈夫 校則なんて全部覚える必要はないのだ というお話。 (フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー…

「学校は子どもの来るところではない」~校則の話②

決まりをつくって押し付けることで 先生たちは楽をしようとしている という言い方がある 冗談じゃない 決まりがあるから守らせる大変さがあるのだ 校則なんてない方がお互いに楽なことは目に見えている ただし それでいいのかどうかは疑問だ 学校に子どもは…

学校の先生は、“言葉のできない外国籍の子どもに日本語のIQテストをしているらしい”と考える愚かしさ

更新しました。 「キース・アウト」 2019.09.02外国籍の子どもを特別支援学級に追いやる教育は外国人労働者に頼ろうとしている日本として恥ずかしくないか [Yahoo! Japanニュース 9月2日] PC版↓ www5a.biglobe.ne.jp スマホ版↓ kieth-out.hatenablog.jp