「私のキャッシュレス元年」  

 東京に行って ひょうんなことから
 キャッシュレス生活が始まった
 私にもできる
 しかしこの違和感は何なのだろう?

というお話。
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【交通キャッシュレス】

 東京に行くのに珍しく指定席を取りました。いつもと違って空いている時間を選ぶことができなかったからです。
 Web予約の「えきねっと」を使ったのですが、困ったことに、駅で改めて切符を買わなくてはいけないのです。困ったというのはそのときカード決済でなくてはなりません。
昔、カードを差し込んだところで暗証番号が頭から飛んでしまい、それ以来トラウマで少々敬遠気味なのです。もっとも、人間、同じ間違いをそう何度も繰り返すものではありません。
 駅に行って券売機にカードを差し込み、素人臭さが出ない程度にてきぱきと処理し、みごと切符を手に入れることができました。

 東京都内はSuicaで、これは使い慣れているから大丈夫です。JRや私鉄を何回も乗り換えるときは必需品で、おかげでずいぶん楽をさせてもらっています。
 使い始めのころ、スマホのポケットに入れたSuicaを機械がうまく読み取ってくれず、後ろの人に何回か迷惑をかけました。しかし都会の人は慣れたもので、私が引っかかったと見るやぶつかることもなく、瞬間的に直角移動でとなりの改札に入っていきます。その神業を見たいばかりに、もう一度引っかかってやろうかと思うくらいです(しませんが)。
 Suicaについては改札のタッチの仕方にもだいぶ慣れてきました。
 
 

【オンライン・チケット】

  国立西洋美術館の「松方コレクション展」――連休明けなので空いているような、あるいは最終週なので混んでいるような、ちょっと予想がつかない状態で上野に行ったのですが、朝、割と早い時刻に入ったにもかかわらず正解は後者でチケットを買うだけで15分待ちでした。
 しかたないので列の後ろに並んでゆっくり進むと、壁に「オンライン・チケット」のチラシ。オンライン・チケットはコンピュータ購入してプリントアウトして紙で持って行ったことはありますが、スマホからの購入経験はありません。しかしどうせ15分間やることないのです。
 ままよと思いながらホイホイ進んでいくと、途中でカード会社に入るためのIDや暗証番号を入れるところがあって、うろ覚えなので多少戸惑ったものの何とか最後までたどり着けました。その間およそ5分。あわてて列を離れ、柵を越えて入場口に向かいました。
 
 

【駅そばもコーヒーも】

 上野駅で帰りの切符を買おうとしたら公園口の指定席券売機は1台だけ。ここで現金をもってもたもたするのは嫌だなと思ったので、一度練習済みのカード決済。うまくできました。
 さらに移動してなんとか目標の列車に間に合ったのですがまだ20分ほど間があります。昼食も食べてなかったので、まあ駅なかの立ち食いソバでいいやと思ったら、ここの券売機もSuicaが使える。
 ここまでくると意地でもキャッシュレスという気になります。そのあとこれも駅なかのコンビニによって少々おやつを買ってSuica、自販機でコーヒーを買ってSuica、考えてみたら東京に来て以来、一度も現金を使っていません。
 ああ、私でもこれはこれで何とかやっていけるものだなあと感心しました。そして 確かに便利は便利です。
 
 

【なんだ?この感じは?】

  ただ、この虚無感というか、頭や体のはっきりしない感じは何なのでしょう? 列車の運賃6800円と缶コーヒー140円がほぼ同じ感覚で手に入る、何か変じゃないですか? このままだとクレジットカードの限度額ギリギリの買い物にも抵抗がないのかもしれない。

 私はもともとキャッシュレスに懐疑的な人間ですが(2017/11/6「キャッシュレスの時代」~現金のない時代は来るのかな - カイト・カフェ他)、使えることと納得できることの間には多少の乖離があるみたいです。